読書感想文 「お金が増える強化書 上岡正明著」 

 

「お金の不安」から自由になるための お金が増える強化書

に、本当の書名を付けるとすれば……  

 

私の親友でもある(株)フロンティアコンサルティングの社長投資ユーチューバー上岡正明が著した最新刊の一冊です。

 

この著書に興味を持った方は、一体どんな点に期待して購入を決めるのでしょう?

題名だけで推測すると、”不労所得で知らぬ間に貯金が増えてる仕組みの作り方”みたいなことを連想させるかもしれません。

実際には、もっと実践的!投資の奨めです。

 

至極もっともな内容で、

・”種銭作りは本業で頑張る”

・”捨てても諦めがつく(事業における必要経費と考える)余剰資金で挑む”

・”現状もっとも低リスクなインデックス投信を選ぶ”

 

このようなことを実例を合わせて紹介してくれています。

まあ、全体的に初心者向きな内容ではありますが、実際に投資を経験している方ならお分かりなように、必勝パターンなど存在しないのが投資の世界なので、突っ込んだ手法は書けない、汎用的な解説になってしまう、のは致し方ないことではあります。

 

 

さて、本当の書名をつけるとすれば……

 

『安全投資「つみたてNISAでインデックス投信」を始めよう。実力が付いたら個別株へ』

 

上岡の「短期間で億を稼ぐ個別株投資メソッド」も漏れなく解説されていますので、まだまだ研鑽中の方もご一読をお奨めします。

 

 

 

ハッピートレーディング!

備忘録

 

AIテーマ銘柄

<IPO>
12/20 JDSC<4418> AIによりアルゴリズムモジュール開発

12/23 エクサウィザーズ<4259>
300億円規模AIプラットフォーム事業を展開

<業績低迷AI銘柄>

  • HEROZ<4382>
  • 音声認識のフュートレック<2468>(東2)
  • アドバンスト・メディア<3773>(東マ)
  • エーアイ<4388>(東マ)
  • 画像処理・解析のモルフォ<3653>(東マ)
  • ニューラルポケット<4056>(東マ)
  • ドローンのオプティム<3694>(東1)
  • 手書き文書認識のAI inside<4488>(東マ)
  • レジ無し店舗開発のサインポスト<3996>(東1)
  • ロボアドバイザーのウェルスナビ<7342>(東マ)

<好業績AI銘柄>

  • リーガルテックのFRONTEO<2158>(東マ)
  • 3D画像処理のディジタルメディアプロフェショナル<3652>
  • データ解析のブレインパッド<3655>(東1)
  • ビッグデータ解析のALBERT<3906>(東マ)
  • 機械学習ソフトのPKSHA Tecnology<3993>(東マ)
  • メッセージサービスのAI CROSS<4476>(東マ)
  • DX支援のヘッドウォータース<4011>(東マ)
    コアコンセプト・テクノロジー<4371>(東マ)
    人工知覚のKudan<4425>(東マ)

 

 

 

アノマリー:相場の季節性と周期性

当たるも八卦当たらぬも八卦、とは少々意味合いが異なりますが、知っておいて損はないのがアノマリーです。
「セルインメイ ”Sell in May, and go away. Don’t come back until St Leger day"」や「サンタクロースラリー」などが有名ですね。そうです、相場にはある種のパターンや季節性が存在するのです。
必ずそうなる訳ではありませんが、アノマリーのパターンを頭に入れておくことで、唐突に食らうことなく回避できたり、さらに利益を伸ばすことができるかもしれません。
日本には日本独自のアノマリーもあるかと思いますが、ここでは世界レベルで影響のある、アメリカ市場のアノマリーについてご紹介したいと思います。

 

12か月の相場パターン──最高と最悪の転換点を知る

■ 8月は閑散 最悪の月のひとつ

9月に新年度を迎える欧米では、8月に長期休暇を取る場合が多く、そのために投資取引も閑散としています。

■ 9月は最悪 1年で最悪の月

9月の相場は高く始まる傾向がありますが、夏休みが終わり、人々が日常に戻ってくる頃には、ファンドマネージャーが第3四半期の決算対策にポートフォリオの株を処分売りするため、9月は平均して1年で最悪の月になります。

■ 10月恐怖症

なぜか10月に暴落が起きることが度々あるので「10月恐怖症」という言葉があります。1929年の大恐慌や1987年のブラックマンデーの株価暴落は、いずれも10月に起こっています。


それとは真逆に、10月は「ベアキラー」とも呼ばれ、しばしば弱気相場に終止符を打つ相場転換の月となるので、現在では1年のうちで株を買うのにふさわしい月のひとつといえます。

 

8~10月は他の月よりも株価が大幅安になりやすい傾向があるので、新規に買いポジションを取ったり、持ち株を買い増すのに絶好の機会とも言えます。
さあ、この辺りからいよいよ市場のいい波が回ってきますよ!

