【アニメ】幼女戦記(1期、劇場版) | 別冊! LGdS

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FORZA INTER

 

幼女戦記(1期、劇場版)

★★★★★

 

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あらすじ

21世紀初頭の日本。徹底的な合理主義者でエリートサラリーマンであった主人公は、同僚の逆恨みで命を落とす。死後の世界、創造主を名乗る存在Xは主人公のリアリストな言動と無信仰を咎め、戦乱の世界で苦労して反省し信仰を取り戻させるとし、孤児の少女であるターニャ・デグレチャフとして別世界に転生させる。

 

転生した世界は魔法技術が存在するものの、大まかに20世紀初頭の欧州に似た世界で、自身が生まれ育った「帝国」は技術大国だが経済が低迷しているうえに周囲諸国と外交的・軍事的問題を抱え、数年後には大戦に至る様相を呈していた。前世の記憶を維持したまま転生を果たしたターニャは、天性の魔導の才能から幼くして徴募されることとなり、それならばと士官学校へ進むことを選択する。前世の記憶を活かして軍人としてのキャリアを積み、安全な後方勤務で順風満帆な人生を送ろうと目論むターニャであったが、思惑は外れ、大戦の最前線に送り込まれ続けることとなる。

 

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アマプラで視聴。

原作はもちろん知りません。

 

なにこれクソ面白い

あまりにも面白くて、2日でアニメ12話と劇場版(約90分)を一気に見てしまった。

 

ジャケットだけ見て「頭だけは良い破天荒な主人公によるしょーもない戦争ゲーム?みたいな」イメージがあったが、まさかの異世界転生モノで、ちゃんとした戦争アニメだった。

 

時代背景的に言うと100年ほど前のヨーロッパか。主人公であるターニャが生まれ育った帝国ってのは間違いなくドイツのことを指しているものと思われる(年代的にはナチスとは無関係っぽい)。

 

 

転生に至るまでの流れも面白いし、存在X(神)に抗いたい反面、なぜか前線に送り込まれ続ける幼女ターニャによる「どうしてこうなった」感。無駄な回想シーンも1つもなく、非常にわかりやすくスピーディーに展開される真面目な戦争ストーリー。(ついでにヴィーシャちゃんが可愛い)

 

とりわけ戦闘シーンなんかは進撃の巨人に匹敵するレベルにあり、特に劇場版の「ターニャVSメアリー」はその背景、設定に至るまで完璧。普通にアニメ史に残る戦闘シーンだと言っても過言ではない。

 

さらにこのアニメ、OP曲からED曲といった点も抜かりはない。OP曲はリゼロやオーバーロード等でも歌っていたMYTH&ROID(ミスアンドロイド)による【JINGO JUNGLE】、EDにはターニャ役を担当した声優・悠木 碧による【Los!Los!Los!】、前者は関連動画再生数2000万回以上を記録しており、後者に至っては1億再生に迫る勢いで今もなお聴かれている。どちらもアップテンポなナンバーだが、普通にかっちょいい。

 

つまりどこをとっても神アニメ、そして2017年に放送(劇場版は2021年)されていたにも関わらず先日まで「見ていなかった」「知らなかった」という自分の恥ずかしさね…

 

 

当然、2期もあると思って調べてみたら、2期の製作は2021年の劇場版の直後に発表されているものの、2023年の現在に至るまで続報が何もない状態らしい。(めちゃめちゃ時間かけて製作してるのかな…)

 

もちろん満点評価です。

ただただ、今まで知らなかった自分を恥じてる…