【第十三回】1st Full Album「赤と青」楽曲解説 「嘘つきピエロ」編 | GAKオフィシャルブログ「Creation Theory」Powered by Ameba

□「嘘つきピエロ」
5th single「パニックパニック!」収録

・使用アンプ:
LINE6社 POD HD PRO

・使用ギター
Schecter / Hellraiser C-1

・チューニング
Drop B

keiyaくん原曲によるシャッフル系歌ものロック。
5th Singleを制作していた頃に出来た曲です。
タイトル曲にいいのが出来ないかと皆それぞれがデモを制作していました。
いつもkeiya君はドラム、ベース、ギター、歌がある程度組み立てられた状態でのデモが多いのですが、今回に限っては歌とディストーションギター1本のみというラフな形でした。
各楽器のサウンドアレンジの組み立ては1から任せて頂きました。

サウンドイメージは、「シャッフルメタル」。
尚且つ皆が踊りたくなるようなスウィング感。
これは冒頭のリズムセクションで打ち出してみました。

V系ロックにはシャッフルビートを使った曲が必須・・・だと個人的には考えています。どのバンドも一曲は存在する確率が高いと思います。
「Hysteric Lady」もその延長でイメージして制作していました。
「嘘つきピエロ」に関しては、前者がミドルテンポなのに対して王道路線をついたテンポ感です。
あえてブラスはほぼ使わずギターで先導するような形にしました。
なによりRECが一番苦心した曲です。

通常の8ビートに”ハネ”、”スウィング”という概念が付加する事になるので、カチッと楽器の発音がハマらないとかっこ良く仕上がりません。

イントロのリフ等はメタル直系の刻み方をしています。
ですからこの速いテンポ感で、1音1音はっきり表現するのがかなり難しかったです。
少しでも気を抜くとそこだけ粗がはっきりと目立ってしまいます。
打ち込みにおいても時間はかかりました。

この曲で、多く使ったサウンドと言えば「ピアノ」。
普段はあまり使わない音ですが、鍵盤の中でも「Rhodes Piano」(ローズピアノ)という楽器の音色はすごく気に入っています。


▲Rhodes piano

いわゆる”電子ピアノ”の一種でJazz、Soul、Fusion等のジャンルで多用されています。
いかにも大人の香りが漂う音色で、単体で聴いていても心地よい響きをしています。
spectrasonics社の「Omnisphere」(ソフトシンセ)にプリセットされている音をセレクトしました。

▲Omnisphere


この曲では2番のAメロでその音をはっきり聴く事が出来ます。
メロウでアダルティな印象の音楽も大好きなので、そういった部分も今後どこかで打ち出せたらなと思っています。


話は逸れますが、最近の音楽的マイブームといえばsmooth jazz(スムースジャズ)の音源に合わせてギターソロをアドリブで入れていく事です。
音源と合わせる”一人セッション”です。
Jazzから派生したサブジャンルの音楽ですが、”smooth jazz”とネット上で検索して頂ければ大体どんな音なのか聴く事が出来るでしょう。
僕好みのサウンドを少しでも聴いて頂ければ幸いです。

第十四回へ続く・・・

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