投資家にとって最高の上げ相場の到来

11月~1月は投資にとって最高の3か月です。株価が上昇する可能性が高いだけでなく、他の月に比べて圧倒的な上昇率になる傾向があるからです。

 

第4四半期はクリスマスショッピングで個人消費が増え、年末のボーナスが市場に流れ込むことに加えて、機関投資家がその年度の業績を良くしようと努力することで、相場は上昇する傾向が見られます。
その後、新年に入っても、楽観的な見通しや前向きな気分が支配的になって、市場の好調さは維持されます。

 

こうした特性のおかげで、11~4月は投資家にとって最高の6か月になります。相場の上昇のほとんどが晩夏から初秋にかけて始まり、冬から春にかけて終わりを告げます。

※欧米では12月末を年度末に設定している企業が主流なので、第4四半期は10~12月期になります。

 

■ 11月から始まる

感謝祭(11月の第4木曜日)から年末にかけての休暇シーズンが始まる11月は、1年で最高の数か月の到来を告げます。
ダウ平均とS&P500では「最高の6か月」が、ナスダックでは「最高の8か月」が11月に始まります。機関投資家の第4四半期の資金が市場に入ってくるのです。


※ 11月と2月は売買が活発

になるものの、これを修正してくれるはずの長期投資家が企業へ取材分析議論するため1ヶ月程動けず、振り幅が大きくなりがちです。機関が戻ってくると修正が入ってファンダメンタルに回帰してゆきます。

■ 12月のサンタクロース

相場が12月に急落することはめったにありませんが、そうなるときには、たいてい相場の転換点であり、天井か底に近いということです。
一方、下落相場に苦しんだ後に12月も急落するようなら、間もなく上昇が始まると思ってよいでしょう。

月の前半は、節税目的の売り年末のポートフォリオの見直しが最高潮に達するので、相場は弱くなる傾向にあります。

市場がクリスマス休暇に入る前後からその年最後の5日間と新年の2日間に大きな上昇が起きることがあり、これは「サンタクロースラリー」と呼ばれています。
サンタクロースラリーがなかった翌年は、弱気相場になるとも言われています。

■ 1月は1年のバロメーター

年初になると必ずこの話題が出ますが、「1月最初の5日間」によって、その年の市場環境を占うことができます。1月最初の5日間が上昇した年は好調な一年になることが多いようです。
年間の相場は1月の動きに似るという「1月バロメーター」は、これまで大きく外すことはほとんどありませんでした。もし1月に下落した場合、その後に経済か政治か軍事面で問題が発生したという事例がしばしばあります。

1月に予測力があるのは、議会が新たに招集され、大統領が一般教書演説をして年間予算を提示し、国家目標と優先事項を決めるなどの重要なイベントが多いからです。
また1月は資金が流入し、ポートフォリオが見直され新たな投資戦略が策定される月でもあります。

■ 2月にひと息

11月から1月の3か月にしっかり上昇すると、相場は2月にひと息つくのが通例で、調整するか揉み合うことが多くなります。
そして2月末から3月初めには再び上昇を始めて、「最高の6か月」が終わる4月まで上げ続ける傾向があります。

■ 3月のバトル

3月に入ると、株価は月初めに押し上げられて、月末に打ちのめされる傾向があります。
3月はしばしば強気と弱気が闘う場と言われます。株価は3月中旬頃から下げる傾向が強く、時にはかなりの急落を見せることがありますのでご注意を。

■ 4月への期待

4月はダウ平均とS&P500にとって「最高の6か月」の終わりです。
4月の間、市場は第1四半期(1~3月期)の収益結果に注目しています。ここでのポジティブサプライズが期待されやすく、相場は収益発表に先立って上昇します。

■ 5月では遅い

5月に売って、相場から離れなさい(セルインメイ)」という相場格言がありますが、近年では、5月まで待ってから相場を離れるのでは遅過ぎるようです。4月頃に手仕舞い、6~7月も相場から離れていたところで、良い収益機会を逃すことはほとんどないそうです。
ダウ平均とS&P500にとって、5月は「最悪の6か月の始まり」になります。

