~Made by G'Seven~

~Made by G'Seven~

G'Seven Guitarsを、よりディープに体感したい方へ。

今夏頃より、当社ブランドのウェブサイトがリニューアルしております。

 

ここでは新しい機能やページも幾つか増えており、当ブランドをご理解いただく上でご活用いただける事を期待しております。

 

 

今回のブログではウェブサイト内の新機能の一つである「Order Form」を取り上げてみたいと思います。

 

 

スマホ画面での操作方法のご紹介ですが、PCブラウザでも同様に機能しますのでそちらも併せてご覧ください。

 

 

 

まず当社ウェブサイトにアクセスいただきます。

 

 

すると、↓こちらの画面が開きます。ウェブサイトのトップページとなります。

 

 

 

トップページにございます「Custom Order」メニュー画像をクリックいただきます。

 

 

 

すると↓こちらの画面が開きます。

 

 

 

ページ内を下に進んでいただくと、各モデル別のフォーム入口が並んでいます。

 

ここでご希望のモデルをご選択ください。(今回は仮にg7-STを選択してみましょう)

 

 

 

すると↓こちらの画面が開きます。

 

ここに記載されております「ベースプライス」とは、そのモデルの標準価格を意味します。

 

当社カスタムオーダーでは、この「ベースプライス」を基準として各種オプション価格が加算されていき、最終的な楽器の価格となります。

 

 

 

各項目は楽器の仕様となります。任意の仕様をご選択ください。

 

それぞれの仕様にはオプション価格が記載してあります。

 

【¥0】であれば加算無しでご選択が可能です。

それ以外の表示価格はオプションとして楽器の金額に反映されていきます。

 

 

 

各項目のご選択が完了しましたら、最下部にお客様の個人情報をご記入いただき「送信」ボタンをクリックしてください。

 

当社窓口に内容が届きますので、後日担当よりご連絡をさせていただきます。

 

 

 

 

 

ページ内にも記載ございますが、基本的にお見積りは無料で承れますし、まだオーダー確定前であっても遠慮なくご活用ください。

 

「幾つかのスペック、モデルで悩んでるんだよね」といった方も、フォーム下部の「その他ご要望」欄でご相談いただくか、フォーム自体を複数お送りください。

 

 

妄想しながら悩んでみるだけでも楽しいものですし、お見積りや仕様の可否等含めクリアにした状態でご検討に入っていただく方が建設的とも言えると思います。

 

 

皆様からのお問い合わせを心待ちにしております。

 

 

 

 

 

投稿:宇佐川

ブランド発足当時から人気ラインナップの中心に位置するg7-ST。

 

幾度となくアップデートを繰り返し、高い次元での完成度となった同モデルを改めてご紹介したいと思います。

 

g7ならではのアプローチも、理由と併せてご説明しますので是非ご覧ください。

 

 

 

まず基本となる形は伝統的なダブルカッタウェイモデルです。

 

 

 

このスタイルのモデル、またはアレンジドモデルは世界中のメーカーが製作している、エレキギター界の最重要モデルといった印象ですね。

 

g7ではオリジナルヴィンテージの個体を、売買やリペア等を通じて数多く見て、触って、そして多くのオーナー様方からの声も直に聞いてきた歴史があります。

 

その中でg7なりの最適解に到達すべく、ここまで研鑽を重ね幾度とないアップデートを繰り返してまいりました。

 

 

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それではまず、g7の他モデルとも共通している標準スペックをご紹介しますね。

 

 

ネックグリップは、ローズ指板モデルでStandard Smooth Cと呼んでいる、太過ぎず細過ぎず、手の小さな方から大きな方までグッと握り込み易く削られたシェイプを採用します。

 

 

メイプル1P指板の場合はStandard Smooth Cから少し厚みを増したFat Smooth Cを採用しています。

 

 

指板のRは300Rを採用しており、これはGibson社の標準指板R(約305R)に近いスタイルとなります。

 

一般的なデタッチャブルモデルの指板Rですが、例えばヴィンテージと同じだとおおよそ184R。

 

よく耳にする9.5ラディアスはミリ換算すると約241R。

 

と聞くと、300Rを標準とするのは結構フラットな印象を持ちますよね。

 

 

私共がこの指板Rを標準とするのには理由があります。

 

まずナット溝の深さ含め、各部の調整がしっかりと仕上がっている事を前提として。

 

1弦の弦高を12f上で1.5~1.6mm程度とした場合。

 

ヴィンテージ系の184Rでは全音(1音)チョーキング程度でもフレットへのアタリや掠りが発生します。(最悪の場合音が詰まって消えます)

 

