最近の研究で、つわりのひどい母親から生まれた子供は、
高いIQを示すことがわかったそうです。
という記事によると
トロント小児病院の医師らは、120人の妊婦を、
つわりのひどいグループ、もしくはつわりのないグループにわけ、
その子供たちを追跡調査し、子供たちが3~7歳になったときに、
IQを測定する試験を行った。
その結果、つわりのひどい母親の子供は、
そうでない子供よりIQが高い傾向にあったという。
なお、この差は、統計学的に意味のある差であったというのだ。
この結果の詳しい因果関係は明らかになっていないが、
研究を行った医師チームによると、つわりの原因となるホルモン、
「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」が関係しているのではないかとしている。
血液の中にある「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」の濃度が高いと、
つわりがひどくなるのだが、このホルモンは、
胎盤を正常に維持する役割があり、
胎児の脳の正常な発達に必要である可能性があるという。
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(以下hCG)は、
人の妊娠に重要であるプロゲステロンを分泌させるの働きがあります。
プロゲステロンは、子宮の内側を厚くし、
胎児を成長しやすくするホルモンです。
またhCGは、母子免疫に関与するのだそうです。
母子免疫とは、妊娠中は、胎児は母体から、
出産後は、新生児が母親の母乳からもらう免疫力です。
免疫はアレルギーに深い関係がありますから、
このホルモンは、こどものアレルギーにも関係がありそうですね。
私は妊娠中つわりはひどくなく、たまに食欲がなくなる程度でした。
ただ眠くなることはよくありました。
つわりには、食べ物のつわりもあれば、
眠くなるのもつわりだそうです。
つわりは母親にとってはストレスですが、
子供の健康や脳の発達には必要なもののようですね。
つわり対策を一つご紹介
食べものつわりの改善には、
●低脂肪食
●薄味
●ニオイのきつくないモノを選ぶ
●食事の回数を増やし、一回の量を少量に
など。
空腹が長いと症状が出やすいので、
就寝前に軽い食事をとります。
起床時にとりあえず炭水化物=
パンやリンゴ、おにぎりなどを少しだけ食べると、
気分が落ち着くようです。
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