トレンドフォロー
「トレードでお金をもうけるためには、上昇トレンドと下降トレンドを相手にします。
でもどこでポジションをつくったら良いのですか?
マーケットとは、動いている車や船と一緒で、ある方向にいったん動き始めると、しばらくその方向に動きつづけるクセがあります。
慣性の法則ですね。
Uターンしようと思ってブレーキをかけてもすぐには止まれずに、しばらくはトレンドの方向に進みつづけます。
そして漸く止まった後、反対方向に動き始めます。
そしてまたしばらくその方向に進みつづけるのです。
トレンドフォローというのは、下がってきたマーケットが反転して上がり始め、上昇し続けそうだと思ったら買い、逆に上がってきたマーケットが反転して下がり始め、下がり続けそうだと確認してから売ることです。
続FXの落とし穴
FXは、ほったらかしでもスワップ金利が入るので、万一、取ったポジションと反対方向に動いてもそのままでいいです
と言うような話を耳にしますが
AUD/JPY NZD/JPY などの高金利通貨ペアを単一通貨ペアで、スワップ金利を目的としたロングポジションを持つことは自殺行為に等しいのです。
年に2~3度の予期しない急落(あるいは暴落)が起きると、レバレッジの高い人は一発で退場させられます。
レバレッジ20倍でポジションを取っていた場合、ほんの5%の急落でストップロスに掛かってしまいます。
レバレッジ10倍でポジションを取っていた場合、10%の急落でストップロスに 掛かってしまいます。
相場が思いのほか変動した場合、スワップ以上の損失が出ます。
初心者のうちは、単一通貨ペアでのスワップ狙いのポジションを安易に持っては駄目ですよ。
FXの落とし穴
ストキャスティクスなどのオシレーター系分析指数の短期線と中期線のクロスシグナルでポジションを取る方法です。
世にいう、ゴールデンクロスとデッドクロスです。
これが・・・・
買ったら下がる・売ったら上る・・・の原因です
テキスト本・情報商材などのほとんどが、この方法をテクニカルでポジションを取る方法として書いてあります。
FXでは、オシレーターのラインや移動平均線のクロスシグナルでポジションを取ってはいけませんよ
株とFX
株とFXとは根本的にちがいます。
株は、一企業の業績や事情で株価が上下します。
業績が良いわりには安値圏に放置されているから今後上ってくるだろうとか、買われ過ぎで高値圏にあるので間もなく下がるだろうとか。
要するに、株価というのは絶対値なのです。
一方の軸が固定されているのです。
それに対してFXの場合は、二国間の事情で相場が上下します。
通貨の価格は相対値なのです。
両方の軸が変動するのです。
ですから、FXには高値圏・安値圏という概念はありません。
FXのチャートは、上にも下にもスクロールするように動きます。
ですから「高値圏にあるから売ろう、安値圏にあるから買おう」という感覚がまちがいの始まりで、負ける原因なのです。
また、株は限られたマーケットですので、価格が操作されやすいですが、FXの場合は、マーケットが世界規模ですので、為替相場が価格操作で大きく変動することは滅多にありません。
為替相場は、万人に平等なマーケットです。
資金の大きさも関係ありません。
スワップ金利
AUD/JPY 豪ドル円の買いポジションを取るという場合
円の金利を払い、ドルの金利をもらうことが金利スワップの意味です。
ここで受け取れるスワップ金利の計算式を記します。
日本の政策金利 0.5%オーストラリアの政策金利 3.00%
差引 2.5%がスワップとして受け取れる%となります。
FX会社のスワップレートは1万通貨単位で1日いくらという表示になっています。
$10,000 × 2.5% / 365日 = 一日のスワップ金額
となります。
但し、短期金利は変動するため、必ずしも上記の計算式と合致しない場合があります。