~場にゆだねる


成果を出すためにあせってはならない。


残り時間と結論を出すことへのせめぎあいの中でも、冷静に場全体を見渡さなければならない。


一見テーマの本筋とは外れたような対話の中からも、新たな発見や大きなヒントが見つかることも多い。


ファシリテーターの独断で判断せず、流れに任せてみよう。


波間を漂うボートのように場にゆだねてみよう。


ゆだねるためには、自分の中に必ず成果につながるという確信が必要である。


そう。必ず成果は出るのである。しかもその場にぴったりの、そこに参加しているメンバーに深い気付きを与えるような成果がでるのである。

~成果を出すことに徹底的にこだわる


ファシリテーションのデザインやプロセスはもちろん大切だが、それに縛られてはならない。


多くの問題解決や組織変革のプロジェクトに関わってきて、多くのファシリテーターを見てきたが、ファシリテーターを束ねる立場として一番困るのが、プロセスにこだわるあまり、目的である成果を見失うファシリテーターである。

「ファシリテーションのプロセスはきっちりとこなしました!」

「それは素晴らしい!で、ファシリテーションの結果、所定の成果が出ましたか?」

「成果は出ていません。」

「・・・・。」

これでは、プロフェッショナルのファシリテーターとしては失格だ。クライアントも納得しない。プロセスやデザインは、目的を達成するための手段なのだから、目的が達成できそうにないと感じたら、その場で臨機応変に修正しなければならない。

極論すると、強引でも、帳尻あわせでも、何でもいいから成果を出さないといけない。

成果を出せるファシリテーターが生き残れる。

先日、街角で靴を磨いてもらった。


磨きながら、おばちゃんが言うには、最近の若者は、靴が汚すぎるらしい。


で、そういう若者が来ると、いつも「もっと靴を磨け」だの、「靴が汚いと偉くなれないよ」、「いい背広を着ていても靴が汚ければ台無しだ」と説教をするそうだ。

靴を磨かないのは、親のしつけのせいだとも。


どちらかというと、あまり靴を磨かずに靴をダメにしてきたほうなので、小さくなりながらうなずく。


研修やコンサルに行く日は、必ず靴を磨くようにしているが、長持ちさせるために磨くという発想はあまりなかった。


靴を定期的に磨くことは、靴を長持ちさせ、長期的に見れば費用対効果が高い。さらに、長持ちさせるということは資源の節約にもなる。

それに、ピカピカになった靴は気持ちがいい。


靴を磨こう!