妊娠初期って不安です。

胎動もないし、エコーで見える姿はとてもとても小さいし、健診の間の2週間なんて心配で仕方ない。ああ、毎日この目で見えたらいいのに!

でも、ふと思ったんです。
10ヶ月もお腹に宿して大きくしてから産む、ヒトという生物。パンダとかって超ちっちゃく産むじゃないですか。あのデカイ体でさぞ安産だろうなとか思っちゃいますけど、あの小ささで外界に出す方がよっぽど心配ですよね。あんなに小さくて、柔らかくて、生きていけるのかって。ヒトはそっちの方が不安で仕方ない、耐えられない気がするんです。
それなら、安全なお腹の中で育ってもらった方がよほど安心できる。無菌で、安定した環境で、限界まで育てる。そう思ったら、初期の不安も少し薄れるというか、外はまだ早い、お腹の中でまだ隠れて見つからないようにね!という気持ちになりました。見えないから不安でもあるけど、見えないようにして守ってるって事でもあるよね、と。

次の健診まで待ち切れない妊婦のただの独り言です。
私は、根拠のない非科学的なことはあまり信じない。でも、科学では説明できないような不思議な出来事を否定はしない。

もう何年前だろう。私は失恋と仕事のストレスでどん底にいた。何年もモヤモヤしたものが晴れずに鬱々とした日々。どうにかこうにか気分転換したくて長らく変えていなかった髪型を変えるべく、長かった髪をバッサリ切った。季節は秋頃。それから数ヶ月、年が開けると神田明神に行き、祈った。いや、念じたという方が正しいか。

その年私は全社表彰されるほどの仕事に携わることができた。そして少しだけ仲のいい間柄になった人がいた。自分でも驚くほど念が通じた一年だった。

そしてその年の年末。部屋の空気を変えようとカーテン、シングカバー、ソファを一新した。水色だった部屋をオレンジやピンク色に変えた。冬だったし色だけでも暖かくしたかった。

年が明けるとすぐ、前年いい感じだった人とはまた別の人とお付き合いする事になった。そして1年後、妊娠。翌年には結婚、出産、そのまま育休。

とにかく何かを変えたくて身の回りのものを少しだけ変えてみたら、そこから人生が早送りで変わりはじめた。彼氏もいない鬱々としたアラサー女子はたった3年で子持ちのワーキングマザーになった。ものすごい変貌ぶりだ。

そして今、仕事にマンネリを覚えてもういい加減環境を変えようと動き出した。鏡に映る何年も切っていなかった長い髪の自分の姿になぜか無性に嫌気がさしてまたバッサリと切った。そしたら、妊娠してた。

私は今回おそらく育休を取れないので、産後8週が終われば退職になる。来年はまさかの無職、2児の母で専業主婦だ。

小さな変化を起こすとまるで引き摺られるように大きな変化がやってくる。それはとても奇跡的で、何だか不思議な力が働いているように思えてならない。

来年は本厄の厄年だから身体には気をつけよう。。。
妊娠したときの記録
基礎体温は測っていませんでした。

9/22  生理初日
10/8 タイミング
10/10〜12 おりものドバドバ
10/13 推定排卵日
10/17〜19 夕方下腹部痛、調子悪い感じでちょっと横になる
10/23 信じられない位イライラする
10/24〜26 今にも生理がきそうな腹痛、腰痛、眠気。
10/27 推定生理予定日
10/28 検査薬陽性
10/31 初診、推定4w4d

この周期もタイミング外したと思っていたので、生理が来るものと信じて1ミリも疑いませんでした。

理由その1:タイミング悪すぎ
私の場合は排卵が近づくとおりものが急激に増えます。2〜3日ドバドバ出て、おりものピーク翌日から2週間後に生理が来るサイクル。おりものが減った日=生理の二週間前を推定排卵日とすると、タイミングは排卵日の5日前!もうね、旦那がわざと排卵日を避けてるとしか思えない。知らないと思うけど。

