こちらは二人目のジャイアン 新アルバム「Keep On Music」から【追憶の体温】の世界観の中で別視点から書かれた超短編小説です。

ぜひMVをご覧になってからお読みください。

 

YOUTUBEに飛ぶ →→→  MV 追憶の体温

 

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あるライブハウススタッフの日常

 

ライブハウスのバイトを始めて半年。決して時給が良いとは言えないけれど、まあ楽しい。やっぱりライブは好きだし、働いている先輩もわりと親切だ。

 

自分がバンドをやってる事もあって選んだバイトだけど、それなりに気に入っている。それなりに、っていうのはやっぱりしんどい事もあるから。おっかない出演者の時は最悪だ。ついてきたスタッフが感じ悪いなんて事もある。あと、ちょっと違うんだけどジャンルが自分にとって縁遠いなんてときは、本当はそんな事言っちゃいけないが、厳しい。

まあライブハウスなんて閉じられた空間の割りにいろんな人が集まってくるんだよって話だ。だから楽しいのかもしれない。

 

 

・・・その中でも変わり種っていうのは印象に残る。

 

 

バイトのシフトは基本的に月ごとに決められるんだけど、意外と融通が利く。融通が利くって事は誰かがサポートしてくれている訳で、当然持ちつ持たれつだから自分も気を利かす。店長からメッセージが入ったのも、そういう事を求められていると最初は思った。

 

― おつかれ。明後日なんだけどさシフト入ってたよね? -

 

― はい。なんかありました? -

 

― 昼じゃなくて午前中から入ってもらえる? -

 

珍しいな。すぐそう思った。アイドルの昼イベントやテレビの収録なんかがある時は確かに早くの出勤になることはある。

(・・・明後日?何があったかな?)

 

軽く記憶を探りながらメッセージを返す。

 

― 大丈夫すよ。昼イベとかありました? -

 

文章を打って送信した瞬間に思い出した。結構早い段階に抑えられてたイベント。そう、まさに変わり種を。

 

電話を受けたのも自分だった。このバイトを始めたばかりだったから印象に残っている。とても暗い、聞き取りづらい声で。半年後。つまり明後日の3月○○に箱(※ライブハウスの事)をレンタルさせてほしい旨、そしてそこで

 

独り舞台をやるという事。

 

そう伝えられた。

詳しい事はそこから店長にバトンタッチしてしまったのでわからないが、彼の願いは叶えられた。この半年特に告知もする訳でもなくスケジュールには

 

ホールレンタル

 

と記されてきたわけだ。よくわからないのだが、その独り舞台を行う方は集客などにはまるで頓着してないようだった。思い返していると軽快な音が鳴ってメッセージが届く。

 

― 完全にゲネやりたいんだって(※通しリハ)。 -

 

げ、面倒。マイクとかどうすんのかな。セット図とか来てたかな。というか客来るのかよ。様々な想いが頭をよぎったけれど、全力でOKを振っているお気に入りのキャラクターのスタンプを返してそれに関しては考えるのはやめた。

 

 

 

 

 

「おはざーす」

 

「おいっす」

 

「早いっすね」

 

「早いな」

 

「眠くないっすか?」

 

「半分は寝てる」

 

恐ろしい位実のない会話をしている先輩は意外と気が合う。彼もバンドマンだ。というか今日出てきているスタッフは皆バンドマンだ。

 

「今日女子いないんすね。」

 

「そんなこともある。」

 

舞台が俺たち二人。もぎり(受付)とバーカウンターが二人。PA(音響)照明で二人。そして店長。見事に男ばかりだ。全員バンドマン。普段は半分くらい女子がいる。そして舞台担当が二人体制なことは珍しい。

 

「なかなかですね。」

 

「未来に溢れているだろう?」

 

栄えあるバンドマンの未来に想いを馳せながらドラムやアンプなどをばらし、先輩が先にやっていた仕事を手伝っていく。今日は使わないらしい。

 

「セット図とか来てたんすか?」

 

「マネージャーさんから届いてたらしいよ。今日は演者さん一人でいくのでよろしくです、みたいな。なんかそれで舞台が二人になったらしい。」

 

