2023.11.8
楽天証券のゼロコース スタート!
2023年10月から楽天証券とSBI証券で取引手数料無料化のサービスがスタートしました!
これで手数料を気にしないで取引できると喜びの声があがっていますが、実は楽天証券では注意点がありますので、シェアしますね。
手数料は一種類だけじゃない
ちょっと喜び過ぎて「何でもあり!」みたいな気分で売買していたのですが、そんな単純な訳ないですよね。
次に挙げるのは、楽天証券サポートとのチャット内容です。
そうです。無料になったのは「売買手数料」(350円+税35円)だけで、信用取引にかかる金利は請求されてしまうのです!
たぶん、私のような” スットボケ ”じゃなくてもご理解してると思いますが、貸株金利や信用貸株金利、逆日歩などは当然気にして売買してますよね。
そればかりを気にして、信用取引は買い建てでも金利が取られしまうってことを、すっ飛ばして忘れていました。
投資における手数料にはこんなに種類があるのです。
- 売買手数料(現物・信用共に)
- 金利(買建て時)
- 貸株金利(売建て時)
- 信用貸株金利(売建て時)
- 逆日歩(売建て時)など
それ以外にも、投資によっては
- 外貨両替料(米国株など)
- 投資信託手数料(投資信託)
などなど、色々な手段で手数料は搾取されてしまうのです。
完全手数料0円は実現できる!
ここまで、『ゼロコース』も無敵ではないという話をしてきましたが、実は以前から、取引手数料を0円で済ませる方法があるのです。それは、
この二通りです。現物取引はお分かりでしょうから、楽天証券の一日信用取引を説明します。
一言で言えば、これはデイトレード専用の取引方法で、勝っていても負けていても、その日の内に決済する必要があります。万が一、翌日に持ち越してしまうと、翌日の寄付き額で強制決済された上に、手数料2,200円が徴収されてしまいます。
まあ、実はこれを逆手にとって、レーザーテックで大きく取れたことがあるのですが、これは結果オーライなだけで、当初の手数料を無料化するという目的を完全に無効化してしまう悪手ですので、決してやらないようにして下さい。
さて、ispeedの注文画面を例に取引方法をお知らせします。
≪買建て≫
信用区分の項目に「制度6カ月」「一般無制限」「一般14日」「一般1日」の4種類がありますが、この中の「一般1日」を選ぶだけです。
≪売建て≫
同様に、「一般1日」を選ぶだけです。
そして、次の項の「売建可能数量」の欄で取引できる株数「〇〇株/1人当たり」を確認します。
この数字が0になっている場合は、売建てできる株が売り切れてしまっているので、他の信用区分を選ぶ必要があります。
結構0になっていることが多いので、私の場合は確実に下落が見込める場合を除いては、諦めて他の銘柄を探すことが多いです。
慣れないうちはこの切り替えを忘れてしまって、手数料の支払いを確定してしまうことが何度もあると思いますので、慌てて注文を出さなくて良いように事前準備をお奨めします。
注文時に損切ラインも設定して発注したい場合は、この画面の一個前のメニューにある
『信用新規→返済(IFD)』を選びますので、確認して下さいね。
Happy Trading!!