240R程度とした場合、全音程度は問題ないと思いますが1音半までチョーキングするとアタリが気になります。

 

しかし指板を300Rとすると1音半でも掠れなくなります。

 

※上記はいずれもネックの状態、フレットの仕上げ、ナットのセッティング他様々な要因が関与する為、あくまでも参考値としてください。

 

 

しかもGibson社の標準(に近しい)である事から、極端にモダンと感じる方は少ない筈です。

 

 

弦高におけるセッティングの自由度を確保しながら、ヴィンテージトラッドの感触を残せる指板Rとしてg7ではお勧めの標準仕様としております。

 

 

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次にg7-STならではの拘りとして、最も大きいのはコントロールではないでしょうか。

 

見た目としては通常のコントロールと変わらないですが、内容は少し違います。

 

 

一般的にはマスターボリューム → フロントトーン → センタートーンとなります。

 

しかしg7-STではマスターボリューム → フロント&センタートーン → リアトーンとしています。

 

要するにリアトーンの専用コントロールを設けているのですが、更にそのリアトーンのみコンデンサの抵抗値を変え、一般的なトーンとは効き方が異なるような狙いがございます。

 

 

一般的なトーンコントロールは絞り始めの段階からサウンド全体がこもり始め、絞り切った際は実音そのものがモコモコと引っ込む状態となります。

 

 

しかしg7-STのリアトーンでは、音の芯(中域)の部分だけは残るイメージです。

 

トーンコントロールの絞り始めは実音の角のみが取れていく感覚で、絞り切った際にも中域だけが残り、決してサウンドそのものがモコモコにこもったりしないような効果を感じます。

 

このリアトーンを絞り切った際は"ワウの半止め"のようなサウンドとなり、歪みノリも良く、音抜けも損なわない結果をもたらします。

 

 

これによる狙いとしては"リアPUの積極的選択"の推奨です。

 

長年かけて数え切れないほどのストラトプレイヤーと関わらせていただく中で分かった事は、ストラト好きな方の多くがリアPU単発を使用しないという事実でした。

 

使ってもリア+センターのハーフトーンまで、といった方が大変多く、決して一部というわけでもなく、体感で半数を大きく上回るほどにリアPU単体を使わない方が多い印象です。

 

その理由は明確で、リア単発だと音がキャリンキャリンと耳に痛い、リアだけ極端に音が薄い、フロントやセンターで気持ち良くプレイ出来ていてもそのままの音作りではリア単発は使えない。

そういった理由からによるものでした。

 

 

そこでg7ではリアに専用のトーンを設け、更に普通の効き方では使用率はそれほど上がらないであろうという考えから、現在のリア専用コントロールに辿り着きました。

 

この"トーンを設ける"というだけでフルテンの状態でも多少トーンが効きます。

その為、先述のキャリンキャリンしたリアサウンドとは無縁の状態となり、トーン全開の状態でも一般的なリア単発とは異なる印象を持つことができます。

 

 

リアトーンの使い方の推奨ですが、軽く絞れば音の角だけを取り除く、要するにEQ補正のような使用方法も出来ます。

環境やアンプとの相性によって少々リアの高域がキツいと感じた際、少しだけリアの暴れやエッジを取り除きたい、そんなシチュエーションで手元のコントロールで補正可能なのは大変魅力的かと思います。

 

その一方で絞り切ってしまえば先述のような"ワウの半止めサウンド"が得られ、中域のみが"コーコー"と抜けるような、太く独特なサウンドが生まれてきます。

 

例えばこの状態でファズのような歪みペダルを踏んでいただくと、非常に個性的なリードトーンをメイキングする事も可能です。

一種のエフェクティブコントロール、のようなイメージでの使用も推奨できます。

 

 

純粋なパッシブ回路、純粋なシングルコイルPUを採用し、見た目的にも一般的なデザインと同じでありながら、サウンドメイクの幅は大変広く、プレイヤーのアイデアやセンス次第で様々なプレイに繋がりそうな期待を持てます。

 

楽器としての純粋なクオリティーは常に追い求めますが、その一方でより扱い易く、プロフェショナルの現場でも使えるレベルでのアプローチも盛り込んでいます。

 

そんなg7-ST。お近くのg'7 Specialお取り扱い店舗、または新宿の当店にて是非お試しください。

 

 

 

投稿:宇佐川

過去に何度か開催しておりました「ショッピングローン無金利キャンペーン」を本日(2024年6月10日)より、新たに始めさせていただきます。

 

 

概要 

 

楽器のご購入時にショッピングクレジットをご利用いただく際、通常であれば分割手数料(金利)が発生いたします。

 

