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やすだけんちくじむしょのブログ

安田事務所の仕事をご紹介します!

先日、外部・室内に使われる造作材の
材料チェックをしに、工務店さんの
加工場に行ってきました。




使われている材料は主にピーラー(米松
の良質部分)とスプルスです。
ピーラーもスプルスも同じ松材ですが、
ピーラーは魚のマグロに例えるとトロ
の部分で、木肌がよく蜜実で框や見切り
などに使われます。
スプルスは加工性が良く材がピーラー等
に比べると柔らかいので、窓廻り枠など
に使われます。



これはピーラー。玄関の上がり框に使う
予定です。
仕上げに塗装をかけるので、キレイに
仕上がった後が楽しみです。



こちらもピーラー。
玄関扉が木製なので、その枠に使われます。



窓廻り枠にするスプルス。
所定の厚みになるまでキレイに削って
います。
ツルツルに仕上がっていました。



おそらくエンドユーザーさんからは、この
様な細かくて小さな材料は目に入っていない
のかもしれません。
しかし、建物の最終的な仕上り具合はこの
様な細部の出来の積み重ねにすごく左右されると思います。
設計者や腕のいい大工さんは、小さい所まで
気持ちを行き届かせて作っています。

この魅力がより多くの方に届くことを
願っています。


今日は木造建築の勉強会で都内です。

近代において木造の建築は、規模の
小さい住宅に主に採用されるもので
あって、災害等の側面から規模の大
きい建築についてはNGとされてきま
した。
しかし近年、木という素材について
改めて評価がし直されて来て、建築
基準の法律も見直され始まっていま
す。

私の事務所でも、木の建築の良さを
もっと広めるべく、勉強を重ねて
建築を通して、社会に貢献出来る様
務めていきます!
しばらくぶりの更新となりました。

木工事の外部造作が進み、
板金屋さんによる外壁工事が
始まりました。
今回は屋根と同じガルバリウム
鋼板のブラックを採用しました。

夕方に現場に行ったので少し写真
が暗いですが…



裏側の一番高さのある所から
張り始まりました。



気になっていた開口部との取り合い、
換気扇などのウェザーカバーとの
取り合いを中心にチェックします。



外壁材が455ピッチで仕上がる為、
それに他の部材がキレイに治まる
様事前に調整してあります。



正面のバルコニーには杉板が張ら
れる予定です。
塗装されるので、色決めの為そろそろ
塗装屋さんの出番です。



外壁の細かい現場打合せもあるので、
進み具合を見て、近日中にまたUPしたいと思います!