こんにちは、愛知県春日井市でゴルフレッスン場を経営しています。

JPGA 日本プロゴルフ協会会員、プロゴルファーの高木 覚(たかぎ さとし)です。




2003年~2005年まで、僕が月刊ゴルフクラシックにて「名手たちが伝えたかった真実、ゴルフ格言とその功罪」というタイトルで連載していました。

ゴルフの格言、例えば「頭を残せ」という言葉を題材に現代理論で解説すると言った内容です。



2年間の連載中や連載終了後も読者さんから是非まとめてほしいと要望を頂いていました。

せっかくのアメブロ開始ですから新たに描き下ろしていこうと思います



ダウンスイングで右脇が開くことは悪と言われてきました。

そのため「ダウンスイングでは右肘を体に引き付けて」なんてレッスンをよく耳にします。



しかし本当にそうでしょうか?

実際に連続写真を見ると右脇は結構空いています。



タイガー・ウッズ
タイガー・ウッズ

松山英樹
松山英樹

ミッシェル・ウィー
ミッシェル・ウィー

ダスティン・ジョンソン




これはそもそも、ダウンスイングの時の力の入れ方を理解できれば、クラブを体に引き付ける動きはありえないとわかります。



クラブでボールを叩く動きは、トンカチで釘を打つ動き「コック&リリース」です。

コック


リリース


これがボールをクラブで叩く運動です。

もちろん実際にコックリリースで球を打つのはインパクトですが、人間の脳には反応時間の遅れが存在するため、このようなイメージになります。



そしてダウンスイングの右手の力の掛け方です。



クラブヘッドを解くためにグリップを体から離す方向に押します。

この時ヘッドはまだテークバック方向へ動く力が残っているため時間差が生まれタメと呼ばれる形が生まれます。



タメとは引きつけて作るのではなく解くときの時間差で生まれるものなのです。



そして右手でクラブを押し倒す力をかけると、体は反作用で左にシフトします。





スイング中の力のかかり方を左手と右手、体の動きとそれぞれ分解するとこんなイメージになります。

理論的なことが苦手な方は忘れてくれて構いませんが、回転中の加速運動は歳差運動(さいさうんどう)です。

歳差運動は回転の中心は円ではなく楕円に動くという意味です。



クラブを体から離す動きで回転加速運動はおきます。

飛距離アップをしたいなら右手でクラブを投げるようなイメージが正解です。

引き付ける動きではクラブは加速せず、早くほどけて力のないスイングになります。



20年以上昔、ハワイのパールカントリーを一人でプレーしていた時、プロがカートで寄ってきました。

バックティーで打っている日本人が珍しかったのでしょうか・・・。



プロ「調子はどうだい?」  あ、もちろん英語で話されています(笑)

高木「良い感じです」

プロ「君は右手で打つのか左手で打つのか?」

高木「右手です」

プロ「右手をどんなイメージだい?」



もちろんそんなに英語は堪能ではないので身振り手振りで・・・。

高木「ボールを投げるように右手を体から離します」

プロ「ベリーグッド!!!デビット石井もそう言ってる!!!」

とサムズ・アップして去っていきました。



その頃日本では右脇を閉めろと言われていたので僕は変人扱いでした。

でも海外で褒められたので嬉しかった記憶があります。

懐かしい思い出です。



こんな感じで常識と思っていることの間違いを書いたりもしています。
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最後までお読み頂き、ありがとうございます。

春日井でゴルフレッスン場を経営している、プロゴルファーの高木覚でした。


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