その分割手数料(金利)を無料にてご利用いただけるサービスです。

 

 

条件 

 

  • 対象は当社オリジナルブランド「g'7 Special」の新品楽器本体とします。
  • 当店(新宿区愛住町)に展示しております新品本体はもちろんですが、カスタムオーダーにも対応いたします。
  • 分割回数は最長で48回までを無金利対象とします。(それ以上の分割回数をご希望の場合は金利が発生いたします。)
  • 店頭でのご購入は勿論ですが、通信販売や遠方からのご購入、オーダーでも対応可能です。
  • スマートフォンのみでお申し込みも完了出来ます。
  • 信販会社はオリコを利用します。

 

ご利用方法 

 

無金利キャンペーンをご利用いただくにあたり、店頭であっても通販であっても、特別に必要なお手間はございません。

 

g'7 Specialの新品本体をお求めの際、ショッピングクレジットご利用の旨お申し伝えください。無条件で無金利キャンペーン用のお申し込みフォームをご案内いたします。

 

※この際、49回以上の分割をご希望の場合にのみ予めお申し伝えください。改めてご案内いたします。

 

お申し込みに際しまして、ご用意いただくものも特にございません。

(身分証、印鑑も不要です)

 

スマートフォンだけお持ちいただけましたらその場でお手続きが可能です。

(スマートフォンをお持ちでない方もお申し込みいただけますので、お気軽にご相談ください。)

 

所要時間は個人差がございますが、お申し込み〜審査完了まで最短で30分程度となります。

 

 

※キャンペーン対象期間は現時点で設けておりませんが、予告なく終了することもございます。

予めご了承ください。

 

 

最後に 

 

当社ブランドの楽器は、独自性の強い拘りと最大限の工夫によって制作されております。

 

故にどなたにでもお求めいただき易い価格帯での展開は難しいのですが、本キャンペーンを通じて、お一人でも多くの皆様にg'7 Specialの魅力をお届けする事ができればと期待しております。

 

まだg'7 Sepcialをお持ちでない皆様も、2本目3本目をご検討いただいておりました皆様も、是非この機会にご相談、お問い合わせをいただけますと幸いです。

 

 

 

投稿:宇佐川

今日現在水面下でのお話とはなりますが、弊社オリジナルのピックアッププロジェクトを進めております。

 

各種モデルが水面下で進んでおりますが、まず先発として下記モデルのご予約を開始いたします。

 

 

  g7-S60【F.C.R set : ¥44,000(税込)】

g7-ST/Rに搭載をイメージした、スラブボードに最適な多ジャンルで扱い易いモデルです。

 

※現在店頭にて試奏可能。

 

こちらのモデルは現在当店にて先行発売用セットの在庫販売が可能です。

 

ご用意数が極僅少となりますので、気になる方はお早めにお問い合わせください。

 

以降のご予約も承る事が可能です。

 

 

  g7-SWS【F.C.R set : ¥44,000(税込)】

g7-ST/Rもしくはg7-ST/Mのラージヘッドモデルへの搭載をイメージした、ブライトで刺激的なロックトーンです。

 

こちらのモデルはご予約が可能となっております。

 

 

 

  g7-T50【F.R set : ¥39,600(税込)】

g7-TL/Mのようなブラックガードモデルへの搭載をイメージした、ツワンギーで太い出音が魅力です。

 

※現在店頭にて試奏可能。

 

こちらのモデルはご予約が可能となっております。

 

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各種ご予約(ご購入)方法ですが、現時点では当店へ直接お問い合わせ、もしくはご来店をお願いいたします。

 

いずれのモデルもセットでの販売のみとさせていただきます。単発でのお取り扱いはございませんのでご了承ください。

 

準備が整い次第ECサイトへの掲載、全国のg7お取り扱い店舗様での展開も予定しておりますので、そちらも併せてご期待ください。

 

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現時点で完成しているモデルは以上3タイプですが、以降も各種続々と登場予定です。

 

続報にご期待ください。

 

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弊社オリジナルギターブランドの「g'7 Special」への標準採用を念頭に始まった本企画ですが、上記のように各モデル個別での販売も随時開始予定です。

 

情報も都度発信してまいりますが「このモデル用のピックアップは出る??」といったご質問も大歓迎ですので、お気軽にお電話もしくはメールにてお問い合わせください。

 

 

 

投稿:宇佐川

 

 

4月15日追記

記事内表示価格に一部誤記載の為変更いたしました。

この度クロサワ楽器の各g'7 Special(以下g7)お取り扱い店舗様にて、コラボスペックモデルを開始させていただく事となりました。

 

