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専業トレーダーブログ

僕は、FX専業トレーダーという人生を選んだんだ。日々の生活から考え方・トレード検証まで。



ある方向に進み始めると、途中で引き返したり別の道に進むことが、何か悪いことのように感じている人がいる。

そこには色々な感情や思いが入り交じっている。周りからどう思われてしまうだろうとか、ここまで進んできて引き返すのはもったいないとか、自分に負けたような気がするとか様々だ。


そうした全く意味のない思いによって、何よりも大切なこれからの未来の選択をどんどん狭めている。



日本では、会社に入社しても数年で辞めてしまうと、我慢が足りない人だと見られてしまう。辛いことにもじっくりと耐えて、そこから初めて成長できるという考え方だ。

でも、我慢が成長に変わるのは、その先に自分の目標があるときだけだ。ここを乗り越えさえすれば、自分の目指すものに近づけると確信しているときに初めて、その忍耐が成長に変わる。


それがなく、ただ目の前の日々を我慢で過ごしてもそこに成長はなく、時間の無駄なんだ。今、自分が進んでみたい道はこれだと感じられる環境に早く移って、そこで本当の忍耐を経験するのが圧倒的にいい。


転職などを経験された方は分かると思うけれど、環境を変えると決断して行動する方が、今の居場所で我慢し続けるよりもはるかに大きなエネルギーを必要とする。



また、道を変更して、これまで進んできた距離がもったいないと感じる必要もない。そんなモヤモヤした気持ちで、これから先の未来を無駄に過ごしてしまう方がはるかにもったいないだろう。

自分に負けたような気になる必要もない。自分が信じる方向に目を向けて行動したのであれば、それは自分に勝っているんだ。不安や周囲の反応にびびって、自分の意に反することをし続けている人が負けている。



いつでも方向を変えて、リセットしても良いんだ。真面目な人ほど自分を責めてしまって、全てに耐えることが良いことだと思い込んでしまっている。

周囲の迷惑になる。。と、心配することも無用だ。そんな中途半端な気持ちで、そこに居続けることの方が、自分にも周囲にも良くない。


後ろを振り返ったり、周囲をきょろきょろするのではなく、ただ真っすぐ前だけを見ていれば良いんだ。



多くの人は、一日のほとんどを自分のことについて考え、自分のために行動している。自分がどうしたら幸せになれるか・心地良くなれるか、全ての中心が自分自身になっているんだ。

どういう結婚をすれば幸せになれるか、どこに入社すれば安定できるか、誰と遊びに行けば楽しいか。自分のことがその全てで、相手が見えているようで見えていない。


そうやって自分にばかり目を向けていると、どんどん視野が狭くなってくる。全ての認識や行動が、自分がただ良くなるためという方向に向いていくんだ。


それは当たり前だろうと感じる人がいるかもしれない。でも、人が本当の心地よさや幸福感を感じられるのは、何かを得るときではなく、自分が誰かの役にたったとき・何かのために行動できたときなんだ。



今している仕事も、ただ経済的な理由だけでこなしていては、毎日が苦行になってしまうだろう。どんな仕事であれ、自分が今、誰かの役に立っている・貢献できていると思えるからやりがいを感じられる。

直接人に接する仕事をしている人であれば、何気ない"ありがとう"という一言で、もっと多くの人の役に立ちたいと思える。自社の製品が使われている光景を見れば、誇らしく思えるだろう。

何の意味もない仕事は存在しない。直接的にであれ間接的にであれ、誰かの役に立っているから今その仕事が存在している。それを確認できたとき、レベルの違う幸福感を感じることができるんだ。



仕事以外でも、身近な人に軽くありがとうと言われるだけで、何だかすごく心が軽くなる。ただ相手のためにと思ってしたことが、かえって自分が元気にさせられる。



自分のことばかりでいっぱいになっている人に、魅力的な人はいない。会話をしていても、自分が何を話したいか・自分が楽しいか・自分が何を得られるかしか考えていない。

どうしたら相手は心地良いのか・どういうことに興味があるのか、そうしたお互いが相手のことを第一に思いやれる関係はすごく心地良いんだ。



自分のためではなく、相手や他の誰かのためになる行動を意識的に選択していく。それだけで、幸福感を感じられる日々になる。

本当の幸福感を感じられるのは、何かを得たときではないんだ。



人には、失敗してしまう人と成功する人の2通りの人間がいるように思われている。書籍などでも、いかに成功するかに焦点を当てたものはあっても、失敗する方法を教えてくれるものはない。

でも人は、成功も失敗もする人と、成功も失敗もしない人に分けられるんだ。



何か新しいことを始めるとき・新しい世界に飛び込むとき、人は必ず失敗を経験する。飛び込む前にいくら綿密に計画したことでも、実際の世界は想像していたものと全く同じではないからだ。

