【第十四回】1st Full Album「赤と青」楽曲解説 「ポイズンチョコレート」編 | GAKオフィシャルブログ「Creation Theory」Powered by Ameba

□「ポイズンチョコレート」

6th single「ポイズンチョコレート」収録

・使用アンプ:
Fractal Audio System社 Axe-Fx Ⅱ XL+ 

・使用ギター:
Schecter Hellraiser C-1

・ギターチューニング:
Drop B

「パニックパニック!」に続くダンサブルロック。
5th sgがかなりパンチの強い曲に仕上がったので、それに負けないテイストを、、と思い制作致しました。
テンポ感においては敢えてあまり差の無いようにと考えていました。
テンポ感の差というのは楽曲の印象を決定付けるかなり重要な要素でもあり、「パニックパニック!」のBPM140という感覚をまだ崩したくない思いもありました。

オーソドックスな4つ打ち曲はある程度作ってきてパターンも自分の中で確立されつつあったので、4つ打ちのニュアンスを保ちながらもそこに"シャッフル"を混ぜ込みました。
「Hysteric Lady」の対極に位置するイメージでした。

リフレインを意識したサビのメロディは、メンバーと"鳥○族"で食事している時に思いつき必死にプレゼンしていた記憶があります(笑)

メインイントロリフに関しては、「悪さ」「毒々しさ」「いなたさ」を念頭におきました。
そこにリードフレーズとしてどこか可愛げのある音色でポップさを打ち出しました。
自分の中で、音の引き出しを特に増やしたい時期でもあったので「普段とは違う事を織り混ぜてみよう」という挑戦心がありました。

冒頭では8弦ギターのチューニングに値するLow F#の音を発しています。
8弦ギター自体はまだ持っていないので、代用としてAxe Fx Ⅱ内のピッチシフターで音を下げアンプ設定を調整して再現してみました。
6弦でのチューニングでは絶対出せない響きです。
最近のラウドロック界隈でも8弦ギターは徐々に導入されつつあります。
特にDjent(ジェント)と呼ばれるメタルの派生ジャンルでは、マストといっても過言ではない程使われています。

Aメロのコード進行、メロディはブルースの要素も取り込んでいます。
メンバー全員、とあるブルースギタリストに師事していた時期もありました。
その時期に得た音楽要素を元に、その片鱗を打ち出してみました。
今でもブルースは大好きで、いつ聴いても心地よい感覚を覚えます。車を運転しながら聴いたりもよくしますね。
自分が弾くギターソロもそれを意識していますし、他アーティストが弾くギターソロもブルースの香りがするものには特に惹かれますね。

普段Purple Stoneの楽曲はラウドでありたいという意思もありつつも、J-POPならではの聴きやすさにもこだわって制作しています。
この曲にはそのこだわりが特に色濃く反映させたつもりでいます。

ブレイクダウン(いわゆる"折り畳み"が似合うパート)やブラストビートなどハードでヘヴィな展開をアレンジに盛り込む事が多いのですが、この曲にはそういった"暴れられる"要素が一切ありません。
2サビ~ブリッジ~ギターソロ~ラストサビ、、といったJ-POP王道の構成を展開しています。
個人的には90年代の懐かしいニュアンスも盛り込めたかなと思っています。

結果的に、"聴きやすいPurple Stone像"を打ち出せました。
そういった意味でもまた新たなサウンドをシングルとして表現できたかなという実感があります。

現在は次なるサウンドスタイルを研究中です。
日々色んなフレーズを弾いたりして、次の作品にふさわしいようなサウンドアプローチを模索しています。
お楽しみに!


第十五回へ続く・・・
ーーーーーーーーーーーーー


PurpleStone公式LINE、始めました!
ライブ情報や最新情報、LINEでしかないお得な情報をお届け予定です!
皆様、「友だち追加」是非よろしくお願い致します!

コチラより↓

QRコードでも追加出来ますので、お友達にも教えてあげてください!