ホイールロッド + 22f

 

 

《Player S Custom》と名付けられました。(以下Players)

 

 

以前よりトラスロッドの調整に緊張感が走る…とお取り扱い店舗のスタッフさん、そしてお客様方からもそういったお声をいただいておりました。

(ネックを脱着する際にネックポケット周辺のラッカー塗膜を飛ばしてしまいそうな緊張感ですね。)

 

しかしヴィンテージトラッドを謳うg7では敢えて昔ながらのロッドを採用し続けてまいりました。

(今後も標準モデル、他社様でのお取扱い分に変更はございません。)

 

 

 

今回採用したホイールロッドであれば仕込むトラスロッドはそのままに、つまりサウンドへの

影響は一切無く、それでいてネックや弦を外さずにトラスロッドの調整を行えるスグレモノ。

 

調整時の手間やリスクが大幅に軽減出来ます。

 

加えて全機種22fを採用する事で一層痒いところに手が届いたスペックとなっているように思います。

 

 

プレイアビリティーやサウンドにネガティブな影響は一切無く、ただただ恩恵のみを享受出来ると言っても過言ではありませんね。

 

 

唯一見た目の部分での変化は賛否が別れると思いますので、ここは既存の仕様と今回のPlayersとをお好みで選んでいただければと考えております。

 

 

※ヘッド裏には専用シリーズのロゴが配されます。

 

※表面は通常のブランドロゴを採用しています。

 

 

今回のスペックはクロサワ楽器のg7お取り扱い店舗様でのみの専用スペックである為、他社様もしくは新宿のメーカーショールームでも対応は不可となります。

 

現時点でお客様のオーダーには対応はしておりませんので、各店様からの入荷アナウンスに是非ご期待いただけますと幸いです。

 

 

因みに本シリーズの採用モデルは現時点で、g7-ST、g7-TL及びg7-CTL、g7-JMのデタッチャブルギターのみの対応となります。

 

※こちらは【g7-CTL/R Players GG Black Beaiuty】

 

 

 

g'7 Specialお取り扱いクロサワ楽器店舗様

 

町田店

 

G-CLUB Shibuya

 

お茶の水駅前店

 

池袋店

 

名古屋店

 

福岡ミーナ天神店

 

 

上記6店舗で《Player S Custom》を是非お求めください。

 

 

投稿:宇佐川

ヴィンテージギターやベースの個体には様々なダメージが確認出来ますね。

 

使用していく上での傷、塗装の剥がれ、それ以外にも謎に大きな傷。そしてカラーの褪色やラッカーの変色など。

 

※弊社所有の1961年製Fender Stratocasterです。

 

それ以外にも、塗膜に細かいヒビのようなものが確認出来る個体が多い事に気が付くと思います。

 

これらはウェザーチェック(他にも塗膜のクラックと呼ばれる事もあります)と言われる塗膜の割れ、ヒビなのですが、塗膜の経年劣化の一種となります。

 

ヴィンテージトラッドな楽器を好まれる方はこの経年劣化に萌える性質を持っている方が大変多く、この劣化をむしろ歓迎する向きすらあります。

 

※細かいヒビのようなものが確認出来ると思います。このヒビの入り方は個体によって様々です。

 

 

弊社ブランドのg'7 Specialでは、これらのダメージを敢えて新品時から再現するオプションもご用意しておりますが、やはり購入後自然と劣化していく様を楽しみたい、といったお声も多く、故に大変多いご質問↓

 

 

「購入後どのぐらいでウェザーチェックって入りますか?」

 

「g7の楽器は使用していたらヴィンテージみたいなルックスになりますか?」

 

 

といった問いに対するアンサーを本ブログでは取り上げてみたいと思います。

 

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まずいずれの問いに対しても、結論から申し上げますと"環境と扱い方次第"となります。

 

 

傷関係に関してはご自身のプレイスタイル次第ですが、下地からのフルラッカーは非常にデリケートですので嫌でも傷は入っていきます。

 

最初に付いた傷は皆さんかなりショックらしいですが、すぐに2個目3個目と入っていくので大丈夫です笑

 

あまり気にせず、是非プレイに集中してください。

 

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カラーの褪色ですが、こちらも防ぎようが無いと思います。

 

特に赤系→青系の順で非常に褪色し易い傾向にあります。

 

ですがオーナー様ご自身は毎日見ているので褪色していっている事に気が付かない方が多いです。

 

何年かしてピックガードの下を見ると褪色前と後でコントラストが出来ています。そこで初めて気が付く、といった方が多いですね。

 

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変色はカラーではなくトップのクリアラッカーの変色ですが、こちらも焼けてきます。

