来てくださってありがとうございます!

がーこと申します

 

約2年のタイミング法での不妊治療後、

一卵性双生児(MD双胎)の女の子を授かりました

現在妊娠9ヶ月です

 

双胎間輸血症候群や不妊治療、

マッチングアプリの経験談、

妊娠出産などについて書いている

(+これから書いていきたい!)ので

覗いてみてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑第0話

 

↑前回の話

 

 

【26w6d】

 

無事予定通り、

術後2週間での退院を終えた私。

退院後も、直前に分かった「羊膜剥離」を

気にして不安な毎日…

 

 

退院から2週間の間に、

1時間続く腹痛や

おりものなのか破水なのか分からない水分が

出たこともあり、

夜間と早朝の計2回

外来で診察を受けに行っていました。

 

なので今回の術後2週間の診察は

そこまで久しぶりな診察ではなかったですが、

緊急の受診は最低限のこと(心拍があるか、子宮頸長がしっかりあるか、胎盤が剥がれていないか)

を診るだけのもの。

 

今日はその2回の時と違って

お腹の2人のより詳しい体の様子や羊膜の様子、

どこにも問題がないかくまなく調べてくれる日です。

 

ここで問題がなければ、元にいた自宅近くの病院への紹介状をもらい、

次回の検診からは元の病院に戻ることができます。

 

お腹の2人はどのくらい

大きくなっているだろう、

そして気になる羊膜剥離の状態は…。

 

 

 

今日の診察は13時からの予約。

12時に病院に着いて、まずはお昼ご飯!

 

今日はレストランではなく、

地下一階にあるパン屋さん「ぐうちょきパン」で昼食を摂ることに。

魔女の宅急便を彷彿とさせますね。

3種類のハンバーガーから選び、ポテトとドリンクのセットを頂きました。

このハンバーガー、お肉が厚めでめちゃくちゃ美味しかった…

ポテトも細めのカールしたものでカリカリ。

これを書きながら写真を撮り忘れたことに

気がつき今になって悔やんでおります。

もし行くことがあればぜひ食べてみて下さい。

 

 

昼食を注文している間に

再来受付機に診察券を通し、

保険証代わりにマイナンバーカードを認証してきたら準備完了。

 

 

食べ終わった後に診察室へ。

余裕を持って行ったはずが、

診察室へ行く前に2箇所別の受付を通らなければならなかったり

妊婦健診のように体重と血圧を測ることとなり、

結局予約の時間を過ぎての診察に…

お医者さんたちは本当にご多忙なのに申し訳なかったです

 

 

まずは経腹エコーでお腹の状態を見ます。

担当はもちろん担当医のO先生。

いつも通りの優しい笑顔で出迎えて下さいました。

 

お腹にエコーの機械を当て始めてすぐに

「2人とも心臓、しっかり動いてます。

元気そうですね」の一言。

ひとまず安心…!

 

 

その後もエコーは続きます。

 

 

先生は何かをズームして測ったり

心拍か何かの波を見て計測したり

しきりに機械を滑らせながら

もう片方の手はキーボードのようなものを

操作して打ち込んでいます。

 

初めに「2人は元気だ」と聞いていても、

やはりその後の時間は緊張してしまうもので、

どこかのタイミングで異常が

見つかるのではないか…と

どきどきしてしまいます。

でも今話しかけると邪魔をしてしまうのでは…

なんてぐるぐると考えつつ、

私も何が計測されているかは分からないモニターを一緒に見つめます。

 

「羊膜剥離があったよね…どこいったかな…」

 

しばらく無言だった先生が言葉を発したので、

今だ!と質問します。

 

「退院後に受けた夜間の受診の時に、

今は羊膜剥離のようには見えない、

羊膜の外に出ていた羊水が

外に出てしまうことはよくある事で、

それは破水とも違うので出たとしても大丈夫

と言われたのですが

それはどういうことなんでしょうか」

 

「たしかに、羊水が外に出たと言う意味では

破水になるのかもしれませんが、

破水した状態というと、羊膜が破れて

そこから羊水が漏れ続けている状態をいうので、

ちょっと違うんですよ。

あ、羊膜剥離、ここにありましたね

(画面上に少し歪んだ羊膜が見える)

羊膜剥離が自然に治る事はないですが、

中の羊水に押されて破れた羊膜が外へ張り付き、

一見くっついたように見えることはありますね。

がーこさんの羊膜は一部が剥がれている

状態のようです。

大きな剥離だとその分破水のリスクも

上がりますが、一部なのでそこまでではないですね」

 

「なるほど」

 

やっぱり羊膜は剥がれているのか

でもそこまで大変な状況じゃないようでよかった…

 

 

その後も特に問題はなく、

2人の体重は約940gと約980gに増加しているとのこと!

