ロスト・フライト
★★★★☆
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あらすじ
主人公はベテランパイロットのトランス機長(ジェラルド・バトラー)。年末年始の休暇を一人娘と過ごすため(母はすでに他界している設定)、休暇前最後のフライトでブレイザー119便とともに空を飛んでいた。フライトは順調だったが、嵐を通過する際、落雷の被害に遭い電子機器系統が不能。通信も失いコントロールを失った機体はそのまま、フィリピンのスールー諸島に位置する孤島、ホロ島に不時着する。
しかし、不時着したその島は反政府の武装集団が支配する無法地帯だった。果たして、トランスは乗客を守りきれるのだろうか、的な内容。
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アマプラで視聴。
最近はFF7リバースをやるかアニメを見るかしかなかったので、ここらで一息それらしい映画でも見ることに。ジェラルド・バトラー、わりと好きですしね。
さてこの「ロスト・フライト」(原題はPLANE)
意外にも良作だった
総じてテンポが良い。
冒頭の飛行機シーンがメインではないため、あっさりとフライトを始めながらも、乗客や送還される殺人犯+監視役、クルーに至るまでを1人1人軽くキャラ立ちさせており、これが後に活きてくる。ホロ島に不時着するまでの流れは派手さこそないものの「実際にありそう」で臨場感あるし、ホロ島を脱出したあとの神技緊急着陸シーンも結構作り込まれててインパクトがあった。
おそらくB級映画って扱いなんだろうけど、それでもこのクオリティ…技術の進歩ってすごいな~と。
テンポが良すぎて中盤以降、乗客が人質となり村に連れ去られ助けにいった以降が急ぎ足だったのが少しだけ残念。殺人犯だが無法地帯では超頼れる男、ガスパールのバックグラウンドがもう少しあれば一層深みが出てよかった。ラストではこのガスパール、助けに来た傭兵部隊の金を強奪し立ち去るが、その後が全く映し出されておらずどうなったのか単純に気になる…。
あーそういえば、銃撃戦のシーンでめっちゃかっちょいい銃があった。とんでもねー威力で車貫通して陰に隠れてる敵がふっ飛んでた。これ見たときは笑いましたわ。あと敵ボスがあろうことか飛行機の車輪に轢かれるというレアな最後を迎えたのも斬新だった。
とはいえ良作でっす
暇な方はぜひどうでっしゃろ?