こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
訪問ありがとうございます。
中条あやみ嬢が主役を張る、といふことなので試しに観てみた。ら、もう次は無いかなあ、なんて思へるようなドラマだった。
もちろん、『ナースのお仕事』と比較される運命にあるのは企画段階から織り込み済みのはず。当時それを観ていた人たちからすれば、本作はその焼き直しにしか見えなかったろう。違いは観月ありさのポジションにいるあやみ嬢が元ヤンといふ設定くらいか。
それにしても彼女が元ヤンとは・・・。
ご存知の通りハーフの人だ。映画は『ライチ☆光クラブ』(16)『セトウツミ』(16)『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17)『覆面系ノイズ』(17)あたりまでは観ている。しかし、演技力のレベルがもう一歩、いや二歩くらいかなあ。なんて思っていた。
今回のドラマはコメディタッチゆへ、それなりの実力が問われるはずだ。
喜劇は絶対に芝居ができなきゃごまかしのきかないジャンルである。そこらへんに不吉なものを感じていたのだが・・・。
実際、お世辞にも巧いとは言へなかった。セリフ回しも一本調子でさほどの工夫も見られない。驚き、怒り、笑い、悲しみ、落胆、困惑。どれをとっても全力でそのまんまの芝居。
やはり嫌な予感は的中するものだ。ただし、脚本と演出でカバーできる部分もあっただろうに。そこは残念である。
しかも、元ヤン=直情的正義感。といった人物造形も既視感ばりばりで必然性にも乏しい。
職場に問題を引き起こす要因を元ヤンキャラに求めずとも成立可能ではなかったか。
とは言へ、彼女の衣装がどれもそれっぽいのには笑えたが。
だがしかし。演技云々言わずとも彼女の魅力に開眼させてくれるドラマであった。
何がって、喜劇ならではの躍動感に溢れた豊かな表情が実にチャーミングなのだ。
今まで特にあやみ嬢が好い。とは感じてこなかった。然るに、最近の美男美女俳優たちが変顔を競っているかのような風潮に乗ったのか否か分からないが、今までにない表情のバリエーションを開陳していたのである。
変顔の先駆け橋本環奈嬢レベルには到底及ばないものの、結構頑張っていた。それでも、どんな表情をしてみせても、どれもがマジ可愛らしいのはどうしたことか。
今までは美人系にカテゴライズしていたが(間違いではないが)、本作品では生気に満ち、驚異的な可愛さ全開である。
しかも、今まではそんなに感じなかったハーフ顔がより一層強調されている。聖林スターの洗礼を浴びてきた我が身にとって、欧米白人系の外国人顔に弱いところがあるのは致し方ないところ。
そんな脇の甘さを突いて来るような画が目白押し。これには正直参りました。
要するに、このドラマは中条あやみ嬢の表情を鑑賞することだけにフォーカスすべき作品なのである。その他一切の夾雑物は取り除けるべし。
そうでないと、毎回観続けるにはちょっとキツい、面白くないドラマだったのではなかろうか。自分もひたすら頑張って観ていたといふのが本当の話だ。
それと、あやみ嬢の顔の小ささも驚嘆。手乗りサイズ。と言ったら大袈裟だが、首の太さと同じくらいの幅しかない。アメフトの選手も顔の幅と同じかそれ以上の首回りであるが、そんな感覚だ。
高身長との合わせ技でSSサイズの頭蓋がより一層小さく見える。さらに周囲に共演者を従えると最早無双。観ている自分の頭蓋のデカさが身に沁みます。
ちなみに、あやみ嬢は口蓋部に特徴があって、上前歯がやや突出気味で下顎が引っ込んでいる。ので、ややもすると二重顎に見えるしEラインが整わないので、プロフィールも独特。
しかし、顔面偏差値を減ずるパーツであっても魅力が減ずるわけではないのが面白い。
ファニーフェイス好きの自分には、全く気にならない要素である。むしろ好感する。
そんなことで、決してお薦めできるようなドラマではなかったが、ひたすら中条あやみ嬢の表情の変化を楽しむ目的に絞れば満足できる映像作品と言へよう。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
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