■ そして最悪が始まる

ナスダックは6月まで好調であることが多く、ナスダックの「最高の8か月」は6月まで続き、「最悪の4か月」が7月に始まります。
そして、すでに述べたように8月と9月のパフォーマンスはマイナスになることが多いです。

 

政治と相場──4年周期の絶好の買い時は

アメリカでは、大統領選挙が景気と株式市場に大きな影響を与えてきました。

景気低迷弱気相場は、大統領の任期の前半に起こり、

景気好調強気相場は、任期の後半に起こる傾向があります。

そして、最大の相場上昇は、大統領選挙の前年に起こりやすいです。

 

再選を勝ち取るために、大統領は痛みを伴う取り組みのほとんどを任期の前半に行い、

任期の後半になると景気刺激策を行って、有権者が投票所に出かけるときに最も好景気になるようにするからです。

 

政府は、大統領選挙の年に経済を良く見せて有権者を喜ばせ、不人気な政策の実行を翌年まで先延ばしにします。それに対して相場は、人気のある大統領の再選や不人気の大統領が政権の座を降りたことを祝福して、上昇します。

 

災害や金融危機などが突如発生して市場が暴落することもありますが、その場合はたいてい政権交代が起きます。2020年も新型コロナウイルスの猛威により、トランプからバイデンへの政権交代が起きました。

 

2000年(ITバブル崩壊)と2008年(リーマンショック)は例外でしたが、大統領選挙があった年に投資家が相場で痛手を被ったことは、ほとんどありませんでした。

2020年も新型コロナウイルスの悪影響を受けたにも関わらず、最終的に株価は戻りました。


2021年は大統領選挙の翌年で、アノマリーによればパフォーマンスはあまりよくないはずですが、新型コロナウイルスの影響で景気刺激策を取り続けたことが、株価上昇をもたらしてきました。

アメリカ大統領の任期は4年。この4年周期で絶好の買い時は、中間選挙の年の第4四半期になります。ちなみに、次の中間選挙は来年です。

 

アノマリーについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
何もなければ(そんな場合の方が特殊かもしれませんが)アノマリー通りに動くことが多いようです。
逆に、相場がアノマリー通りに動かないのであれば、他の何らかの影響力のほうが強力だということであり、注意すべきという警告と受け取ることができます。

 

月替わりにはアノマリーについて思い出して、頭の片隅に相場の傾向だけは押さえておくとトレードしやすいかもしれませんよ!ハッピートレーディング!

 

 

決算が注目の銘柄 2021/11/5分 答えは明日以降!

このコーナーでは、数日後に決算を控えた銘柄で、私が注目している企業を追跡してツイートしているものをまとめてご紹介しています。
スイング銘柄として、練習のために私自身がエントリーしている場合もありますので、お楽しみに!

 

■ INPEX<1605> 

■ 日本コークス工業<3315> 

11/5 2Q発表

お馴染み化石燃料系テーマ株ですが、いずれも三角持ち合いの様相を呈していますので、この決算を契機にブレイクアウトするかも!?です。楽しいなぁ

 

【結果:〇】INPEX<1605> +7円の946円(+0.7%) 

今期3度目の上方修正、営業利益5880億円見込む(昨年度の2.4倍)

発行済み株式の5.5%に当たる8000万株(700億円)を上限に自社株買い発表

勢いがあるとこは違いますね!私も乗っかりました

 

【結果:×】日本コークス<3315> -14の134円(-9.5%)

2Q 連結経常利益58.8億円(前年同期比5倍)

通期予想90億→107億円(前期64億)に19%上方修正

ただし、通期予想の額では下期は△9%の48億円に留まることとなるため、失望された模様

 

似たような業種で、チャート型もそっくり。 来週以降、似たような軌跡を描くのか、はたまた人気の度合いに合わせて変わってゆくのか、注目してます!

 

■ アシックス<7936>

2,935円 2Q 247.7億 進捗183.5%

11/5 3Q発表

すでに新高値を達成してますので、次の目標は2016年頃の最高値3,500円でしょうか

 

【結果:×】 +3円の2,938円(+0.1%)

11/5発表の3Qでも進捗率187.8%!(経常356.8億) 

それでも買われないんですねぇ、出来高も十分にあった(11458単元)んですけど。

 

確認したら、ほとんど信用買いされてなくて、売りばかりですね。

PERは84倍だし、理論株価は1080円と算出するとこもあるし、難しっ!