先輩がそんな事言いながらセット図をヒラヒラと見せてくれる。受け取ると手書きをFAXしてきたようなA4サイズのオーダー票がある。

 

「机に食器・・・。マフラー、靴下?マグカップとかありますよ。これ完全に舞台っぽいっすね」

 

「なんか靴下とマフラーは当日持ち込みますって書いてあるけどますますよくわからんな。なんでうち(ライブハウス)でやるんだろ」

 

俺たちが片づけている間に照明もシュート(照明合わせ)や音響のマイクチェックなど準備は進んでいた。

 

そんな時だ。単純に驚いた。

 

 

演者さんがもう来ていた。というか楽屋から出てきた。

 

うちの箱は位置的に入口、フロア、ステージとなっている。そしてステージの裏手にある楽屋に入るには、フロアを通るしかないのだ。フロアを通りステージの左手を抜ける。裏口のない我が店においてスタッフだれにも見つからず楽屋に入るのは至難の業だ。見かけられたのなら必ず挨拶されるから。楽屋に入ってさえしまえば、扉一つでステージには上がれるのだが。楽屋までは息をひそめてきたのか。俺がそんな想いを抱いた事など関係なく(当たり前だが)、その演者さんは出てくると、一輪の花をステージの端に置いた。そしてステージを中央へ振り返った。

 

(なんだか幽霊みたいだ。)

 

俺がそんな風に演者さんを観察していた瞬間に先輩は話しかけていた。

 

「お疲れ様です。よろしくお願いします!机とかどうしますか?」

 

高いマウンテンハットを被って黒縁メガネ。カーキのトレンチを羽織り、赤のマフラーをまいた姿はなんていうのだろう、お洒落なのだが、少し奇妙だ。何だろう、違和感というのだろうか。

 

 

「はい・・・。オーダー票に書いてある通りに・・・」

 

それだけ言うともう用はないとばかりに目を反らし、俺たちに一礼した。気難しい、神経質そうな印象を受けた。電話で箱に予約を入れた時の声と同じとも、全く違うような気もする。あの時はとても聞きづらい暗い声だとしか思わなったが今は良い声だと感じる。

 

そして、違和感の正体にも気付く。着ている服がポップなんだ。勝手な先入観だが。感じた性格と服装にギャップがある。服に着られている感がある。

 

「おい、行くぞ」

 

先輩に促されフロアから椅子や机。先に送られてきていた食器やマグカップをステージに配置していく。彼は靴下をまるで今脱いだかのようにステージに置いていた。そしてマフラーもはずし、置く。今度はそっと置いていた。

 

そうして彼は楽屋へと戻った。

 

オーダー通りに並べ終えたステージを確認してみる。上手(客席から見て右側)の前後に靴下とマフラー。下手の前後に椅子にマグカップ。机に食器。

一応ばみり(位置などがわかるようにしておくテープ)を貼ってフロアに降りる。

 

 

彼が楽屋に戻り、少し手持ち無沙汰になった。照明やPAはなにかまたチェックをしているようだ。一応声を掛けてみる。

 

「なんかやる事ありますか?」

 

二人から特にない、とジェスチャーで反応をもらったからちょっと休憩だ。空いた時間でせっかくだからあの気難しい人を調べてみよう。スマホを出す。

 

名前は根谷真一。当たり前なんだろうけど、職業は俳優。おお、結構ドラマとか出てる。全然知らないなあ。テレビとか見ないからなあ。CMも出てるな。舞台も結構やってるのかな?

 

・・・結構前に舞台は辞めてるなあ。最近のは書いてないのかな?

 

「今日座りだってよ。」

 

顔を上げるとうちのバイトでも一番長い先輩がいた。スカが大好きな年下の先輩(と呼ぶのは少し癪だが)のやつはもう椅子を運び始めていた。

 

スマホをしまって自分も動こうとしたら根谷さんが楽屋から出てきたのが見える。黒のシャツに黒のパンツ。そして黒のブーツ。

 

(衣装かな。リハで?)

