自分が大変な時に自分より大変な方のことを想像できるか | 社会投資家 竹井佑介日記

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本日、オンラインサロン SIAメンバー中心にバリツアーの時にお世話になったOLIMさんに寄付をお送りしました。

 

すると早速、息子さんからバリの仲間 OLIM さんの息子さんから感謝の言葉の動画を頂きました。


 

これから寄付に協力してくださった方々のお名前と金額をそれぞれお送りする予定だったのですが、

それよりも前に感謝の動画を送ってくださいました。

 

トータル日本円にして30万円ほどですが、仕事がなくなってしまった、

ツアコンを我々がバリの兄貴ツアーをやった際に担当してくださったOLIMさんに今回送らせてもらいました。

 

バリツアーの時の様子です^^

 

 

 

 

 


 

三浦襄さんについてお話してくださっています。

 

仲間たち皆で当時聞き入っていました。

実のおばあちゃんが直接、三浦襄さんとお知り合いで、日本語の子守歌を歌ってくれたそうです。

 

 

日本人代表でバリの人柱になってくださっており、いまだに葬儀の参列者数がバリの歴史上一番だった方です。

 

 

私も毎回お参りと墓場を維持するため寄付を続けてさせてもらっています。

そしてとうとう約10年目にして地球の歩き方にも掲載されるようになりました。

 

そんなOLIMさん。

 

現在コロナショックの影響で収入はゼロです。

元々豊かな暮らしはしておられませんでした。

 

今回このOLIMさんの件に関しましては、私が本気でサポートしたいと思った理由があります。

 

ツアーの時にお聞きしていましたが、スーパーで買うと高いので

毎朝早朝から市場にいって安くて新鮮な食材を買って

朝ごはんとお弁当を二人のお子様たちに作り、仕事に出かけておられ

男手ひとつで子育てされています。

 

私自身付き合いは1年ちょっとではありますが、これまで10年以上、毎年

バリの兄貴のところに行かせて頂いている中で実に様々なガイドさんとお会いしてきました。

 

その中でOLIMさんはダントツで印象に残った方でした。

 

OLIMさんは実はドライバーとして元々ずっと働いておられていたそうで。

ガイドとしては我々が最初のお客さんだったそうです。

 

その際、上にも書きました通り、私が毎年お墓参りに行く、バリの父と呼ばれた 三浦襄 さんのことだけでなく、

たくさんのことを調べて、案内されるたびに詳しく説明してくださる姿に感銘を受けたところからスタートします。

 

少し考えればわかることですが、普通バリに来て、ツアーをするとなった場合にはリゾート地、海などいわゆる観光スポットを巡るのが普通です。

 

しかし私がいつもお願いするのは

 

1 三浦襄さんのお墓参り

2 マルガラナ英雄墓地のお墓参り

3 バリの兄貴宅への訪問

4 マリアゴレッティという孤児院への訪問

 

などまず出向き、案内することが無い場所ばかりです。

 

そのためどうしてもガイドの説明が物足りないことが多く、自分自身で説明することが多かったです。

 

しかしOLIMさんは違いました。

とにかくひとつひとつの場所についてしっかりと下調べを重ねてきておられ、

何を聞いてもしっかりと回答していただけるのと同様に、何より我々に心で寄り添ってくれているのが

とてもよく伝わってきました。

 

本気で準備していることは、その気迫、オーラから伝わるというのは本当のことです。

 

そして仲良くなっていく中でよくよくこれまでの人生についてお聞きすると

 

実は小学校の時にご両親を亡くされ孤児となり

妹を食べさせるために、近くの方の畑の芋ほりと市場へ運んでいくお手伝いをしていたものの

小学校六年生のときに足を倒れてきたトラックの下敷きにされ、同じ仕事が出来なくなりました。

 

そこから新聞配達など出来ることをやりながら、

ご自身は学校をあきらめ

頑張って働いて妹を学校に行かせてあげました。

 

そして妹さんは無事に卒業され、やがてOLIMさんも結婚。

なけなしのお金で日本語の学校に通うもお金が無いため、

日本語は読み書きは習わず、スピーキングだけを習得されており、英語も習得されていました。

 

バリでは英語が無いと仕事は取れず、更にもう一か国語は習得しておかないと生活が厳しくなるからでした

 

そこからツアー会社として独立するためにINOVAという車を購入するために貯金。

 

ただここで更なる悲劇を彼を襲います。

奥様がご病気になり透析を受けなければならなくなりました。

ただその費用が莫大です。

 

