ミイラの発掘…(笑) - Excavation of a mummy ... (lol) - | 塾長の日記

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水の力を生かして描く透明水彩画の人気が高まっているのを実感している今日この頃です。

 

 
昔、“水彩画”というと鉛筆やペンでしっかりスケッチして薄い絵具を重ねてアッサリ仕上げる“淡彩画”をイメージしたものでした。 
 
 
最近は、水を多用し、にじみ、ぼかし、グラデーションなどを生かした“雰囲気のある”水彩画が世界的に人気があるようです。 
 
 
 
昔の水彩画(“塗り絵”的発想)の延長線上でこの方法をやろうとしてもうまくいかないでしょう。 なぜなら、根本的に考え方が違うので。
 
 
 
私は、にじみ、ぼかし、グラデーションは最初に(ファーストウォッシュで)ほとんど施しておいて、後からネガティヴ・ペインティング(塗り残し)で重要なところを浮き上がらせていくような手順で進めていくのがコツだと思っています。 
 
あるいは、明るいところや鮮やかなところを先 にしっかりと置いて、ぼかし、にじみ、グラデーションを多用して下地 として作り、 乾いてから徐々に暗いところを描いて重要な部分を塗り残して 掘り起こしていく 感じ。 
 
 
なんだか、ミイラの発掘作業にも似ている気がします。
 
 
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ファーストウォッシュ…。
 
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“塗り絵” でなく “塗り残し絵”…

 

 

 

 

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《予告》

■笠井一男 水彩画展 - 兆(OMEN) -

My Solo Exhibition in Aoyama Tokyo

4月12日(木)~18日(水)
青山・ ギャラリーコンセプト21

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昨年の個展風景 

 

 

■受付中! 催行決定  残りわずか

『笠井一男講師 水郷はりめぐらされた近江商人の町 近江八幡 3日間』   

5月11日(金)~13日(日) 
お問合わせ; クラブツーリスム 03-5323-5590 

 

 

 

 

■受付中!
笠井一男と行くアドリア海の真珠とエキゾチックな古都
2018年5月22日(火)~5月31日(木)

   

お問合せ; ㈱トラベルプラン  担当;田中、大隅
TEL; 03-3561-5050
お1人での参加も全く心配はいりませんのでお気軽にお問い合わせください。

定員20名になり次第締め切りとなりますので、ご興味のある方はお早目にお問い合わせください。

 

 

 

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