


建具を作る際に框に使う松材です。
材木を買付けする際は、木は既製品とは違うので現物を見てきちんと確認します。
木肌、木目の積み具合、節の具合などを経験と勘を頼りに決めて行きます。
自然の材料ですから、買付け時には見えなかった材の欠点が、製作の加工の段階で発覚することもあります。当然それはロスになりますが、それが木の欠点でもあり良さでもあるのです。



別の銘木店では、地元の材木店では見ない様な珍しい希少価値のある材がたくさん置いてありました。
北山杉の丸太、渋柿の床柱、一つの大木から取った無垢の天井板など、値段も聞いたらびっくりするものばかり。
一説には別に買ってくれなくても良いのだそう…。って事は、店ではなく博物館に見えて来ました。





また別の材木店では一枚板の材を専門にやっている所を見せていただきました。
ケヤキを中心にセン、トチ、チーク、サクラ、屋久杉などなど…。
またその材の一つ一つがクオリティが高く、その辺の材木店ではみかけない質のものばかりでした。
ランクが三段階ほどあり、一番上の材は関東ではほとんど売れなく、京都の方に売れるとの事。
丸太で買付けする時はこれまたたまげる様な値段(苦笑)
しかし、社長さんの木に対する熱意や考え方などはとても感心・興味を惹かれました。
また伺える機会があればなと思います。
連れて行ってくれた建具屋さんにも感謝です!!