 

ですがg7では標準で焼け色の加工を施している場合が多いので、その後の変化はあまり実感しないかもしれませんね。

 

因みにヴィンテージギターの黄色っぽい焼け色は、紫外線等で焼けた変色以上にタバコのヤニが原因として大きいです。

 

昔は室内やバー店内等でも皆さんタバコを吸われていました。その煙に長時間晒され、ヤニ汚れが塗膜に付着し黄色く変色する、といった具合です。

 

私自身、過去に商品のヴィンテージギターをコンパウンドで必死に磨いて色艶を復活させた経験が何度もあり、磨いた後はクロスが黄色を通り越して真っ黒になっていたものです。

 

今ではタバコの煙に晒されるという環境も見られなくなりました。ですので予めの演出として焼け色の加工を施しています。

 

 

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それでは本題として、今回はウェザーチェックに関する内容を掘り下げてみましょう。

 

 

まずウェザーチェックのメカニズムからご説明すると、気温差と低湿度によるところが大きいです。

 

 

現存するヴィンテージギターの多くはアメリカで流通した過去を持つものが多いですよね。

 

まず乾燥に関して。

行った事がある方ならピンとくると思いますが、アメリカは日本とは比較にならないほど乾燥している地域が多く、同時にその乾燥度合いも強力です。

 

私自身もカリフォルニアやネバダに行った時は日照りの強さと乾燥の強烈さに驚きました。(当時結婚前の妻と一緒でしたが、妻は目の乾燥でコンタクトが入れられなくなってました汗)

 

 

対して日本はというと基本的には高温多湿です。

 

寒い地域であってもロスみたいに毎日のように晴れ、というわけではありませんし北海道以外は梅雨も存在します。

 

こういった気候はラッカーの乾燥及び劣化が比較的遅く、ウェザーチェックの原因の一つである「乾燥」といった観点では少し弱いです。

 

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次に気温差ですが、これはただ単に寒い地域であればいいわけではなく、気温差に晒される環境であるかどうか、が重要です。

 

 

例えばアメリカで音楽が盛んな地域の一つとしてニューヨークが挙げられますが、ニューヨークの冬は極寒です。

 

同じ大都市である東京や大阪とは比較にならないぐらい寒い地域です。

 

 

アメリカではバーやレストラン、はたまたボーリング場など様々な場所でミュージシャンが雇われ、毎週毎曜日のように各地でライブステージが催されています。

 

勿論その多くはきちんとギャラが支払われ、こういったローカルなスポットでのみの音楽活動で生計を立てているミュージシャンがアメリカには沢山存在しています。

 

ライブハウスのような専門性の高い施設だけでなく、一般の方が出入りする多くのスポットで音楽が必要とされ、そして音楽に対する距離感が非常に近いといった印象です。

個人的にはとても羨ましく思いますね。

 

 

 

話を戻しましょう。

そういった会場まで自分の車に楽器を積んで移動するのですが、向こうではとにかく移動距離が長いです。

 

東京や大阪のように都心部に住み、電車やタクシーでササっと移動出来る範囲内に人が集まっている訳ではなく、いちいち移動距離が長いのです。

 

隣町のバーまでライブしに行こう。車(なかなかの速度で笑)で1時間半。

週末はギャラも良いレストランだから州を跨いで3時間、、といったように日本人の感覚からすると都度の距離感が大きく異なっており、その間楽器はトランクなどに放り込まれています。

 

トランク内はエアコンも効いていないのでケース内部までキンキンに冷えます。

 

その状態でエアコンのよく効いたバー店内に、そして照明他で一層暖められたステージで突然ケースを開けます。

 

その瞬間にキンキンに冷えた塗膜が暖かい外気に晒されてピシピシっと一気に割れる。

 

といったケースはきっと多かったであろうと推測されます。

 

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日頃から乾燥した地域でラッカー塗膜はみるみる内に乾いて硬く薄くなり、各所への長距離移動で過酷な気温差に晒され、そういった環境下で10年愛用。

 

ラッカー塗装の楽器が無事でいれるはずもありません。ボロボロになりますよね。

 

 

対して日本は高温多湿で楽器を持った長距離移動も少なく、何よりモノを大事にする国民性です。

 

弊社のブランドをご愛用頂いているオーナー様も、多くは大変丁寧に扱って頂いております。

 

 

確かにボロボロで草臥れたルックスの楽器はカッコ良いですよね。出来ればご自身で使っていく内にヴィンテージギターのようなルックスになって欲しいと願う方も少なくないと思います。

 

ですが実際はなかなか難しい環境である事も事実です。

 