 

 

分かり易く本日の値動きの結果を載せましたが、実際には明日以降に参入する方もたくさんいらっしゃいますので、来週以降の方がようチェックです!

 

 

先日まで『明日の注目銘柄』として目に留まった銘柄を取り上げていましたが、前日のニュースでは取りこぼしが多かったので、今後は数日先の好決算を予想して前乗り目的で銘柄をチョイスしていこうと思います。

 

■ 三菱ケミカルHD<4188>

1Q 852億 進捗率42.6% コンセンサスの1.6倍でした

11/2 2Q発表 季節性を見ると2Qは1Qと同程度又は上昇傾向あり

 

【結果:×】-13.6(-1.4%)の954.9円

中間決算は1471億円の黒字(前年は△368億) 

通期利益は2000億→3280億円(前期は329億)に64%上方修正、増益率6倍→10倍に拡大

年間配当を24円→30円(前期は24円)に増額

 

超絶決算でも売られる時は売られますね。私はホルダーになりましたので、しばらく様子見です。

 

■ ZHD<4689>

1Q 518億 進捗率42.6% コンセンサスの1.8倍でした

11/2 2Q発表 季節性を見ると1Q以降右肩上がりに業績が伸びる傾向あり

 

【結果:◎】+15円(+2.1%)の733.2円

2Q連結税引き前利益は1060億円(前年同期比122.3%)

 

私の本業でpaypayにお世話になっていて、この数カ月は色々キャンペーンを展開(=Zの経費負担で)しているのでどうかなと思ったのですが、さすがですね

決算反応は木曜日以降です。

 

■ 日本製鉄<5401>

1Q 2504億 コンセンサスの1.56倍でした

11/2 2Q発表 トヨタとの訴訟問題で話題沸騰中でもあり、内外投資家の注目を集めていますので、決算が上振れれば大商いになる可能性?

 

【結果:×】-38(-1.85%)の2015円

2Q連結損益は2987億円の黒字(前年同期△1911億) 

通期予想を3700億→5200億円の黒字(前期△324億円)に40.5%上方修正、最高益予想をさらに上乗せ

 

ただし、年間配当は引き続き未定、これが失望売りになったんですかね?

あ、発表は大引け後だったので決算の反応は木曜日以降でした!

 

 

NFTとイーサリアムの関係とは?注目される理由を解説

から抜粋しました。

NFTとイーサリアムは密接に関係している

 

イーサリアムは、1つのサーバーを介さず端末毎にデータ送受信を行うP2P(peer-to-peer)を採用することで、高いセキュリティと分散管理の公平性を実現しています。

 

また、取引情報を管理するブロックチェーンに関してもビットコインから大幅に改良されており、それまでは約10分かかっていたブロック生成が約15秒まで短縮されています。

 

イーサリアムのブロックチェーンには、あらかじめ用意された9種類の規格を基に独自トークン(仮想通貨)を発行することができる機能が搭載されていて、送金決済目的のトークンを作ることも可能です。

 

そして、リリースから現状までほとんどのNFTはこの「イーサリアムのブロックチェーン」で生成されており、ERC721かERC1155という規格が用いられているのです。

 

これらの規格はトークンIDとURIというウェブ上の識別子を紐づける特性を持っており、付与されたURIをブロックチェーン上のプログラムで管理することで、以下の情報を確認することができます。

 

・トークンの作成者
・トークンの所有者
・作成日

 

これらから分かる通り、NFTのメリットである「デジタルコンテンツに識別情報を付与する」機能は、言い換えればイーサリアムのトークン規格であるERC721とERC1155の機能でもあるのです。

 

初心者の方は「イーサリアムのブロックチェーンでNFTは作られている」とイメージすれば、両者の関係性の深さが理解できるでしょう。

 

イーサリアムの代表的な機能の1つであるスマートコントラクトは、ブロックチェーン上に条件を設定することで仮想通貨不動産実体がある商品の取引を自動的に実行することができます。

 

これによって従来よりも業務効率を向上させることが可能となり、第三者を介する際に発生する人的コストについても削減できるようになりました。

 

また、この技術は後発のクアンタムという仮想通貨でも実装されており、ビジネスマーケットにおいて有用性の高いツールとなっています。

 