妊娠26週の週数相当で順調でした。

 

 

最後の4Dエコー…!と思ったら、

1人は下を向き、1人は横を向いていたので

顔の分かる4Dは見られずネガティブ

ちょっと残念でしたが、またいつか見られるでしょう。

 

 

次は別の診察室へ移動し経膣エコーへ。

 

 

「うん、しっかり3.5センチ以上

子宮頸長ありますね」

 

こちらも問題なく終了!!

自分自身にも早産傾向はなく、

子供たちも元気。

無事に医療センターを卒業できそうです。

 

モニターを前に椅子へ座り

元の病院への紹介状や

医療センターでのデータを引き継ぐための資料作成に入りました。

 

「何か聞いておきたい事はありますか?」

 

「では2点いいでしょうか…!

先ほど、子宮頸長が3.5センチあるから

大丈夫との事でしたが、

入院中に測った時に

6センチくらいしっかりありますね!

と言われたことがあって。

その時よりは短くなってきているということでしょうか。」

 

「いえ!そう言う訳ではなく、

そもそも、妊娠の初期のほうと中期以降あたりで

子宮頸長の測り方が変わるんですよ。

ここは医学的な難しい話になっちゃうので…

とりあえず、今の週数で6センチあると言う人はいないので

そんなに気にしなくて大丈夫ですよ。」

 

「そうでしたか!!よかった!!

あともう一つ、まだ羊膜剥離がある状態ではありますよね。

だから、28〜32週での早期破水のリスクは上がったままですよね」

 

「そうなりますね。

レーザー手術をした方の

分娩週数の中央値は33週なので、

そこに近づくほどにリスクは高まります。」

 

「そうですか…でも、33週を超えて分娩する人もいるんですよね」

 

「もちろんです!

統計的には前期破水の頻度が高まる、分娩週数の中央値は33週とデータとして出ていますが、

破水したからといってそれがそのまますぐ分娩に繋がるというケースばかりではないので。」

 

「羊膜剥離している状態でも、

動かなすぎると体力が落ちてしまいますよね。

少しお散歩するとか、動いたほうがいいでしょうか。」

 

「それはいいと思います!

安静が破水を遠ざける訳ではないですし。

お腹が張ったら休んで欲しいですが、そうじゃなければ動いて大丈夫です。

でも双子ちゃんなので、あまり無理しなくてもいいですよ。」

 

入院してから体力が激落ちしていたこともあり、

動かないと産後の体力がなくなる…と

危機感に苛まれていたので少し安心。

外へ少しずつ歩きに行ってみよう。

 

 

いつもいつも優しく分かりやすく丁寧に説明してくれるO先生。

今回も安定の安心感でした。

 

胎児診療科の先生たちは

みんなプロフェッショナルで

それでいて話しやすい人ばかり。

先生たちとお別れするのは寂しくて、

だからこそあの時、この病院に決めておいて本当によかった。

 

 

「いい報告をお待ちしていますね。」

 

 最後にO先生はそう言ってくれました。

お世話になった先生たちへ、

元気に、みんな無事に産まれましたよと

絶対報告したい!!

 

 

私とお義母さんは、

診察室の扉を出るまで何度も何度も

お礼を言って部屋を後にしました。

 

 

 

入院だったとは言え、

3週間も生活していた成育医療センター。

もう来る事はないのかも…という寂しさと、

何事もなく卒業できて良かったという気持ちが半分半分のまま。

病院を出ると、入院した日に見た春の空気が、

くっきりとした青空と青々とした緑に変わっていることに気付き、

ここで過ごした時間の長さを感じていました。

 

 

 

 

ここまでシリーズを読んでくださってありがとうございました!!

これから次の病院へ紹介状を渡す2週間後までは

まだ転院先にデータがないこともあり

何かあったら医療センターへ来ることになっていますが、

とりあえず今日で卒業!ということで

一旦ここで完結にしたいと思います。

 

 

まだまだ産まれるまで

どうなるか分かりませんが、

その後の生活も書いて行けたらいいな思うので

よろしくお願いします!

 

この記事読んで、

双胎間輸血症候群ってこんな感じなんだ!って

思ってくれる人がいればいいなと思います。