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そこで弊社ブランドでは予め使い込まれたヴィンテージルックをリアルに再現するエイジド加工をオプションとしてご用意しております。

 

 

 

 

 

 

これらはPerfect Agedというオプションになり、オーダー時¥175,000〜のオプション価格で追加出来ます。

 

お声として多いのは、傷関係は自分で使用していく上でついていって欲しい。けど日本では入り辛いウェザーチェックだけ入れて欲しいといったご要望です。

 

 

 

そういったご要望にお応えするのがこれらの画像にあるようなLightly Agedです。

 

こちらはボディーにのみ打痕+ウェザーチェック(汚し色や焼け色加工含む)程度のイメージで施工しております。

 

オプション価格は¥55,000〜となります。

 

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今回はラッカー塗膜の経年劣化のメカニズムから、それらを再現したエイジド加工のご紹介まで取り上げてみました。

 

楽器との付き合い方は千差万別ですし何が正解という訳ではありません。

 

それぞれの価値観と美学に素直に向き合っていただき、ご自身ならではのカッコいいギター、ベースへと成長させていって下さいね。

 

お手伝い出来ることがあれば是非ご相談ください。

 

 

 

投稿:宇佐川

通常のオーダーモデルとは異なる仕様をインストールした《Premium Series 2024》(以下PS2024)

 

 

2022年から始まっている島村楽器各店様でのみお求め頂ける、スペシャルなオーダーシリーズ。

 

改めてこちらのブログでも取り上げてみましょう。

 

特徴は以下の通りです。

 

 

 

 

デタッチャブルモデル

 

専用アッセンブリーパーツ

 

ハンダ、配線材、コンデンサがPS2024専用の組み合わせとなります。

 

ヴィンテージライクでありながら、コンプ感を強めに感じて頂けるよう意識した専用アッセンブリーです。

 

※PS2024であっても、セットネックモデルでは採用しておりません。

 

 

 

 

セットネックモデル(g7-LP)

 

バックカラーオーダー

 

標準LPSのフェイデッドチェリーではなく、一層通好みな褪色を再現したフェイデッドチェリーブラウンでのカラーリングとなります。

 

よりアダルトな雰囲気をバックカラーからも感じて頂けると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

PS2024である証明として、デタッチャブルモデルではヘッド裏に専用ロゴが。

 

 

 

そしてセットネックモデルではコントロールザグリ内に専用ロゴが配されております。

 

 

 

 

 

魅力的な専用スペックを持つ《Premium Series 2024》

 

g7お取り扱いの島村楽器様へ、在庫状況含め是非お問い合わせください。

 

 

投稿:宇佐川

 

お知らせ以外でのブログは久しぶりの更新となりますね。

 

店頭の製品はもちろん、オーダー時など特に多く頂くご相談。

「指板はローズ?メイプル?問題」に触れてみましょう。

 

というよりローズは一般的に最も多く流通していますし、セットネックモデルでは標準と言えます。

 

そこで今回はデタッチャブルネック仕様でのメイプル指板。ここにフォーカスを当ててみたいと思います。

 

 

注釈)ボディー材他多くの要因の元でギターサウンドというのは確定していきます。指板はその数ある要素の一つに過ぎない事を予めご認識下さい。

その上で指板材のみの違いを説明してはいますが、その他の要因によって印象が180度変わる事もございます。

あくまで参考程度の読み物として楽しんで頂ければと思います。

 

 

●レスポンス

 

レスポンス時の帯域のピークが異なります。

 

指板材は主に音のレスポンス、及びトップエンド付近の輪郭等に影響すると思います。

 

ローズは中音域から立ち上がる、に対してメイプルは高音域から立ち上がる感触です。

 

 

別の言い方をするとローズは中音域が豊かな印象となる為、聴感上太さを実感し易くなりますし、倍音も発生させ易い為音と音の繋がりが生まれ易くもなります。

 

これはプレイヤーの「弾き易さ」にも直結してきます。

 

一音一音がぶつ切りにならず、言い意味で繋がってくれる感触、、、とでも言いましょうか。レンジも広過ぎずに非常に扱い易い印象を持つと思います。

 

特に短音でのプレイ時には歪みのノリも良く、音と音が繋がってくれる感触もあり、その粒立ちも揃い易くなるため臆さずにプレイに没頭できますね。

 

 

と、ここまでローズの長所を言うと「なんだローズ最強じゃないか」と思いますよね。

 

いえいえ気が早いです。

 

 

 

メイプルは中音域がそれ程豊かではないが故に音の分離感に優れ、音の輪郭もクリアに見え易くなります。

 