舞台では照明の当たり具合を確かめるためにメイクも衣装もしっかりしてからリハをする、なんて話も聞いた事もあるが。個人的には根谷さんらしいと思い、そしてさっき知ったばかりの人に根谷さんらしいもないな、と考えると口角が自然に上がる。

 

彼はゆっくりとステージの中央にくると、全体を確認するように見渡した。そして先ほど置いた花を拾い上げる。

 

メモのようなものがこぼれる。

 

彼は拾い上げる。

 

とても大事そうに見つめている。メッセージカードかな。

 

「早く並べろって」

 

やべえ、完全にさぼっていた。慌てて椅子を並べる。根谷さんはステージから降りてくと最前列の真ん中の椅子に花をおいた。よくわからないけど、多分赤いバラ。

 

予約席かな。後で聞いておかないと。

 

椅子を並べるついでにのぞき込むとメッセージカードが見える。

 

― いつもありがとう。これからもよろしく。 -

 

そして真を○で囲んだサイン。手書きだ。奥さんにかな。奥さんも女優とかだったらあがるな。あとでまた調べてみようかな。

 

「リハ始まるってよ」

 

先輩から声をかけられる。

 

「俺ら何すればいいっすかね。」

 

「とりあえず見てようぜ。必要な事あったら声かけるってさ。」

 

どうやらライブハウスで舞台をするのも初めてで根谷さんも勝手はわからないようだ。とりあえず邪魔にならないように、先輩と俺は袖とフロアの奥の様にはける。

 

 

 

 

ステージの真ん中に立つ根谷さんは花を見ていた。結構な長い時間。そして口を開く。

 

「ごめんごめん、すぐ片付けるよ。」

 

良く通る声だ。一応集音マイク立てているようだが、生の声でも十分うちの箱くらいでは響く。

 

彼はそう言って靴下を拾いにいく。

 

「どうしても脱ぎ捨てちゃうんだよなあ。え?わかってるよ。マフラーも拾うって。ちゃんと大事にしてるよ。元々君のなんだから。」

 

そういって今度はマフラーの場所へ移動する

 

腰をかがめ手を伸ばし、拾い上げ、そして何かを思い出すかのように静止した。

ゆっくりと姿勢をもとに戻すと、またフロアの最前列の椅子の上にある花を見る。

 

(いや、違うな。)

 

視線が少しだけ高い。花が置かれた椅子を見てるようだ。

 

視線をフロアの方からマフラーへと戻すとゆっくりと顔をうずめ、

 

「いつでも返すって。」

 

そう言いながらマフラーをまいた。返すつもりないじゃん。心の中で突っ込む。

 

「食器は流し台においておけばいいよね。いや、今日はたまたまだよ。洗い物はしとくからさ!得意気になんていってないよ。いつも感謝してるよ。とにかく後でやるから置いておいて。」

 

部屋なんだな。そして奥さん、かな?奥さんに怒られてるんだな。わかるわー。片づけられないよな。

 

下手の椅子の所に移動してマフラーを椅子に掛ける。

 

マグカップを持ち上げて空中を見つめる。

 

じっと見つめて、

 

「ありがとう。」

 

彼はそう言った。珈琲いれてもらったのかな。

 

 

どうやらストーリーというかお話的には根谷さん、というか根谷さんが演じている役である彼とその奥さんの話のようだ。日常の一コマ一コマを再現している。ちょっと変わってるのはBGMが一つのバンドという事。

 

「二人目のジャイアン」

うちにも時々出演するバンドだ。正直こういう日常系の舞台には音はあってない気がする。何か繋がりがあるのか。

 

とくに何か自分がすることもなさそうだし、本番でも見るのだからそんなに真剣に今見る必要はないな。ちょうどステージから俺は見えないからちょっとSNSでも覗いてみるか。確か好きなバンドの新譜も近かった筈だ。

 

そうやってポケットのスマホに手を伸ばし、目線をずらした。

 

視界の隅に白いものが通った気がした。慌ててフロアを見る。誰もいない。ステージでは根谷さんが(おそらく)奥さんとデートしていた。

 

「俺にはこんなの似合わないって。わかったよ。着てみるよ。」

 

