脳にいちばんの栄養ってなんでしょう?
第1回目は、脳のエネルギー源について
脳のエネルギー源はなんでしょう?
答えは、ブドウ糖と酸素です。
酸素は、呼吸していれば自然に入ってきますから、
食べて補うものは「ブドウ糖」ですね。
体の中でこのブドウ糖を一番消費する部分が脳です。
体全体の約20%以上を消費します。
その次は心臓で約11%、
筋肉での消費は全体の約20%です。
脳の体全体に占める割合は2%程度ですから、
脳は小さいのに多くのエネルギーを必要とするのです。
脳では肝臓や筋肉などと異なり、
エネルギーの備蓄がないため、
常にブドウ糖は供給されなければなりません。
ブドウ糖が十分に供給されないと、
脳の神経細胞も活発に働くことができません。
ブドウ糖は、糖質やでんぷんの消化により増加します。
体内には、血中に約20gしかブドウ糖を貯蔵できません。
血中に蓄えきれなかった糖はグリコーゲンとして肝臓や筋肉に、
そこでも余った分はは脂肪として脂肪組織にたくわえられます。
血中のブドウ糖が減ると、またブドウ糖として戻され、
血糖値を一定に保ちます。
筋肉や肝臓と違い、グリコーゲンは脳ではほとんど作られないので、
ブドウ糖が緊急に必要になったとしても、
血中から補給されるまでまたなければなりません。
ごはんやパンなどのでんぷん質は、
約2時間前後消費にかかりますから、
朝食をしっかりとっておけば、
このブドウ糖をいつでも供給できます。
脳神経細胞もしっかり働くことができるのです。
人間の体は、午前中にもっとも活発に働くようにできています。
脳の働きも同じです。
では、脳に良い食品については、
参考文献