
現在日本では昔架けられた木橋が、合理化の波に押されて鉄やコンクリートにどんどん置き換えられてしまっています。
大事な文化を後世に残す為、木に携わる技術者として何か出来ないか、試行錯誤しています。
この猿橋は日本三大奇橋の一つとされ、他にはあまり類の見ない、特殊な構造の橋です。


木は風雨にさらされると風化が進むため、雨がかりの所に銅板で屋根がかけられています。

幸か不幸か当日雨が降っていたので、足元は悪かったですが、橋が雨を受け流す様が見れたのと、木材が雨に濡れてヒノキの良いニオイが周辺に漂っていました。

ただ残念なのはすぐ上流にかかるこの鉄橋。効率化は分かりますが、既存の風景が台無し。
もう少し見えない所に架けてくれたら良かったのにと思いました。