NFTの発展にも貢献している独自トークンの発行機能ですが、それより以前に脚光を浴びたのはICO(Initial Cost Offering)という利用用途です。

 

これは起業や新たなプロジェクトをローンチする際に、自身のトークン(仮想通貨)を投資家に売却して資金を集める手法で、従来の株式の仕組みを仮想通貨に置き換えたものとして多くの企業に利用されました。

 

 

明日の注目銘柄 2021/10/29分Twitter の答え合わせ

 

■ 日清紡HD<3105> 890.0円

8/4 2Qでは経常利益225.6億進捗率125%でした。

10/28 本決算見通しを上方修正 135億→180億円

11/11 3Q発表

 

懸念点は本決算予想コンセンサスが230億円なこと

 

【結果:×】 寄付きー7円 終値-9円(-1%)の878円

静かですねぇ。出来高100万あってもこんなに凪いでるなんて。

これ、もしかすると後から急騰する奴かも!だったら仕込み時!でも、外せば時間の浪費…

 

■ 野村不動産HD<3231> 2,904円

2Q発表 今期経常を2%上方修正、2期ぶり最高益更新。

さらに発行済み株式数1.37%にあたる250万株(50億円)を自社株買い実施

 

懸念点は2Qの進捗率が47.5%、コンセンサスを下回る

 

【結果:×】 寄付きー52円 終値-135円(-4.65%)の2,769円

こんなに叩かれる?ってほどの下落で最大-250円(-8.6%)売られた後、半分ほど戻しました。 懸念材料が他にあるんですかね?

 

■ JCRファーマ <4552>

2Q 経常利益137億 進捗率63.3%

上期経常は10倍増益で着地、今期配当を4円増額修正。

 

懸念点は通期予想の据置き217億、ただしコンセンサスを7.5%上回る

 

【結果:△】 寄付き+148円 終値-33円(-1.17%)の2,799円

ギャップアップ分がすぐさま消滅させられたのでデイトレ勢ではない。とすると、これまでレンジに翻弄されてきた中期勢の利確でしょうか

 

■ オムロン <6645>

今期税引き前を40%上方修正・7期ぶり最高益、配当6円増額。

また、発行済み株式数1.64%にあたる330万株(300億円)を上限に自社株買いを実施。

 

懸念点は2Q進捗率49.2%、コンセンサスも下回る

 

【結果:◎】 寄付き+460円 終値+330(+3.13%)の10,870円

ギャップアップ後ただちに穴埋め利確がありましたが、その後気持ちよく切り上げていきました。

10/29からおよそ2,760,000株(300億円)分自社株買いするとなると……なんだ、出来高5日分相当なのであっという間に捌けてしまいそうです。

 

明日の注目銘柄 2021/10/27分Twitter の答え合わせ

明日の注目銘柄 2021/10/27分Twitter の答え合わせ

 

■ JFEシステムズ<4832>

本決算予想を、売上高を480億から510億円(前期比9.8%増)へ

営業利益を47.6億から52.7億円(同12.9%増)へ

純利益を31億から35億円(同13.4%増)へ上方修正

60円を予定していた期末配当を75円へ引き上げると発表

 

素晴らしい!

 

【結果:◎】

寄付き+293 終値+132円(+7.5%)の1,890円

ギャップアップが激し過ぎて明日はどうなるでしょうね?

こんな日でも出来高が973単元しかないので(平素は100単元以下)、私は見送ります

 

■ INPEX<1605> 

・コンゴ沖合鉱区の鉱業権32.28%をもつ子会社帝石コンゴ石油を譲渡

同鉱区事業から撤退

・出光スノーレ石油開発に50.5%出資

出光興産<5019>と大阪ガスサミットリソーシズから株式取得

 

この情報でどう動くのか注目してます

 

【結果:×】 寄付きー27円 終値-39円(-3.95%)の948円

2段下げで下落しました。

エネルギーセクター下落の影響の方が強く出た模様です。

やはり、精査しないとよく分からない情報では購買欲は高まらないようですね。

 

 

★ 株式投資の第一歩 勉強はここから始めよう ★

株式投資を始めるにあたって、どんな勉強から始めたらいいの?

