ドラッカーのいう知識労働者の最たるものが、研修講師であり、ファシリテーターであり、コンサルタントである。


研修のコンテンツやコンサルティングの内容を高め、クオリティを保つには、専門書を読み、日々の活動からフィードバックを得、それを活かして改善し、積み重ねていくという地道な活動が大切だ。


ここ最近は、アウトプットとインプットの狭間に翻弄されていたような気がする。半年前にデザインした研修が、回数を重ね、いろんなフィードバックが得られて、いろんなモノが見えてきた。そのコンテンツの限界も見えてくる。


となると、改善しなければならないが、そう簡単には行かない。また新たなインプットが必要であったり、コンテンツを整理したり、分析を加えなければならない。


さらに、忙しいにもかかわらず、この1ヶ月くらいの読書量は半端でない。


沢庵和尚の『不動智神妙録』から始まって、新渡戸稲造の『武士道』や山本常朝の『葉隠』、清水博の『生命知としての場の理論』などを読み返し、さらに司馬遼太郎の幕末物の小説を5~6冊読み飛ばし、企画書を書くために「リスクマネジメント」や「情報セキュリティ」についてのインプット、戦略論を2冊読破。


いろんな断片が頭を渦巻いて、酔っ払ったような気分で、さらに渦巻くだけではなく、それぞれが組み合わさって発酵しかけているような複雑な気分だった。


数日前から、そろそろ答が見つかりそうな気がして、新たな高みに到達できそうで、気分はいい。


追記:

司馬遼太郎著『世に住む日日』を読んで、吉田松陰や高杉晋作が発揮する底抜けのポジティブ思考に頭が下がる思いがする。牢屋に入れられていても絶望せず、明るい未来に想いを馳せ、胸を張ってなすべきことをなす、というのは常人ではない。

研修中やファシリテーション中に、不測の事態に遭遇することもある。


そんな時、どう対応するかで講師の力量が問われることがある。この2ヶ月を振り返ってみても、いろんな事態に出くわした。


・プロジェクタのケーブルの断線

・プロジェクタのケーブルの接続箇所のピンが折れる

・テキストが会場に届いていない

・必要な資料が印刷されていない

・備品が足りない


・・・などなど。


一瞬、目の前が真っ暗になることもある。しかし、すべては受講生には責任のないことだ。


落ち着いて対応するほかない。


プロジェクタのケーブルの断線の時は、研修開始前だったので、会場であるホテル従業員に取り替えてもらって、研修開始後3分程度で復旧した。


プロジェクタ・ケーブルのピン破断は休憩中だったので、別の短いケーブルを使用、PCの位置を移動して事なきを得た。


テキストが届いてないことが研修開始5分前にわかったこともある。完全にエージェントの手配ミスで、印刷もされていないといことだった。急遽印刷をして届けられたのは、研修開始後1時間くらいたってからだった。


それでも、笑顔で研修は始めなければならない。テキストがないなんて大したことではない、といった風情で、始めなければならない。


腹を立てても何も解決しない。


ファシリテーションを始めるこれまた5分前に、一番大切な行動計画書が印刷されていなかったときは、急遽USBメモリにデータをコピーして、クライアントに印刷してもらった。


会場に行くと当初聞いていた人数より参加者が増えており、備品が足りなかったこともあった。


一瞬、怒りが頭をもたげるが、担当者が謝罪しているので、怒ってもどうしようもない。


目をつむって沈思黙考。どうするかをめまぐるしく考える。急遽、備品を使用しないワークへと変更した。


どんな不測の事態が起ころうが、成果を求められるのが講師だと思う。


不測の事態が起こったときほど、仕上がりに気を使う。不測の事態を成果の出なかった理由にしないために。

本日、チームビルディングのセミナーを開催し、無事終了することができた。


参加された皆様、お疲れ様でした。


遠くは、長野や静岡からご参加いただきました。ありがとうございました。


今回の参加者は、講師やファシリテーターの経験者が多く、非常に中身の濃いセミナーになりました。高いレベルの質問も多く、教える側にとっても楽しいセミナーでした。


それぞれが、深い気付きを得たように思います。


ぜひ、実践していただきたいと思います。


次回のチームビルディングのセミナーは9月に開催予定です。