高音域からのレスポンス、と聞くと「耳に痛い音」みたいな状況を想像する方もいらっしゃるかもしれないですし、事実そういうギターも存在しています。(それも扱い方次第なので悪い音という意味ではないですよ。)

 

ただそういった個性は指板だけでなく楽器全体での特性なので、ここでは私個人が好むメイプル指板に話を限定しましょう。

 

 

音の輪郭がクリアに発音してくれるのはドライブさせた際にも同様で、歪ませても音が潰れ辛いという特徴に繋がります。

 

この感触が私が最も好きなポイントなのですが、軽いタッチの時は実に繊細な立ち上がりが得られ、ドライブさせて強めのピッキングでニュアンス付けをしようとした際にも音が潰れず、音像が壊れずにタイトに発音してくれる感触です。

 

同時にうねりやハネといった感触は少なく、素直に直線的にトーンを発してくれる事も大きな特徴です。

 

ローズ指板のいいギターは音がハネるような感触を覚える事があります(バウンド感とでも言いましょうか)。

これはこれで素晴らしいのですが、メイプル指板のストレートに、かつパワフルに発音してくれる感触は非常にリニアでコントロールのし甲斐があります。

 

 

●歪みノリ

 

先述した内容と重複もしますが、歪みのノリは大きく異なるポイントです。

 

 

ローズは元々中音域が豊かである為、非常に歪みノリが良く、良い意味で音が潰れ易い特性も持っています。

 

音が潰れる、と聞くとネガティブな印象を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、音が潰れるからこその歪み易さや弾き易さです。

 

どれだけ潰れてどれだけ音像感や芯を残すか、、、ローズ指板の場合はここが音作りのポイントにもなってくるところですね。

 

 

逆にメイプル指板は音が潰れ辛く、それは即ち歪ませた際にも輪郭のタイトさやスピード感、和音の分離感といったところに良い影響を与えてくれます。

 

個人的に重要なポイントとしては、メイプル指板はあらゆる音作りにおいて音のダイレクト感、リアルなダイナミクスやバイト感が失われ辛い、というところが挙げられます。

常にピッキングのニュアンスが見えている状況ですね。

 

これらの要素は逆に言うと扱い辛いと感じる方もいらっしゃいますが、好きな方からするとたまらなく楽しい感触です。

 

 

●見た目

 

ローズは茶色〜黒っぽい色味なので、楽器全体に引き締まった印象を与えます。

 

メイプルは白っぽい方向ですので一層シンプルで潔い印象を与えます。

 

見た目の好みというのも割と重要で、過去にも「メイプルの音は嫌いじゃないけど見た目はローズの方が良い」という方は結構いらっしゃいました。その逆はいないんですけどね…。

 

※因みにHISASHIさんからも、ダムドの打ち合わせ時に似たようなご意見を頂戴しました笑

 

 

 

ここまで読んで頂いてどうでしょう?なんとなくですが、ローズに分があるように感じませんか?笑

 

正直なところ人気はダントツでローズです。(例えばストラト系だと8対2ぐらいの割合でローズの方が実績あります。)

 

やはり「扱い易さ」というところと「見た目」というところでローズ人気というのは揺るぎないものがありそうです。

 

 

 

●メイプルプレイヤー

 

そんな中でも私のようにメイプルを好んだが故に肩身の狭い思いをしている方に、そしていまいちメイプルの良さが分からない、という方に。

 

最後に私が好むメイプル指板プレイヤーを何人かご紹介いたします。

 

今回は敢えてローズ派が主流であるストラト系に絞ってみました。(ギターぐらいは絞らないと紹介し切れないので…)

 

どなたも有名な方なので音源も手に入り易いでしょうし、ググればあっという間に情報も手に入る筈です。ご興味のある方は、是非彼らの音に触れてみて下さい。

 

 

David Gilmour

 

ピンク・フロイドのメンバーでソロでも長く活躍する大御所です。

 

彼のトーンは幻想的でエフェクティブな中にも、常にキラリと光るメイプルの質感があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

Buddy Guy

 

シカゴブルース界のレジェンドです。

 

泥臭くもお洒落で艶やかなトーン。独特のカラッケロッとしたブライトなトーンは、一音一音に珠玉の価値を感じます。

 

メイプル指板を生々しく味わえる御仁です。

 

 

 

 

 

 

 

Richie Kotzen

 

テクニカルなイメージが先行するかもしれませんが、実はとてもエモーショナルなプレイが特徴の名手です。

 

特に「Live In Sao Paulo」で聴けるトーン、プレイ(勿論ボーカルも)は絶品。ハードロックに興味の無い方も是非お試しください。

 

