描けるようになってから?!《改訂・再掲》- When can you master it? - | 塾長の日記

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とても大切なことだと思うので、何度でも。



私は、塾生に対して、よくこんなことを言う。

 

 

 

『ただ写し取るのではなく、あなたがどんな絵にするか決めて、“自分の絵”にしていいんだよ。』

 

 

『説明図を描いているのではないのだから。ディテイル(細部)描写のうまさは驚くに値しないでしょ。』

 

 

『省略・簡略化、デフォルメ、にじみぼかし、筆さばき、自然な点景、さりげないパースぺクティブ… 全て同時に勉強していくべきだと思うよ。』

 

『描きゃいいってもんじゃない。描かないことを真剣に考えなきゃね。』

 

 

『時間をかけなくてもいい作品はできる。』

 


『「10年早いよ。」という人は、100年遅れている。』 


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すると、決まって
『それは描ける人が言うこと。

描けるようになってからの話でしょ。』
と言う人がいる。(笑)



そう言う私だって、まだまだ勉強中。

一生かかっても“描けるようになる”なんてことはあり得ないと思っている。

 

なので、

そういう人には、
『描けるようになる…?それはいつですか?』

『人生、あと何年描けるんだろう?』
と聞くことにしている。

 

 

 

一つ一つ積み上げ式じゃないんだよなぁ~




中学から高校までの6年間も英語の勉強をしてもまともにしゃべるどころか解釈もままならない(私も含めて)日本の英語教育は象徴的だ。なぜ、文法が先なのか。“通じる”ことが先じゃないのかなぁ。おかしな話だと思う。

日本の教育制度の弊害なのか、日本人の勤勉+謙虚さゆえの“徒弟制度”的発想なのか。いずれにしても全く現実的ではないと思っている。




面白い動画があったので参考に見ていただきたい。


学びの基本は“赤ちゃんの学び方”が最も合理的で現実的なのではないだろうか?
摸倣して、実践して、失敗して、学習する。その繰り返しこそが一番の学び方だと思う。段階を追って、何が終わったから次の段階と言うわけではなく、総合的に、同時多発的に摸倣して、実践して、失敗して、体得するのが“学び”なのだと思うし、“表現”とはそういう行為の延長線上にあるような気がする。


“描けるようになってから” というのは、難しいことを後回しにしているだけで、決して前向きな姿勢とは思えない。

晒してなんぼ。

恥かいてなんぼ。

 

 

すべて、同時進行で行くしかないと思う。

 

 

 

 

 

例えば、 描くところと、描かないところ・・・

「全部しっかり描き上げること」と 「描かないで成り行きのまま活かすこと」は全く違う思考・テクニック・表現なので、“順番”や”段階”の話ではないのだと思う。

 

 

 

 
 

 

 

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