永訣の秋
ゆきてかへらぬ
――京都――
僕は此の世の果てにゐた。陽は温暖に降り洒ぎ、風は花々揺つてゐた。
木橋の、埃りは終日、沈黙し、ポストは終日赫々と、風車を付けた乳母車、いつも街上に停つてゐた。
棲む人達は子供等は、街上に見えず、僕に一人の縁者なく、風信機の上の空の色、時々見るのが仕事であつた。
さりとて退屈してもゐず、空気の中には蜜があり、物体ではないその蜜は、常住食すに適してゐた。
煙草くらゐは喫つてもみたが、それとて匂ひを好んだばかり。おまけに僕としたことが、戸外でしか吹かさなかつた。
さてわが親しき所有品は、タオル一本。枕は持つてゐたとはいへ、布団ときたらば影だになく、歯刷子くらゐは持つてもゐたが、たつた一冊ある本は、中に何も書いてはなく、時々手にとりその目方、たのしむだけのものだつた。
女たちは、げに慕はしいのではあつたが、一度とて、会ひに行かうと思はなかつた。夢みるだけで沢山だつた。
名状しがたい何物かゞ、たえず僕をば促進し、目的もない僕ながら、希望は胸に高鳴つてゐた。
* *
*
林の中には、世にも不思議な公園があつて、不気味な程にもにこやかな、女や子供、男達散歩してゐて、僕に分らぬ言語を話し、僕に分らぬ感情を、表情してゐた。
さてその空には銀色に、蜘蛛の巣が光り輝いてゐた。
青空文庫
幻なのかなあ
永訣って 永遠の別れだし
解説を読まないとわからない
風信機 (風信器) 風向計のこと 風見鶏
今日も雨
水を撒かなくても良い
けど
庭に行く楽しみがない
最近散歩をしたくない
雨が降るとホットする
それは
きついから
30分以上歩くと
相当息切れが酷い
まあ
30分ごと休めば良いことだけど
んで
最近 トイレ(大)のこともあり
散歩時間を10分ぐらいにして
1日 2,3回歩きたいな
と考えている
ほんの5年前は
1時間は何という事もなかたのに
少々きつくても
もうひと頑張りだと
気合を入れていたのに
今は まあこの位にしておこうと
齢を取ったなあ
それで
今日のリブログは
最近 読んでいるものです
姿勢や歩き方などが載せててあり
参考にしています
この人は2回目のリブログです
興味があったらどうぞ
おや この花は何だったんだっけ↓
「おーい」
「どれどれ それは・・・マルバストラムよ」って
そんな名前覚えられんよ
昼から雨も止み
やがてお日様も見えてきました
明日からまた暑くなるぞ
海月