● アトピーでいるメリットは蜜の味。それを捨てる覚悟はありますか?
こんにちは、荒井佐知です。
私はよく、無理をしなくてもいいとか、ゆるく生きればいいとか、できることをできる範囲すればいいといったことを書きます。
そして、私の書く言葉で、気が楽になったと言ってくださる方々がいます。
気が楽になってくださるのは、書いているほうとしても、うれしいです。
ただ、私が書いている言葉を実行するときには、覚悟が必要なのですね。
人からどう思われてもいいから、まずはやってみようと思う覚悟です。
さて、ここから、ちょっと辛口になります。
実は、誰もが、しらないうちに、アトピーでいるメリットを感じています。
私も治療をおこなっていた当時は、アトピーでいるメリットを、ひしひしと感じていました^^;
アトピーのせいで、つらい想いをしているのに、アトピーでいるメリットがあるなんて、信じられないでしょ?
しかし、多くの人が、アトピーでいるメリットを口にしています。
「アトピーだから、○○できない」と。
○○に入るのは、仕事かもしれません。
友だちとのこと、結婚・出産・恋人のことかもしれません。
ただ、アトピーという病気があれば、望まない環境に身を置いている自分を、納得させられるのです。
アトピーだから、仕方ないと思えるのですね。
他にも、
「したいことがあるなら、すればいいのに」
と言ってくる人を、
「アトピーだから、○○できない」
のひと言で、はらいのけることができます。
かわいそうな悲劇のヒロインでいることも、クレクレ星人でいることも
「アトピーだから、○○できない」
の言葉があれば、いつまでも悲劇のヒロインでいられるし、堂々とクレクレ星人のまま過ごせます。
そう、まさにこのフレーズは、最強なのです。
しかし、いつかは、アトピーでいるメリットにも、飽きてくるかもしれません。
アトピーでいるメリットに飽きてきたころに、無理をしないで、ゆるく、できることをできる範囲でする生きかたができたら、とっても楽ちんです。
もし、そういうふうに生きたいと思ったなら、やりたいことを、ひとつひとつやってみればいいのですね。
家でゴロゴロすることも。
友だちの誘いを断ることも。
家族に治療費を借りることも。
仕事を休むことも。
寝たいときに、ゆっくり寝ることも。
周りがなんと言おうと、自分がしたい治療をすることも。
気分転換に、遊びに行くことも。
やってみて初めて、無理をしないで、ゆるく、できることをできる範囲でする感覚が分かります。
心の中のザワつきや罪悪感を、何とかしようとしなくてもいいので、試しにやってみてくださいね。
やってみれば、思っているほど、たいしてムズカシイことではありませんから。
無理をしないで、ゆるく、できることをできる範囲ですることが普通になると、アトピーでいる必要もなくなります。
アトピーでいるメリットを手放すのか、それとも、まだまだメリットを味わいたいのか。
それを決められるのは、自分だけなのです。
脱ステロイド・ステロイド治療中の不安、アトピーの偏見、職場の人間関係のストレスなど、ご相談ください。