774『ショコラ』→心がほっこりする大人の寓話 | 映画横丁758番地

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生きているうちに一度は(何度でも)観ておきたい映画について、変幻自在・巧拙緻雑・玉石混淆で書いています。

タイトルの『ショコラ』とはフランス語のChocolat」、すなわち日本語?

なら、「チョコレート」のこと。

お話の内容に、その「ショコラ」が絡み、全体としては「心がほっこりする

大人の寓話」とも言うべき展開で、その始まり部分は、

~1959年、四旬節の断食の期間、フランスの小さな村に一組の母娘が

 北風とともにやってきた~

と紹介されています。

 

しかし、筆者にはその「四旬節の断食」というところがよく分かりません。 

で、少し追ってみたところ、こんな説明に。

~「四旬節」とは、キリスト教で、復活祭前日までの46日間から日曜日を

 除いた40日間の斎戒期間。

 キリストの、荒野での40日間の断食・苦難を記念するもの~

 

ええ、では「復活祭」って?

~復活祭は移動祝日であり、もともと太陰暦にしたがって決められた日で

 あったため、年によって太陽暦での日付が変わる~

訳が分からなくなってきましたが、元へ戻って、

~復活祭を準備する期間は早くて2月初め、遅くて3月初めから始まり、

 復活祭の前日までの日曜日を除く40日間を四旬節と名づけている~

 

とんでもなく細かいことに拘ってしまいましたが、それはともかく

映画のお話は、

~母親は、その村の借りた建物でチョコレート店を開き、お客一人一人の

 希望にぴったりと合うチョコレートを差し出し、その不思議な

 チョコレートの作用から村人達を惹きつけていく~

 

ただ、そうした村長は村人たちに、彼女のチョコレート店を悪魔的で

堕落したものだと説いて出入りを禁じます。

そして・・・

 

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「ショコラ」 2000年 監督:ラッセ・ハルストレム  

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 ジョニー・デップ/ジュリエット・ビノシュ/

 

村にチョコレート店を開く母親に、

1996年『イングリッシュ・ペイシェント』(監督:アンソニー・ミンゲラ/)

でAW助演男優賞を受賞したジュリエット・ビノシュ

また、彼女は世界三大映画賞のすべての女優賞を受賞した女優でもあるそうです。

ちなみに、その「世界三大映画賞」とは、

○カンヌ国際映画祭 ○ヴェネツィア国際映画祭 ○ベルリン国際映画祭 

を指すようです。

 

この他もなかなかに充実した配役となっています。

ジョニー・デップ/『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなど。

アルフレッ・モリーナ/『ダ・ヴィンチ・コード』など。

ジュディ・デンチ/1998年『恋におちたシェイクスピア』でAW助演女優賞。

キャサリーン・アン・モス/『メメント』まど。

ピ-ター・ストーメア/『ファーゴ』など。

レスリー・キャロン/『巴里のアメリカ人』『リリー』など。

 

監督は、

1999年『サイダーハウス・ルール』(出演:トビーマクガイアー/ほか)

ラッセ・ハルストレム/が務めました。

 

アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。

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