【道端演奏雑感20240511】 | 電気ラッパ吹きの奮闘記

電気ラッパ吹きの奮闘記

電気ラッパ(ウインドシンセサイザー)で、路上演奏を中心に活動しています。その活動の記録です。

 

 翌日の昼夜二回のステージを考えれば、1日普通に仕事して、夜は軽くおさらい程度の練習がいいのだろうとは思いました。しかし、天気もいい事だし今夜も、新潟駅前で演りたい。「1回の本番は、10回の練習に勝る」と相方のギタリストのオグリンさんも言っていたし。(笑)というわけで、仕事が終わり車を新潟駅へ走らせました。

 

 

 事前に、20数年来の友人が万代でのイベントの手伝いをしているとFBで知ったので、こちらも現地に到着して準備を終了すると、ここに居ますと情報発信。すると、打ち上げ会場へ向かう道すがら寄ってくれました。久しぶりに会いましたが、元気そうで何より。この友人との人脈では、5人目の目撃者となりました。そんな再会ができるのも、この活動の楽しみです。

 

 

 そしていつものように演奏してしばらくすると、40代くらいの夫婦連れさんが立ち止まって聞いてくれました。演奏が終わると「シャシン、イイデスカ?」と声を掛けてくれました。どうもイントネーションと風貌からすると中国か台湾の方たちのようでした。以前に演っていた旧バスターミナルの辺りでも、異国の人との絡みはありましたがザックリと言うと、あまり長くは聞いてもらえませんが、投げ銭をしてくれる西洋人、ゆっくり聞いてくれて、投げ銭は有ったり無かったりですが、話掛けてくれるチャイニーズ系と言ったところです。

 

 

 

   その後、だいぶ調子も上がってきたので、「本日のお品書き」を掲示したところ、自分よりひと世代若い感じの女性三人が足を止めてくれて、一覧の中から「FirstLove」をご所望いただきました。割とこの曲は、現役のギャルから元ギャルにいたるまで、ちょうど親子くらいの違う世代の女性から、ご所望が多いです。お品書きから外せない一曲です。

 

 

 そして今回、最も印象に残ったオーディエンスは、見附市から泊りがけで土曜の夜を楽しみに来ていたアベックでした。

 

 

ここ駅前へ来る前にどこかで美味しい物やお酒を楽しんで、「さて、次はどうしょう」というところで、自分の脇を通り掛かったようでした。地元で飲み食いするよりも、交通費などを上乗せしても、新潟市での週末の夜を楽しみたいという気持ち、よくわかります。自分も前もそうでした。地元でたまに飲んだりすると会計の時に「なんでこんなに高いの」とびっくりする事もありました。それで、彼らの現状にも納得できました。そして、お品書きからリクエストできると知ると、「天城越え」「糸」「やさしさに包まれたなら」を次から次へとリクエストして歌ってくれました。歌詞カードは有りませんが、今はスマホでその場で検索できるのです。いつの間にか、彼氏が近くのコンビニで缶ビールを調達して、通り掛かって興味ありそげに寄って来てくれた豊栄の青年を交えて、宴会が始まり、自分も自前のお茶で参戦しました。

 

極めつけは、「タイタニックのテーマ」を演っていると、スーツ姿のサラリーマン風のグループも、スキャットですが参加してくれました。

 その後、見附のアベックと豊栄の青年は意気投合して他のお店に、飲みに行きました。もちろん、自分以外は酔っ払いで、酔いが覚めれば忘れているのかも知れませんが、一時でも楽しい時間を自分の演奏で提供できていたらうれしいです。一日仕事をして、ゆっくり明日の準備をするという選択肢もありましたが、やはりこちらで演って正解でした。約3時間の楽しい夜でした。