「これなんていうの?マウンテンハット?でかくない?」

 

そんな事言いながら試着している。勿論演技でだ。ただ、俺は今日根谷さんが箱に入った時に来ていた服装を思い返していた。

 

(これ、根谷さん本人の話なのかな。)

 

舞台は進む。平凡な、幸せな、そしてどこか寂しい舞台。

 

特別な事をしている訳じゃないのに、根谷さんの演技なのか。もちろん演技なんてわかる訳じゃないけど、それでも要所要所引き込まれてしまう。

 

あっという間に1時間以上経っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

リハを終えた根谷さんは私服に着替え直すと

 

 

「本番前にまだ戻ってきます…」

 

と舞台の上とは全く違う覇気のない声で箱から出て行った。

 

 

フロアに戻ると椅子の上の花がない。

 

予約席でなかったのか?ちょっと不安になったので楽屋にむかう。一人だけだからか荷物は殆どない。見渡す。花は見当たらない。

 

スタッフの皆にも聞くけれど誰も動かしてはいない。根谷さんの連絡先は誰も知らない。仕方ない、まだ遠くまでは行ってないはずだ。

 

階段を駆け上がる。多分駅の方だろうと振り向くと根谷さんはぼーっと立っていた。

 

(なにしてるんだ?)

 

そう思ったが、居てくれたことは好都合。

 

「根谷さん!」

 

名前を読んで走り寄る。根谷さんもゆっくりと振り返る。

 

「すいません、花なんですけど根谷さん持っていかれました?誰も見てないうちに無くなってしまっていて。もし必要でしたら近くに花屋もあるのですが」

 

そこまで一気に話したら根谷さんが少しだけ目を見開いているのが分かった。

 

「いえ・・・。それで、そのままで大丈夫です。予約席だということがわかる様にだけしてください。」

 

「わかりました。」

 

「まだ、なにかありますか?」

 

 聞きたい事があって思わずじっと見てしまった。反応したように眼鏡の奥の茶色瞳が俺をのぞき込む。

 

 「いいえ大丈夫です。よろしくお願いします!」

 

俺がそういうと根谷さんはゆっくりと大通りへと歩いて行った。少しだけ、それを見つめて俺も箱へと戻った。聞きたい事、確かめたい事それは一つだ。

 

― この舞台はアナタ本人に起こったことですか? -

 

でもその言葉は飲み込んだ。失礼だと思ったし、何というのだろう、聞きたくなかった、という表現が一番近かった。彼の今日の舞台は、きっと儀式みたいなもんだ。それを乱したくはなかった。

 

よし、と声に出して階段を降りる。花はどうなったんだろう。あり得ないんだけど持っていってくれたなら、見ていてくれたのなら、良いな。根谷さんの舞台の最後のセリフをを思い出しながらそう思った。根谷さんにはきっとバンドが見えていたんだ。多分奥さんと一緒に。

 

 

 

「君の荷物を整理する日が来るなんて思ってもみなかった。

こんな音楽が好きだったんだね。CD見つけたよ。

ライブに誘われたこともあったね。

チケットの半券が残っていたよ。一緒に来ることができなかった。

だから約束を果たしに来た。やっとここに来れた。

 

 

またコーヒーをいれてくれないか?

あと服を一人で選ぶとどうしても黒になってしまうんだ。

 

追憶の中にしか体温を感じれないのは・・・嫌だから。

 

花を買ってきたんだ。受け取ってくれるかい?

いつもありがとう、これからもよろしく」

 

 

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元々はこの夫婦の話を書いていたのだけど、なんだか撮影中にあのスタッフの視点面白いなあと思い、急きょ主役が変わりました。

 

うちのドラマー、Yocoさんです。なんか撮影の際、すげえ良いキャラだったのでこんな感じになりました。撮影中はずっとコンセントの数を数えるとか全然仕事してくれなかったんだけど、話の中では凄い敏腕です。現実のYocoは敏腕です。このスタッフさんはずーっとコンセント数えてました。

 

初のバラードMVとても楽しかったし、刺激的でした。

楽しんでもらえたら嬉しい。

 