 

 

 

 

 

 

Stevie Ray Vaughan

 

この方をメイプル指板枠でご紹介するのも反則な気がしますが…。

 

名曲「Lenny」にて使用されるメイプル指板のストラトは、実に繊細でカラッとした透明感のあるトーンが堪能できます。

 

「表現力とはなんぞや」をこの曲から学んだ方も多いのでは、と思います。

 

 

 

 

 

 

 

Eric Johnson

 

スタジオミュージシャンを経て現在までソロで活躍する名手です。

 

ジャズ〜ロックまで幅広くこなせますが、アカデミックながらテクニカル過ぎないプレイが印象的です。

 

多くのエフェクトを駆使しながらもクリアさやタイトさは決して失わない音作り、そして素のメイプルトーンを巧みにコントロールする様は繊細そのものですね。

 

 

 

 

 

 

Eddie Van Halen

 

皆大好き(当社調べ)、ハードロック界のレジェンドです。

 

様々なギターを使用していますが、シグネチャーモデル他印象として根強いのはメイプル指板ではないでしょうか。

 

いかにもアメリカンな乾いたハードロックサウンドはメイプル指板ならでは。

 

意外と歪み量が少ない事でも有名ですが、そんな音作りも相まって潰れ切らないワイドレンジなドライヴサウンドはメイプル指板の魅力を存分に堪能出来ます。

 

 

 

 

 

 

Eric Clapton

 

説明不要のギターの神様です。

 

ブラッキー、ブラウニーと呼ばれる世界で最も有名な二大メイプル指板のギターは、この方のプレイによって広まりました。

 

太くて伸びやか、そして艶感のある至極のトーンは正にレジェンド。

 

分かり易いコンプ感の中にも、クッキリとした輪郭やダイナミクスを感じさせるプレイはメイプル指板ならではの表現力と言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

如何でしたか。勿論まだまだメイプル指板の魅力は沢山ありますし、著名なプレイヤーも多く存在しています。

 

メイプルも悪くないな、と感じられた方は、ご自身に刺さる究極のメイプルプレイヤーを探してみては如何でしょう。

 

 

そして本ブログが今後のギター探しの参考となれば幸いです。

 

 

 

投稿:宇佐川

今回は当店(g'7 Guitars)限定でのキャンペーンのお知らせです。

 

 

本日より2024年1月30日(火)までの期間、ショッピングローンの金利手数料を無料でご案内いたします。

 

キャンペーン参加に関する概要は以下のとおりです。

 

 

 

○ショッピングクレジット(オリコ)のご利用、最大で48回までの分割手数料を無料といたします。

 

○対象商品はg'7 Specialの新品本体となります。

 

○金額の上限、また期間中ご利用回数の上限もございません。

 

○店頭の在庫商品は勿論ですが、カスタムオーダーのご注文も対象となります。

※完成時期には左右されず、キャンペーン期間内のオーダー確定(お申し込み手続き完了)で対象とさせて頂きます。

 

○頭金や下取りとの併用も可能です。お気軽にご相談下さい。

 

○店頭でのお申し込みは勿論ですが、遠方の方であってもメールでお申し込み可能です。

※お客様の携帯端末へお申し込みフォームをお送りいたします。お気軽にご相談下さい。

 

 

 

以上が概要となりますが、ご不明点やご相談等ございます際は遠慮なくメール、もしくはお電話にてお問い合わせください。

 

タイトルにもありますが、実に2年ぶりの無金利キャンペーンです。

 

是非この機会をご利用頂き最高のギター、ベースに触れてみてくださいね。

 

 

TELL : 03-5341-4508

Mail:shop@g7g.biz

※担当「宇佐川/ウサガワ」までお問い合わせください。

 

 

 

2024.01.29追記

ご好評につき、こちらのキャンペーンを期間延長させていただきます。

2024年2月29日(木)いっぱいのお申し込み(ご契約締結)まで対応といたしますので、是非この機会にg'7 Specialのご購入をご検討ください。

 

 

 

◉g'7 Special在庫◉

 

 

これまでTwitter、Facebook、YouTube、そしてこちらのアメブロで情報を発信し続けてまいりましたが、遂に先日Instagramのアカウントも開設しました。

 

各方面より「遅!」とか「え漸く…?」といった感動のお声も頂戴しております。

 

インスタでの情報発信は、他のSNSでは使用していない画像、情報に出来るだけ特化したものとなるよう考えていますし、きっと楽しんで頂けるものと思います。

 

 

是非これを機に皆様からフォローを頂けますと大変幸いです。

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

Official Instagram:

 

 

 

 

投稿:宇佐川