ドル円は111円が依然として壁となっており雇用統計に注目が集まっていることでしょう。
来週は米国の重要経済指標であるISMと雇用統計発表があります。
ISMの予想は景気拡大か後退するかどうかの目安としている50を割り込むのかまたは上回るのかに注目ですが、最近の傾向は50をやや割り込んで推移しており市場への影響は限定的ではないでしょうか。
米雇用関連統計では先行指標であるADP民間雇用統計、BLS雇用統計の両方の推計のマイナス幅が拡大との予想となっています。
米中長期金利の低下傾向がこのまま継続した場合は、ドルは相対的に弱含みで推移されると見ています。
また原油価格、金価格といった主要国際商品の反発基調も、ドルの上値を抑制される可能性が大きい。
9月に入り市場に夏休みを終えたディーラーたちが戻ってくればさらに上の兆候は強くなるとみています。
テクニカル的には依然上値111.00円が壁として立ちはだかっています。
結局週初に付けた110.29円が高値となり以降110円にも届かないような状態が続いており下を意識せざるをえません。
一目均衡表では実線は転換線上で何とか踏みとどまる形で引けたが、陰のコマ出現で下落圧力がかかる中での気迷いとなっています。
転換線上にはいますが頭はかなり重いようです。
短期移動平均線は109.30円近辺で、中期移動平均線も109.50円近辺に位置しておりこの交差ポイント以下で推移した場合は再度下値を試す動きもあるでしょうが、55日移動平均線が107.96円、200日移動平均線が106.56円に位置しておりこの支持線は固いのではないでしょうか。
上値のメドは8月15日に付けた直近の高値110.67円と見る。下値は基準線108.63円を割り込んだ場合の200日線106.56円となる可能性が高いでしょう。