主演の大野さん、奥さん役のNobby。

ヘアメイク 山中さん、あきえさん。

横浜ベイシスたいがさん。

そして撮影監督といいながら俺の足りない所を全部助けてくれているChika Oritoさん。

 

本当に助かりました。この作品を世に出させてくれてありがとう。

皆のおかげです。

 

 

Masa

小西透太と森西亮太とイッペイのサクラメリーメン。

最高のポップメロディを聞かせてくれる大好きなバンド。

 

俺たち二人目のジャイアンにとって欠かす事の出来ない大切な仲間だ。

 

奇跡のような時間や夢のような楽しい景色を共に作り出した記憶は今も色あせない。

 

透太は弟のような存在だが、その作曲の力。歌力。人の心に触れるような歌詞、そして物語を作り出す大好きなボーカリスト。

 

亮太はまさに二人目のジャイアンとサクラメリーメンが繋がった理由そのものだ。ドラマー、仕掛け人としてもだが何より彼はチャレンジャーだ。マルチであり、夢と情熱にあふれる男。最高だぜ。(画像は伝説の漁船)

 

 

イッペイが療養のために活動をお休みし、二人で歩き始めたとしてもその素晴らしいメロディセンスは変わらない。

いまだにちょっと寂しいのはある。でも俺なんかよりずっと応援していたファンの人や歩んできた二人のほうが、きっとそうだから。

歩んできた道を懐かしむのではなく、これからも最高を共に作り出したい仲間だ。

 

 

 

 

そんな彼らがアコースティックのアルバムを会場限定でリリースする。

 

 

今までの曲から厳選されたセルフカバー6曲+新曲2曲。

 

『acomeri01』

 

先に聞かせてもらった。

 

本当に良曲揃い。アコースティック、いや、オーケストラに聞こえる世界観。

ハーモニーの心地よさ。シンプルだからこそより際立つ美しいメロディ。

 

「そう来たか」

 

きっとサクメリ好きの人だけじゃなく沢山の人の心に寄り添う一枚だ。

 

レコーディングにお邪魔して、完全に雑談でRECをストップさせたのが懐かしい(迷惑)。

 

 

そして個人的にどうしても聞いてほしい一曲が入っている。

 

超個人的にだ。

 

6曲目の「パラレルワールド」

 

喜びに溢れながら切なさが追いかけてくる。

 

ぐっと胸が締め付けられるのに光が差し込む。

 

聞いてもらえたらわかると思う。やばいよ。

 

 

 

すこし悩んだり、歩いてきた道に疲れた時、コーヒーなんか飲みながら聞いてみて。

きっと背中を押してくれる。

 

会場限定発売だからぜひお近くのLIVEでGETしてみてくれよ。

 

詳しくは ⇒ HP特設ページ

 

そんな彼らがツアーを終えパワーアップして今度は俺たちのツアーに参加してくれる。

最高じゃないか。また楽しいやつやろうぜ。

楽しすぎて涙が出るなんていう、幸せな時間を皆に届けよう。

 

 

 

 

 

子供の頃、身体が弱い俺はすぐ熱を出していた。高熱を出すと、

 

「巨大な建造物をレゴブロックで作らなければいけない」

 

という謎の刑罰のような夢を見続けて、恐怖に震えていたのを思い出す。

震えていたのは主に悪寒だったのだが。

 

それと同時に古いアニメの曲が詰まったカセットを聞いていたことも思い出される。

それこそドラゴンボールやドラえもんといったメジャーどころからマイナーまで。

 

そこに一曲、いまでも本当に好きな曲がある。

「スターダストボーイズ」という影山ヒロノブさんの曲だ。

シャッフルのウッドベースで大人なアレンジで歌詞も皮肉気。

後から考えると俺相当影響受けてると思うんだけど、子供の頃はずっと誰が歌ってるかも知らず、

なんならなんのアニメのテーマかも知らなかった。

 

「超かっけー!」

 

子供心に思っていた。

 

途中で「宇宙船サジタリウス」というアニメだと知りイメージと全然違って妙に落ち込んだことも合わせて思い出す。

子供なんて勝手なもんだ。

 