そういう疑問、誰もが経験しています。

 

ネットを検索してもズバリと答えが出てこない。あの人はこう言うし、その人はこうしろと言う。

そう、誰に聞いても漠然とした回答しか貰えないからなんです。

 

人それぞれの投資スタイルは千差万別、注目ポイントも違うし、エントリーポイントも違う。

チャートの形から判断する人もいるし、業績から判断する人もいて、日常の生活感やニュースから投資を決める人もいる。

 全てが正解とも言えるし、全てが不確実とも言えます。

 

では、何をもって投資の正解と見なしましょうか?

この回では、できるだけ短期間で、収益をプラスにするための、投資の取り組み方・勉強方法についてお知らせしたいと思います。

 なお、この勉強法は投資感覚を身に付けるものであって、確実に儲けられることを保証するものではありませんのでご理解をお願いします。

 

■ 投資の第一歩は投資感覚を身に付けること

1.見るべきものはたくさんある。まずは個別銘柄ニュースから

 マクロの経済ニュースは確かに重要なファクターになりますが、大きく関わってくるのは時価総額の大きな大企業や金融機関、グローバル企業ばかりで、中小型株ではそれ以上に個々の決算内容や新規事業のニュースで売買が活性化します。

 

 ≪当サイトからの提案≫

A.【株探】などの投資情報サイトで、個別銘柄の気になるニュースをピックアップ

  株探の「【明日の好悪材料】を開示情報でチェック」や「本日の【サプライズ決算】」はお奨めです。

 

B.証券会社提供のトレードツールなどで詳細を確認

  楽天証券【iSpeed】【MarketSpeed】マネックス証券【銘柄スカウター】はお薦めです。..

  数年間の業績推移、出来高、今後の業績見通し は必ずチェックしましょう。

 

C.自分の予想、期待などを記録しておきます

  後ですぐに見返せるTwitterやブログなどでメモしておくのがお勧めです。

 

D.答え合わせをしましょう

  自分の予想通りに動きましたか?それとも逆行しましたか?ほとんど動きませんでしたか?

  結果を「C」のメモに加えて書き残しましょう。

 

このような作業を日々繰り返していると、どんな材料で好反応があるのか、または無反応なのか、ギャップアップで株価が上がったとして翌日以降もまだ上昇するのか、いつ利確による下落が始まるのか、などなど株式投資の傾向が見えてきます。

 

「先は読めないじゃん!同じような材料でも反応は時々によって違うし!」

 

そのとおりです。大半の投資家がどっちに反応するかはとても読めたもんじゃありません。

なので、ある傾向に沿って予想を立てたら、逆向きの損切りも同時に設定します。

正しい方向へ向かえば含み益に、間違った方向へ進めば損切りに。これを何度も繰り返していくと、結局は勝率が集約して勝ちが負けに勝さるようになるのです。

 

2.米国市場の動向、マクロニュースを個別銘柄に落とし込む

前項の個別動向を大まかに把握したうえで、米国市場の動向やマクロニュースを踏まえて銘柄を物色すると、より鮮明に値動きを追うことが可能と言えます。

 

ただし、メジャー級の銘柄やインデックス、ETFなどは様々な思惑が交差するうえ、大量の売買を裁くためにあえて値動きが緩慢になるような呼び値が設定されていますので、短期間で大きく収益を伸ばす機会にはなかなか恵まれません。

数%程度の値動きでも十分に稼げる、資金が豊富な投資家向きと言えそうです。

著名投資家の高橋ダンさんなどの投資方法はこの範疇ですね。

 

さて、今回はネット検索してもなかなかヒットしない「株式投資の勉強の始め方」についての一例をご紹介しました。

 取っ掛かりは人それぞれですので、ご自身が関心のあるテーマから掘り下げたり、全くベクトルの違う観点から銘柄物色したり、とにかく銘柄を絞ってしばらく値動きを追ってゆくのが早道だと思います。

 

ハッピートレーディング!

 

 

【特集】外国人売りスルーの“ユートピア銘柄”はこれだ!

大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」 第75回  から抜粋しています。

★ 海外勢の売り圧力から解き放たれた投資をしよう! ★

9月以降、日経平均は大きな値幅で変動する日が増えていますが、その要因の1つに、日本株市場で7~8割のシェアを占める海外投資家の存在があります。

彼らは、新政権の政策に対する不信感を募らせながらも、コロナ禍が急速に収束に向かう中で好業績への期待もあってか売買を活発にしているようで、しばらく低迷していた売買シェアも足元で瞬間的に高まっています。

■ 海外投資家の売買シェアの推移(委託取引)

 

■海外マネーの流入は日本市場にとって喜ばしい反面、将来的なリスクにもなるのです

2012年後半からのアベノミクス相場で累計20兆円まで買い越した海外投資家は、15年以降は売り越しに転換し、およそ7~8年間、日本株から資金を引き上げていきました。

 

コロナショック以降は一旦持ち直したのですが、下図の丸で囲んだように、足元では再び緩やかな売り越しに転じており、今後も強い売り需要にさらされる可能性は否定できません。


■ 過去10年の海外投資家売買差引の累積値

■ 海外投資家が参入しにくい銘柄こそ個人投資家の牙城!!

