ゴブリンスレイヤー
★★★☆☆
アマプラで視聴。
2018年に放送されていたアニメで、今回は2020年に放送された3話からなる追加エピソード?みたいなものも含めたレビュー。ちなみに今年に2期の放送が決定している。
あらすじ
主人公はゴブリンスレイヤー。過去にゴブリンにより家族を失ったからのか(適当)、冒険者ギルドに所属しながら仕事の規模、報酬問わず1人でゴブリンだけを討伐し続けている。そこに女神官の少女がギルドに新加入。当初、女神官は他のパーティーに誘われ冒険に勤しむも、彼女以外のパーティーがゴブリンに襲われ全滅。そこをゴブリンスレイヤーに助けられたことで、行動を共にするようになる。
以下、気になった点
(※ネタバレ有り)
基本、登場キャラ達に名前がない。そしてそこに違和感をもってこさせない台詞選びはなかなかすごいなと思った。ゴブリンスレイヤーなんて、自らゴブリンスレイヤーと名乗っているのに後に仲間になるエルフの女からは「オルクボルグ」、ドワーフのおっさんからは「かみきり丸」、リザードマンからは「小鬼殺し殿」と好きに言われている。
その他、エルフやドワーフ、リザードマンの3人衆もそれぞれ、言いたいように互いを呼んでいるためめちゃくちゃなんだが、なぜか会話を聞いてると誰のことを指しているのかがわかる不思議。
だが、それでキャラ立ちが成っているかどうかはまた別の話。正直名前ないのにすごいな~と思いつつもキャラそれぞれの作画含めた個性がどうも薄っぺらい(女神官はかわいいんだけど・・・)。戦闘シーンなんかは魔法が使えるキャラがいるにも関わらず、ゴブリンだけが敵だからなのかどうにも地味で迫力に欠ける。
主人公のゴブリンスレイヤーも過去に何があったのかその全容が明らかにされていないが、基本は無口で必要なことしか喋らず、ず~っと兜&鎧姿のために表情すらわからない。他のキャラも女神官の少女以外はどうにもモブ感が強い。
ストーリー、設定は面白い。
他作品、ゲームなんかでは雑魚キャラの筆頭として上げられるゴブリンだが、群れを成した際の恐ろしさや獰猛さ、狡猾さなんかにスポットライトをあて、とにかくゴブリンだけを巧く全面に押し出している。
ただ登場人物に名前がない、主人公は顔を隠した兜&鎧姿であまり喋らない、敵はただひたすらゴブリンだけという、拘りと他作品との差別化を貫き通そうとしすぎてバラエティ性に欠けてるような。
逆に個性豊かな主人公だったら、敵がゴブリンだけじゃなければ、とか色々考えてみたけども、それだと一気にクソつまらないアニメになるんだろうな~と思ったり。難しいっすね。
なんかわけわからんこと言ってますが、
悪くはないけどそれほどでも…
といった評価しか現状は出せない。
2期もとりあえず見てみます。