あれから年月は流れ、まさかの俺はミュージシャンになっていた。

そして盟友であり「ジャンルがない俺たちが1位をとってやろうぜ!」というプロジェクトを成し遂げた

FUNKISTが「絶対なにかが起こるから!」と繋いでくれたDJダイノジさん。

ダイノジが「二人目のジャイアンはこういうとこだと思うんだよね」と送り出してくれた肉フェス。

肉フェスで俺たちが演奏している時に「勝手に身体が踊っちゃったよ!」と友達になったRAB。

 

そしてリアルアキバボーイズがアニソンでダンスバトルをする大会を開いている。

そのテーマソングを良かったら書いてくれないかと。

 

じゃあ、リサーチだ。見に行ったよね大会。

1対1じゃあない2対2のやつ。「あきばっか~の」という大会。

そしたら、すげえ楽しそうなの。曲が流れるたびに「待ってました!」

みたいにまず盛り上がる訳よ。良いよね、そういうの。本当にポジティブ。

かなりもらった。

 

最初はリアルアキバボーイズを考えながら歌詞も書いたわけよ。

でも社長のけいたんから

 

「アキスト」はジャンプみたいな大会なんです。努力、友情、正義、みたいな。

1対1で戦って、関東予選で決勝で負けた人が北海道予選に再エントリーして、勝ち上がって。

決勝大会の決勝でまたぶつかって逆転優勝する、なんてストーリーもあるんです。

 

なんて聞かされちゃあ、エネルギーもかなりもらったからそりゃあ書き直すよね。

そうしたらいい感じになるよね。

 

映画の主題歌にも選んでもらえたよ、ありがたい。

 

俺はさ、物事をジャンルであまり捉えられないから、アニソンも音楽の一種で。

音楽をあんなに楽しそうにしているのを見るのは本当に嬉しいよね。

 

とは言えさ、もうちょっと知りたいなあと思ったわけよ。

俺、今のアニソンわからないから知りたいなと。

 

じゃあ、せっかくだからバンドでやってみようぜとやってみました。

 

 

楽しいよね!

7、3分けにしてがっつり固めて白黒にしたら謎のモヒカンみたいになったけど、それもまたご愛敬。

 

動画もちょくちょく上げていこうかな。楽しい事、好きなものを全身で表現していくぜ!

 

今週は山形でソロライブ。席は埋まっちゃったみたいだけど、立ち見はまだいけるのかな?

もっともっとパンパンにしたいからぜひ。

 

そして来週ようやくバンドでLIVE!やつらが日本に返ってくる!

ROXY ROCA!

FUNKな夜を!

さらに翌日は高円寺でたいよう祭り2!プロレス×エンターテインメントだ!

詳しくは二人目のジャイアンHPのLIVEから見ておくれ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

W杯盛り上がっております。

 

日本代表、決勝トーナメントまずはおめでとうございます。

 

賛否両論凄いよね。

残り10分。攻めずにボールを回して、コロンビアVSセネガルの結果に賭けた。

 

負けてるのにそれでいいのか!

プロとしての仕事を成し遂げた!

 

予想通りというか、多分代表の人たちが一番わかってただろうけど、1日明けてもなお、色んな意見が出ている。

 

んで、俺が考えたいのが、実は色んな問題が内在していて、結果一つの答えを出すのが困難である。

という事を放り出して感情論になることが多いんだ、という事。

 

まあ、俺なんてサッカーのサの字もわからずサッカーに対して語れることなんてないので、そこではないという事を先に名言しときます。

単純に分けて考えていこうという事。考察開始!趣味だよね。

 

A好意的な考え

①プロは結果が全てである(という考え方が主流である)。

 

これは「結果」をどういう風に見るかで変わるのだけど、サッカーが好きな人、言わばコアファンにとっては内容も結果の一つ(良いプレイ、感動する試合など)だけど、ライトなファン、またはファン予備軍、その他の人にとって結果とは文字である。

優勝、BEST4などわかりやすいもの。来年の今頃、昨日のプレーを話しているのはきっとサッカーが好きな人たちだけであろうから(これは勝手な予想)、決勝トーナメント進出というワードは必須である。

