私の大学時代の先輩、藤田政利さんの個展が今日までだったので、行ってきました!
私は今では水彩画の絵描きをやっていますが、大学では工芸科で“鍛金”を専攻していました。鍛金とは金属を鍛えてモノを作る伝統工芸の技法です。簡単に言ってしまうと“鍛冶屋”ですね。
まさに、刀鍛冶のように鉄を赤く(白く)熱してハンマーでたたいて形を整えて行く手法です。
藤田さんは大学時代から一貫して鉄の鍛造による作品作りを続け、多摩美でも教鞭をとりながら素晴らしい作品を発表され続けています。
ギャラリーに着いたらいきなり懐かしい人(川俣さん)がいて30年以上ぶりで話ができました。これも個展訪問の楽しみの一つです。
場所は千代田線の根津の駅から少し歩いたところ。芸大からも歩いて行けるところです。下町の雰囲気が残る落ち着いた雰囲気があります。
ギャラリーTENもいい雰囲気の風貌で、内も落ち着いたいい空間でした。
鉄をたたいて作ったとは思えない“柔らかさ”
そして軽さ。まるでカモノハシが空を飛んでるようです!
カモノハシが泳いでいる姿が可愛い。鉄で水の中や映り込みを表現している…。
鷺が映ってる…。
影もまた作品を引き立てます。面白い!
藤田さんとしばらくお話ししてから駅に向かっていくと、おいしそうなにおいが… 昼食がまだだったのでカレー屋さんに入りました。
店主の方と話しているとギャラリーの話になり、実は、このお店も芸大生に無償で発表の場を提供しているのだそうです。確かに壁にいは絵が並んでします。しかもアルバイトも大半が芸大生なんだそうで、全面的に貧乏画学生を支えてくれているとても優しい方でした。
カレーもこだわっていてとてもおいしかった。ちょっと辛い“赤カレー”がお勧めです!
その後、日本橋の三重テラスでやはり今日まで開催の「SUZUKAから始まる モータースポーツ・アート展」に行きましたが、ちょうどトークショーのさ中で絵が見れなかったのです。残念…
でも、出品作家でFB友達の小川和己さんとお話ができ楽しいひとときを過ごしました。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
好評発売中!
アマゾンでも受付中
新刊本
『水彩手順トレーニング 実例 全スタイルとレッスン』
(グラフィック社刊)
初のデモンストレーションDVD 『KAZUO KASAI in HAVANA』をご希望の方は、メールでお申し込みください。送料はご負担いただきます。ご理解ください。
info@y-gajuku.com
中身は、こんな感じです。(見本)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
好評発売中!
『 水彩風景 プロの手順 - なにを・どの段階で描くか - 』
(グラフィック社刊)
B5(257mm×182mm) 112ページ(オールカラー) 定価;1,890円(本体1,800円)
個展に出品した作品もプロセス(制作過程)付でたくさん載っています!
こんなプロセスページが満載です。
合わせてこちらもどうぞ。
『透明水彩 シンプルレッスン - 水の力を生かして描く - 』