では、海外勢の売りトレンドが今後も継続する可能性が高い場合、投資チャンスはどこにあるのでしょうか。それは間違いなく、流動性や時価総額の低い小型株です。

海外勢の投資対象から外れる小型株であれば、売り圧力を回避して、良好な株価パフォーマンスを得られる可能性があります。

そこで、定量的に「海外投資家はどのサイズまで手を出すのか」を特定し、彼らが入り込めない領域を個人投資家のユートピアと類推したいと思います。

■ 海外投資家の投資行動と時価総額の関係性の分析

東証1部銘柄を時価総額順に並べ、銘柄群を5%ずつ20に分割、各銘柄群の平均パフォーマンスと、週次の海外投資家の売買動向(売り買い差引)の値との相関係数を計算します。
 

値が+の銘柄群は、海外投資家の買い・売り越しに、パフォーマンスが強く影響を受けている可能性が高くなり、反対にその数字が小さくなるほど海外投資家の影響が弱まり、個人を始めとした他の国内主体の影響を受けやすくなると考えられます。

■ 海外投資家の売買動向と時価総額ごとの平均パフォーマンスの相関(5年間)

時価総額の大小によって、きれいに値がプラスとなる領域とマイナスになる領域が分かれています。

先ほどの仮定に沿えば、時価総額が大きいほど海外投資家の売買の影響を受けやすく、小さいほどほとんど影響を受けていないことを意味していますね。

加えて、個人投資家の売買動向を重ねて比較してみると、その違いは一層明確になります。

■海外・個人投資家の売買動向と時価総額ごとの平均パフォーマンスの相関(5年)

 

個人投資家の売買は海外投資家のそれと真逆で、サイズが小さければ小さいほど加速度的に銘柄への影響力を強めていることが分かります。

そして、両主体ともに効果が入れ替わるのは60%点近辺であり、このあたりが海外勢の入り込めない境目となりそうです。

■ 東証1部上場銘柄の各%ごとの時価総額(2021年10月20日現在)

上位% 時価総額 35% 927億円 70% 232億円
5% 1兆4091億円 40% 726億円 75% 192億円
10% 6741億円 45% 590億円 80% 154億円
15% 3622億円 50% 468億円 85% 120億円
20% 2418億円 55% 387億円 90% 92億円
25% 1675億円 60% 321億円 95% 63億円
30% 1240億円 65% 276億円    

 

60%群の時価総額は321億円となっており、時価総額が300億円より小さくなると海外勢が手を出しにくくなると考えられそうです。

次に、どれくらいの時価総額になると海外勢の売り越しトレンドの影響を受けにくくなり、株価パフォーマンスが向上するのかを見てゆきます。

■ 時価総額ごとのパフォーマンス5年間累積値

これまでの分析同様に60%レベルを超えた銘柄群からパフォーマンスがプラスに転じます。ただ、過去5年の累積の水準としてはそれほど高い値であるとは言えず、この水準ではまだ少数の海外勢の影響を多かれ少なかれ受けている可能性が見えてきます。

一方で、上位90%未満の銘柄群からは一気にパフォーマンスが跳ね上がっています!海外勢の影響をほぼ排除したいと考えるのであれば、100億円以下の水準にまで投資対象を下げるのが賢明でしょう。

■ 時価総額92億円未満群のリターン5年間累積パフォーマンス推移

ファンダメンタルズもテクニカルも一切考慮せず、ただ時価総額が極端に小さいマイクロ・キャップというだけで、市場をこれほどまでにアウトパフォームしてしまうと考えると、ある意味で恐ろしく強い効果です。

銘柄選びの候補を探すなら300億円未満、さらに確実性を高めるのなら100億円未満の銘柄を選択するというのがざっくりとした指針となりそうです。
このような小型株なら将来の10バガー候補とも言えそうです。
ハッピートレーディング!