10年かけて貯めた250万円を2018年亡くなられた奥様の透析の治療費ですべて失い貯蓄はゼロになりました。

10年間かけて貯めてきたお金がなくなってしまい、奥様をきちんと埋葬させてあげることも出来ず、

時間が出来るとこの先の絶望に胸を痛めておられたそうです。

 

だからとにかく暇な時間を作らないようにと、一所懸命仕事に打ち込まれ、

そんな中、通常のドライバーの仕事ではなくガイドとしての仕事を受けてくださったのが

我々との出会いでした。

 

奥様が亡くなられてから、1、2か月後の話でした。

 

はたからみるとあまりにも不幸な境遇に言葉を何度も失ったのですが、OLIMさんが特に私の心を打ったのは、

いつも孤児院の子供たちの面倒をみていることでした。

 

ツアー終了後、一緒にプライベートで孤児院にも行かせてもらったときの会話が印象的でした。

 

ここにいる子供たちみんな笑っているでしょ?

でも心では泣いている。

私にはわかる。

だって自分がそうだったから。

ふとしたときに親がいないことで涙した夜がたくさんあった。

 

そして関係性が深くなっていく中で自分の役割として、その失った250万円を出資という形で出そうと決断しました。

 

私が好きな言葉があります。

 

捨てる神あれば拾う神あり。

 

小さいころ、自販機の下やおつりのところをあさって小銭を集めていました。

そのときに、10円や100円など見つけた時の喜びは大変なものでした。

 

あの感情が忘れられず、人に与えたいと思い、

今ではいつも自販機のおつりは残していくようにしています。

 

そんな少しのことが当時の私にとっては本当に飛び上がるほど嬉しかったものでした。

その気持ちのお裾分けを今世は死ぬまで続けていきます。

 

話を戻しますが、

いよいよ出資するという段階で起きたのがコロナショックでした。

 

OLIMさんの仕事はツアー会社のドライバーですから、一気に仕事はゼロとなりました。

 

そんな大変な状況の中、オリムさんから電話があり相談されたのが

 

250万円は日本で困っている周りの方たちを助けるために使ってください。

 

というものでした。

 

私の方からは「分かりました」とだけ伝え、「準備出来次第、連絡いつでもください」とお伝えし、定期的にやりとりしていました。

 

そしてある時、さらに驚くことを言われました。

 

自分はもっと力をつけて孤児院の子供たちのためにもっと出来るようになりたい。

近くの貧しい子供たちやその親たちも密集して暮らしている中

マスクも無く困っているので、寄付してあげたいがそれが出来なくてつらい。

もっと頑張らないといけない。

これで黙っていたら、社会投資家を名乗っている意味がないと思い、すぐに支援させてもらう旨をお伝えしました。

 

金額にして45000円程度でしたが、これで1000名ほどにマスクを配ることが出来ます。

 

そしてどうせならそういった活動を一緒に体験としてもっておいて欲しいと思い、

オンラインサロン SIAメンバー中心にお声がけさせて頂き

皆さんと一緒に 社会投資 することになったというわけでした。

 

中でも

 

特に一緒にバリに行った八田さんは断トツの支援をして下り、

続き一緒にバリに行った今泉さん親子

いつもお世話になっている45さん

 

からは多額の支援を頂きました。

 

45000円からスタートし、結果30万円もの支援金を受け取ることになったOLIMさんですが

 

自分が大変な時に自分より大変な方のことを想像できるか

 

これが成功の秘訣であることを身をもって我々も追体験させて頂いた次第ですし、

サロンメンバーの皆さまも感じることはあるかと思います。

 

他に数十名の方が賛同してくださり大きな金額が集まりましたので、お名前すべて、OLIMさんに伝えさせて頂きます。

 

私たいはやれることしかできません。

だからこそ、やれることは徹底的に全力でやっていきたいと思っています。

 

この寄付賛同してくれたメンバーとみんなでバリに行って直接OLIMさんに会ってもらいたいというのが私の今の率直な思いです。

 

この度ご協力いただいた、皆さま、誠にありがとうございました。

 

一緒にオンラインサロンで活動してみませんか?

 

私たちに救えるものはたくさんあるということが良く分かりますし、

意義をもって自分自身を成長させることが出来るようになります。

 

どんな活動をしているかはこちらをご覧くださいね^^

 

 

致知出版の藤尾社長との特別対談音声

とても深い内容ですので、是非オンラインサロン内でご覧ください✊