決勝トーナメント進出が大目標であった日本にとって昨日のプランが一番現実的(a)だと監督が判断した以上、そこに従うのがプロであろう。

 

(a) 日本の実力はグループでも下位であり、あそこから点を取りに行くとイエローカード、または失点により予選敗退の確立が高いとチームは予想した。

 

②W杯の中で互角に戦うのは現状厳しい。その中で工夫しつくした。

 

日本は格上と戦う上で、ルールを遵守(尊重して良く守り)して勝ちの目を拾った。ランキング8位のポーランド相手に、集中を切らさずボールを回し続けることは決して楽ではないはず。80分近くあの状態まで持ってこれたが、あと1点でも失ったり退場者を出していたらあのプランは取れなかった。

 

素人の俺が見ても明らかに第2戦までと悪い意味で動きが違った(ように見えた)。それが正しいのならばチーム作りが間に合っていないという事だし、それでもなおポーランド戦を6人替えたのは「余裕から」ではなくて「必要性があった」からであろう。

つまりスタメンの大幅な変更は「工夫」でなく「苦肉の策」なのではないか。疲労、怪我。

親善試合ではない、まだ当落線上、チームが良い雰囲気。替える理由はないはず。

その中で結果に拘った。将棋で言うと3戦目は飛車角落ちで戦ってください、みたいなもんかなあ。

 

B否定的な考え

①負けてるのにそれでいいのか!

 

当たり前の想いよね。他のチームの結果を見ながらそこに頼り切る。そこも含めて賭けたのはわかるけどスポーツの本質からはかけ離れているのでは、という事。これにほぼほぼ尽きると思うんだけど、このままいけたら決勝トーナメントいけるわ、じゃあ負けてもいいよね(例えそこに必死に、すべてを掛けていても、外部からはそう受け取られることが多い)なんて考えはフットボールではない!と思われるよね。

 

 

②この1試合が初めてのサッカー体験だったらどうだろう。

 

W杯でこれだけ見れた、ロシアに足を運べた。としたら日本のそんな都合なんてどうでもいいかもしれない。サッカーはつまらないものと目に映ったかもしれない。そうじゃなくてもポーランドの人にとってはロシアワールドカップ最後の試合。グッドゲームを期待したはず。

自分たちを降した日本に納得を求めたかったんじゃないかなあと思った。こんなに日本強かったのか、じゃあ仕方ねえ、みたいなね。

少なくとも子供に夢を与える試合ではなかったはず。

 

AとBを書いてて思ったのは、日本代表は自分の国、日本とチームとファンの為に苦渋の決断をした。ここで勝って決勝トーナメントに進むことが日本のサッカーの為になると信じて。

日本のこと考えないで、サッカー、フットボール、スポーツ、広義的な視点から考えると、あのプランはするべきではなかった。

B②の人たちが絶対に生まれたからね。

 

どんなに良いプレイをしても敗退していたら文句を言う人も出てくるし、負けて誰かが助けてくれるわけでもないという現実的な話もあるよね。

決勝トーナメントにアジア勢が一つもないのも問題になるはずだし。

 

そのどちらかの視点に立つかによって、昨日のプランの評価は真逆になると思うんだよね。

そして両方真逆の答えなのに並び立つから、こういう問題は興味深くて難しいと俺は思うんだ。

 

俺たちが話したり思いついている事なんて、専門家が思いついてない訳がないよね。

その上で選んでるんだ。正しいと信じて。

 

でもやっぱりプロだから批判されたり、評価されるのは仕方がない事だと思うけど、

SNSという発信する道具を手に入れてしまった以上、言葉を選ぶことは大事だと思うんだよな。

 

選ぶって大事よね、道が決まるから。

 

俺はベルギーと決勝トーナメントで戦える日本代表がすごいと思うし、誇りに思うよ。

そう選択した代表を称える選択をします。

 

もしかしたら、こういう選択がフットボールの為にならないかもしれないけどね。

 

ほら、サッカーとフットボールすらぐちゃぐちゃな俺が書いてる文章だから中身なんて適当なもんだけど、

なんとなく問題が交通整理されるといいなあと思って書きました。

 

そんな私明日ソロでゲストです。

ホストはメンバーのネーゼさん。ギタリストだけど歌います。

私ほぼほぼシルクハット。

 

7/7も新潟でソロ。

7/13は下北でソロ。

 

バンドは岩手のジムニー祭りだったり、鈴鹿の8フェスだったり野外沢山!楽しみ!

