【道端演奏雑感20240607】 | 電気ラッパ吹きの奮闘記

電気ラッパ吹きの奮闘記

電気ラッパ(ウインドシンセサイザー)で、路上演奏を中心に活動しています。その活動の記録です。

 

 今週末の土日は連休になりますが、日曜日の午後からの古町公認路上演奏のため土曜は仕込みに励もうと、久々に金曜夜の新潟駅前へ出陣しました。二十時過ぎに現地に到着して、セッティングを開始すると、通路の奥で何やら異様な雰囲気。二十代前半くらいの女の子がお酒を飲み過ぎて、ビルの外壁にうずくまっていて、それを通り掛かった人が介抱していました。その中の男性一人が「救急車を呼びましょうか」と女の子に問いかけると、女の子は行き絶え絶えに頷き、男性はスマホで救急車の手配を始めました。聞こえてくる限り、女の子の様子や現在位置、男性の素性やらいろんな事を、伝えていました。待つこと約5分で南口の方から救急車到着。二人の救急隊員が、降りて様態を確認して、救急車の後ろに待機していた隊員が合図で車からストレッチャーを搬出して、女の子に近寄って行きました。女の子を載せると、半透明な袋で頭から胸まで覆って、嘔吐してもいいような感じにされて、搬送されて行きました。実は、先週の晩も駅のエレベーターからストレッチャーを救急隊員に押されて出てくる人を見かけたし、駅前で女の子が飲み過ぎて、動けなくなるのを見るのも三回目でした。よくある光景なのかも知れませんが、新潟駅周辺がリニューアルしていろいろあるようです。そんなこんなで、準備をしてから音を出せるまで、十五分くらいスタンバイしました。

 

 仕事が終わってからこちらに来ると、その日は初めて楽器に触る事になるので、慣れた感じの曲を数曲演って領域展開してから、「本日のメニュー」を掲示しました。すると、若い男性二人が寄ってくれて「FirstLove」をリクエストしてもらいました。ヒッキーのこの楽曲は、男女問わず実に若い世代からのご所望が多く、その後にやはり別の若い男性二人からもご所望いただけました。で、サビのところを口ずさんでくれるのですが、後半は誰も英語の歌詞が歌えなくなり、人によってはその場で検索してツーコーラス目はきっちり歌ってくれたりします。通り掛かってそこだけ歌って行く人もいます。そんなところが、路上演奏の楽しいところです。

 

 そして十一時近くになり、そろそろお開きにしょうとすると、これまた若い男性が「頑張ってください!!」と投げ銭をして、目の前のベンチに座ってくれてガッツリと聴いてくれる感じになりました。(既に動画カメラのSDカードはフルで、画像は無し)それでもう三十分近く、演ってお開きにさせてもらいました。演っていて、見ず知らずの人に応援してもらえると、本当にうれしいです。今回も三時間コースでした。

 久しぶりの金曜の夜でしたが、十時半を過ぎるとちょうどいい感じに酔った人で混んでくるようでした。また、同性の二人連れは土曜の夜と同じくらいですが、男女の二人連れは土曜よりずっと減る感じでした。明日の古町でのセットリストとほぼ同じなので、まだ公開はしませんが、今回から「これはどなたの曲ですか?」と若い人に尋ねられる事も多いので、誰の曲かも「お品書き」に明記しました。曲の仕込みだけでなく、そんな工夫を考えるのも楽しいです。有意義な一夜でした。