理由その2:基礎体温
測ってはいなかったんですけど、1人目の妊娠の時はきっちり測っててきれいな二段上がりを見せました。まだギリギリ20代だったあの頃は非妊娠時でも普通に37.0℃越え。そこから二段上がりだから結構高くなって、これが妊娠のパワーか…と。それが30代も半ばに近づくにつれ、高温期の体温は36.6〜7、上がっても36.8程度。黄体ホルモンの衰えを感じてました。パワーねぇな…ってなって測るのやめた、というわけです。

理由その3:生理きそうな腹痛
推定排卵日からそろそろ2週間くらい経つかなって時にもうすぐ生理ですよーって教えてくれるかのような腹痛。もう、タイミング取れてない時点で期待はしてないんだけど、ダメ押しでああ生理くるなと。ナプキン付けて準備万端。バッチコーイ!って待ってました。
実は腹痛を感じる前の日、職場のちょっと常識に欠ける不思議ちゃんの言動に感情をコントロールできないくらいイラついて自分でもちょっとびっくりしたんです。普段は考えられないくらい感情が爆発して暴言が止まらなくなりそうで必死にカフェに逃げて我慢して。これも腹痛が来たので生理前だからか!と納得。

というわけで、妊娠時と非妊娠時、確信的な兆候のようなものは一切ありませんでした…タイミング取れてない時点で本当に生理来ると思って疑わなかったから、高温期中に起こる色々にもしや?とすら思わない。思ったところで当てにならないということも嫌という程知っていた。

もしや?となったのは、生理予定日に腹痛の悪化と出血がなかったから。予想では、当日の朝かなりの確率で生理痛の重苦しい痛みで目覚めると思ってたのにそれがなかった。その日一日待ってみたけどお腹が痛くなる気配がない。ここで初めてムクムクムクッと期待が膨らんで、いやいやそんなワケない、と抑える自分が拮抗する状態に。じゃあ明日も生理来なかったら検査しよう、てことでめでたく陽性反応を目にしたのでした。
結局我が家は本格的な不妊治療に進むことはしませんでした。二人目がほしいと思い始め、避妊をやめてから3年半が経過。タイミングなんてもんは月に数回、排卵時期なんて考慮ゼロ。さすがに…これじゃ確率低いよなぁ、と思って夫婦で話し合おうともしましたが、夫はもうそれはそれは非積極的。そういうのは自然に任せるもんでしょ?以上!はい、終了。

一方、私は私で踏み切れないところもありました。お金の問題、時間の問題、それ以上に「妊娠成立」をゴールとしたプロセスとしての不妊治療の効果に懐疑的だったからです。
もちろん異常がないか検査するのは大事だし全く無駄じゃない。不妊の原因が見つかればそこをクリアする必要がある。でも私の場合はすでに一人産んでいて、定期的に排卵もあるしこれまで婦人科の検診は花マル優良児。どっちかっつーと50を過ぎてる夫の方が不安要素だと思ってました(精子クライシス!)。タイミングを合わせるなんて夫には逆効果だし、人工授精のために病院に通う?薬の力を借りる?仮にその先体外で受精までは確実にできても着床して妊娠成立までは自然に任せるのと確率的に大差ないのでは…という思い。(あくまで私個人の意思決定であって、不妊治療は意味があることだし素晴らしい医療技術だと思います)

まあ要するに、不妊治療に踏み込む勇気が無かっただけです。

私たちは無意識に「努力して頑張った分だけ目標に近づける」とか「物事には理由がある」という考えを持っていると思うんですよね。でもその考え方が妊活においては自分をすっごく苦しめることになりかねない。努力しても努力しても目標である妊娠に近づかない一方で、全然努力してない隣の人が何の苦労もせず妊娠したりする。こうなると強烈な自己否定が起こります。

