これもローマ国立中央図書館公開の写本から作成しました。表紙の題名はこうなっています。
Missa In te dn~e(domine) speraui Senis
uocib'(us) concinenda Ioanne Fra~cisco Anerio
Romano auctore.
作成した楽譜の題名や作曲者名はこの綴りに従っています。元の声部はSSATTBですが、音域が高くてリコーダーには不向きなので4度下げて、SSTTTBにしてあります。
写本状況は場所で異なります。飾り文字のインクが濃いところは紙の欠損が生じているので裏の音符に影響している場合もあります。或いは裏のインクがにじみ過ぎて音符と重なってしまったところもあります。序でに書き損じて訂正してあることもあります。目立つ箇所は次の通りです。
キリエ S2 20小節目 3音ほど欠損。僅かに見えるインクから推測しました。音程は間違いないと思いますが音価は推定するしかありません。
キリエ T1(A) 49小節目 訂正+裏のにじみでごちゃごちゃです。当てはまる音価分で妥当なE音を選びました。
クレド T1(A) 162小節目 D-Aの下降音形に欠損があります。大体見えるので多分合っているでしょう。
サンクトゥス S2 全体が全音符一つ分足りません。4-5小節H音の倍全音符を付点倍全音符にしました。
アニュス・デイ 21小節目 ページの変わり目になっていて双方のページに重複して書かれています。1ページ目の該当箇所は消した形跡があるので(しかも音価が違う感じ)2ページ目に従いました。
アニュス・デイ "Canon in Diatessaron""septem uocibus"の書き込みがあります。最後にカノンを入れて1声増やすやり方は当時よく出てきます。S1パートが4度のカノンになる指示と入り、終わりの位置指定があるだけなので解決パートは私が作成しました(アルトパートです)。ちゃんと入ってくれると分かっていても作成中はなかなかスリル満点でした。
http://aeolianconsort.chakin.com/Anerio_G_F.htm
Missa In te dn~e(domine) speraui Senis
uocib'(us) concinenda Ioanne Fra~cisco Anerio
Romano auctore.
作成した楽譜の題名や作曲者名はこの綴りに従っています。元の声部はSSATTBですが、音域が高くてリコーダーには不向きなので4度下げて、SSTTTBにしてあります。
写本状況は場所で異なります。飾り文字のインクが濃いところは紙の欠損が生じているので裏の音符に影響している場合もあります。或いは裏のインクがにじみ過ぎて音符と重なってしまったところもあります。序でに書き損じて訂正してあることもあります。目立つ箇所は次の通りです。
キリエ S2 20小節目 3音ほど欠損。僅かに見えるインクから推測しました。音程は間違いないと思いますが音価は推定するしかありません。
キリエ T1(A) 49小節目 訂正+裏のにじみでごちゃごちゃです。当てはまる音価分で妥当なE音を選びました。
クレド T1(A) 162小節目 D-Aの下降音形に欠損があります。大体見えるので多分合っているでしょう。
サンクトゥス S2 全体が全音符一つ分足りません。4-5小節H音の倍全音符を付点倍全音符にしました。
アニュス・デイ 21小節目 ページの変わり目になっていて双方のページに重複して書かれています。1ページ目の該当箇所は消した形跡があるので(しかも音価が違う感じ)2ページ目に従いました。
アニュス・デイ "Canon in Diatessaron""septem uocibus"の書き込みがあります。最後にカノンを入れて1声増やすやり方は当時よく出てきます。S1パートが4度のカノンになる指示と入り、終わりの位置指定があるだけなので解決パートは私が作成しました(アルトパートです)。ちゃんと入ってくれると分かっていても作成中はなかなかスリル満点でした。
http://aeolianconsort.chakin.com/Anerio_G_F.htm