今日は『ギャッププレー』についてです。ご存知ですか?

 

これは主に「株式投資」や「先物」で使われるテクニックですが、FXでもかなりの確率で機能します。

 

 「株式投資」などでは毎日大引けがありますね。つまり、各国で取引のない時間が毎日18時間程度はあるわけです。

 その間に事件が起こって、翌日の株価大暴騰や大暴落を招く、なんてことは日常茶飯事ですよね。

 

 その直近の終値と、始値に隔たりが出た場合、その落差を『 ギャップ 』と呼びます。ロウソク足同士でもギャップが起こることはありますね。

 

 そして、そのギャップは高確率で埋められる(プラマイゼロに戻される)、という統計があるのです。

 

FX南緒トレード実践塾-ギャッププレー

≪発生したギャップが埋められるイメージ≫


 

 その値戻しを狙った戦略を『ギャッププレー』と呼びます。

 

 いつまでに値を埋めるか、という点についてはすぐの場合もあれば、日を越える場合もあって、なかなか予測も難しいのですが、確かに高確率で戻すのは間違いありません。

 

 また、注意したいのは「倒産」だとか「不祥事」だとか、明らかに暴騰、暴落の原因がハッキリしている場合には、その後ずっとその方向へトレンド化しますので、押し目や戻しでエントリーしないようご注意ください。

 

 FXではこのようなギャップは週明けにしか発生できませんので、チャンスはあまりありません。

 ただし、経済指標発表時などに、その結果に対して値動きが異常に反応した場合や逆へ行った場合には、沈着後に一気に戻すことがままあります。

 その辺りの判断には経験がモノを言いますので、ぜひ意識してみてください。