なので、私は不妊治療以外で私にできることを考えました。排卵時期を知ること。もう少し回数を増やすこと。願わくば夫に知られずにタイミングを合わせること。夫に健康でいてもらうこと。
それと、もう1人子供が欲しい気持ちの裏には自分が産休に入りたいから…という邪な気持ちも正直なくはなかった。このまま妊娠できなければ仕方ないと受け入れることも決めました。

自然に任せる派の夫はタイミング狙って予告でもしようもんならすぐダメになるタイプなので、今でしょ!って時にできないとイライラしたし笑、周りでどんどん一人っ子家庭がいなくなるのはやっぱり辛かったです。お腹が大きくなった同じクラスのママを見て「あ、二人目できたんだ…」と思うと話もできませんでした。1人目がうちより後に生まれたところに「第二子が生まれました!」と聞くのも複雑な気持ちでした。何度も検査薬を使っては真っ白の陰性に傷つき、毎回毎回滑り台のように下降するグラフを見るのも嫌になって基礎体温もやめました。

そう思うと自分が妊娠発覚した今、どう振る舞うのが正解なのかさっぱりわかりません。

妊娠した理由も、しなかった理由もわかりません。何かがあったから妊娠したわけじゃないし、妊娠しなかった3年半は何かが悪かったわけじゃない。妊娠を望みながら叶わずにいる人はそれが1人目であろうと2人目以降であろうと、どちらも苦しい思いを抱えていると思います。赤ちゃんがほしいと思う気持ちは尊いです。苦しい思いをした分だけ、いざやってきた我が子への感謝の念は絶えません。無事にお腹の中で育って、産まれてほしい。ただただそう思います。
思いがけず、第二子の妊娠が発覚。忘れないように記録しておこうという話。

おそらく生理予定日の3〜4日前くらいから今にも生理になりそうな腹痛・腰痛・眠気。ああこれはもう来る、いつ来てもおかしくない調子悪すぎ来るなら来い、ナプキン装着準備万端!と思ってずっと待っていました。翌日、翌々日…まだ血が出ません。そうかそうか、不意打ちで夜中に来て朝痛くて起きるパターンだな?その手は食うか!とその日もナプキンつけたままで就寝。朝起きて…まだあんまり痛くない。出てない。アプリで排卵日付近だったと思われる時期を確認して、まぁ土曜日には確実に来るだろうと思って平日をやり過ごしました。

生理みたいな腹痛があってから数日、スマホでは毎日「生理きそう 腹痛」で検索しまくり。PMSと妊娠初期症状の違いみたいなサイトはスルーです。だってどう考えても生理前の生理痛だし、チクチクとか全然しない。広がる痛みと縮む痛みの違いとか言われても分からんし!いつものキューって縮む痛みだよ。血を見るまでせめてもの気休めにと生理きそうだったけど妊娠してたよ!的な体験談ばっかり探して見てました。おかげで検索上位ページはほとんど既読。
期待しすぎるのはもうやめた。もしかしたら…!と思って何度撃沈したと思ってんだ。今まで何十回も。タイミングが取れてても、取れてなくても。生理が来る前には体温がヒュッと下がる。崖から落ちるみたいに。だからもう体温測るのもやめた。今が何日目なのかとかも全然わからない。血が出たら終わり。

でも、絶対来ると思ってた土曜日を過ぎても出血せず。むしろ腹痛は収まりつつあるような。こうなったら…もしかして…?がどんどん膨らんでどうしようもない。しばらくしてお腹が痛くならなかったら検査してみようと決めて日曜日にいざ、決行。まさかの速攻陽性反応。

あば。あばば。あばー。

どうリアクションしたらいいのかさっぱりわかりません。パニックとはこういうこと。え?これかなりくっきり出てるけどほんとに?まさか?いるの?いたらどうなるの?これから私何すればいいの?

仕事のこと、病院のこと、上の子の保育園のこと。何より、ずっと望みながらかすりもせず、半分諦めかけていた検査薬の陽性反応を見ることができて嬉しくて顔のニヤケが止まらない。考えることが多過ぎて脳みそパンクしそう。

こうして、お腹に奇跡が起きてることを知りました。