他の誰から聞いたこと・知っただけのことは、実際とはまるで違うことが多い。自分の肌を通して得た経験だけが、100%真実なんだ。


この失敗の経験値がある程度積み上がると、だんだんとコツのようなものが無意識的に掴めてくる。仕事でもスポーツでも何でもそうだろう。始めはなかなか思うように行かなくても、やり続けているうちに自然と身体が動くようになってくる、あの感覚。



だから、何事も失敗を避けてはいけないんだ。その経験の積み重ねが、必ず次の成功の糧になるようにこの世界ができている。大きく成功している人ほど、たくさんの失敗をしているのはそのためなんだ。

失敗すればするほど、どんどん上達していく。この感覚があると、どんなことを始めても、あとこれ位で軌道に乗るだろうという感覚が肌で感じられるようになる。



失敗することを恐れて自分の世界を広げない人は、同時に成功することもない。失敗からしか人は学べないし成長しないから、失敗を繰り返している人との差がどんどん広がっていく。

一見すると、何もしない人の方が良いように見えるけれども、レベルの差は歴然としている。様々な経験によって、見えている世界そのものが違うんだ。



人は、成功する人と失敗する人に分けられるのではない。成功も失敗もする人と、成功も失敗もしない人に分けられるんだ。



自分の目指すものに向かって、日々を真剣に生きている人がいる。今日一歩でも前に進めるようにと、目の前のことに集中している。向上心のある、強くなりたいと願っている人だ。

一方で、周囲からどう見られているかが気になって、少しでも良い自分を演出したいと日々そのことに集中している人がいる。強く見られたいと願っている人だ。


人には、強くなりたい人と強く見せたい人がいるんだ。



強くなりたいと願っている人は、心のベクトルが自分自身にしっかりと向いている。現状の自分・進むべき方向を確認しながら、昨日の自分から少しでも成長できるような行動を選択していく。

また、必ず自分よりも強い人を見ている。自分との差は何なのか・今の自分に足りないものは何なのかのヒントを得るために、より強い人の輪に入っていくんだ。



強く見せたいと願っている人は、心のベクトルが他人に向いている。現状の自分がどう見られているのかを確認しながら、少しでも良く見られるような行動を選択していく。

また、必ず自分よりも弱い人を見ている。その人たちよりも自分は優れているという感覚を保つために、より弱い人の輪に入っていくんだ。



強くなりたい人は、自分が小さく感じられるような輪の中のポジションを保とうと、必死に自己を成長させて食らいついていく。

強く見せたい人は、輪の中で強くなり始めた人が出たりすると、相対的な自分のポジションを保つために、その人を押さえ込んだり排除したりするんだ。


強くなりたい人は、自分自身の成長をコントロールすることで最適な環境を構築していく。強く見せたい人は、周囲の環境そのものをコントロールしようとするんだ。



自分が今している行動は、自分の成長のためにしていることなのか、他人の評価を得るためにしていることなのか。

例えば、資格を取ることについても、自分のスキル向上を目標として勉強するのか・周囲の評価を得るために勉強しているのかでは、取得後の力には歴然とした差が出る。TOEICで高得点であっても、ほとんど会話できない人がいたりするのはそのためだ。



強く見せたい人になってしまっては、常に周囲の環境にびくびくする生き方になってしまう。自分自身が強くなってしまえば、全ては解決するんだ。



将来のことや仕事・人間関係・家族など、さまざまな悩みや不安を日々抱えている人がいる。頭の中に色々な事態が浮かんできて、そこから生まれる重い感情にとらわれてしまう。



こうした悩みや不安が生まれてしまうのは、きつい言い方をすると究極的には暇だからだ。

他に考えるべきことがない・行動するべきことがないから、脳が暇をもてあまして仕方なくそうした想像や思考を運んできてしまうんだ。



僕たちの頭は、修行をして無の境地に入らない限り、常に何らかの思考を巡らしている。ふと自分の中に意識を向けてみると、常に頭の中でおしゃべりが続いているはずだ。

頭はおしゃべりを続けたいから、考えるべきことがない暇なときには、そうしたつまらない悩みや不安といったものを材料にして、僕たちに語りかけてくる。



本当に猫の手も借りたいほど忙しい時に、それ以外のことを考えることはできないだろう。昨日まで悩んでいたことも、今はそんなことを考えている時間はないと、悩みなんてすっかり忘れて目の前のことに集中しているはずだ。


日々やるべきこと・やりたいことを明確にしている人は、目の前のことにただ向かって集中しているから、つまらない思考が入り込んでくる余地がない。

思いとは違った事態になっても、ただ次にどうするかを考え即行動に移すだけだ。どうしようと悩んでいる時間はないし、そうした時間が何も生まない一番無駄なことが分かっている。



頭が暇になった瞬間に、悩みや不安といったつまらない思考が入り込んでくる。

やりたいこと・やるべきことで、日々を埋め尽くしてしまう。そうして目の前のことに夢中になれる時間を過ごしていれば、妙な思考は絶対に生まれてこないんだ。