 

昨日リリースされました「ヒットチャートを駆け上がれ」

(トレーラーはこちら)

iTunes限定配信という初めての経験、さらにはチャート1位を狙うという事もあって

(iTunesの場所はこちら)

 

「よし!配信しよう!」

 

思い立ったら吉日。メンバーに連絡して、全員集まることができた。

(ぼんやりしている人もコメントで参加したからセーフにしてあげて。)

 

チャート1位を狙うとは言え、どんな人がランキングに入っているか見てみると。

米津元帥、福山雅治、星野源、欅坂46にサザン、ミスチル、安室ちゃん。

おおお、ビッグネームばかり。

わかっちゃいたけど、こいつは無理じゃないのか。

新曲だけじゃない。名曲ぞろいだ。ちなみに今見て来たら200位がユーミンの飛行機雲だった。

 

13時からの配信を見てくれた人はわかると思うけれど、最初の30分くらいは良かった。

 

「どれくらいから反映されるんだろうな!」

「まずは200位にはいりたいよな!(200位からしか表示されない)」

 

西郷たちが準備してくれたピザなんてパクつきながら無駄にyoutubeとツイキャス同時に配信したりしてた。

 

しかし、さすが俺たち敏腕揃い。どれくらいでランキングが反映されてくるかなんて調べてもいない。

 

ランキングには全く顔を出さない「FUNKIST&二人目のジャイアン」

これはまだ反映されていないのか、それとも・・・。いや、そんなことはないはずだ!

 

確かにティラノザウルスに素手で戦いを挑むような話だが、一矢報いることくらいは出来るはずだ。

 

そう強く思いながらも現場にはお通夜の様な空気が流れる。

俺たちを支えてくれたのは心の友&ファミリーの

 

「買ったよ!」「聴いたよ!」「最高!ヘビロテ!」

 

などの応援の声。

 

しかし、時と共にどんどんと口数が少なくなるメンバー。聞こえるのはピザの咀嚼音とピザのエピソード。

 

「一旦配信切ろうかね・・・。」

 

そんな話も出てきた際にツイキャスのコメントで

 

「103位に入ってますよ」

 

一気に盛り上がる現場!

これは嬉しかったなあ。世間的にみたら大したことないんだろうけれど、

みんなが俺たちの曲を手に入れてくれて、それが表示されるってすごく嬉しいもんだった。感動したもの。

 

そこから見ていて気づけたのは33位まで上がった。

 

とはいえ、今の所1位には全然届いてない(まだ諦めていない)けど、本当に嬉しかった。

昨日呟いたけれど、俺たちを応援したい!この曲が広まってほしい!という声。

俺たちが信じているモノをこんなに沢山の人が信じてくれているという事。

 

嬉しいなんてもんじゃないよ。全く有名じゃない、っていうとFUNKISTに悪いけど、あいつらと違って俺たちなんて本当に無名。

何度も言うけど卑下してないよ。俺たちゃ良い音楽してる。ライブも最高。だから気づいてくれている君たちセンス最高。

そんなセンス最高でも全然無名バンド俺たちなのに、こんな強気で入れるのは信じてくれている皆がいるから。

 

それがより感じられた一日だった。

「iPhoneじゃないから(androidの人たちごめん、ちなみに俺もandroidなのでPCでかったずら)RTだけします!」

なんて声も本当に嬉しかった。

 

あと1週間で「TOP OF THE WORLD」が世の中に産声をあげる。そしてそれを引っ提げてツアーに行くよ。

今回を逃すと二度と見れない音楽たちライブたちを楽しみにしていて。

 

 

本当にありがとう。この感謝の気持ちを全て音楽に乗せて増幅して届けるよ。

早くライブがしたい。