【道端演奏雑感20240504】 | 電気ラッパ吹きの奮闘記

電気ラッパ吹きの奮闘記

電気ラッパ(ウインドシンセサイザー)で、路上演奏を中心に活動しています。その活動の記録です。

 

 ゴールデンウイーク後半4連休中日の4日。そう言えば10年くらい前に、新潟駅前で路上演奏をして全国を周っているというギター青年に遭遇した事があって、その時に彼が歌っていたのが長渕剛さんの名曲「とんぼ」だったなと、思い出しました。そして自分でも演ってみようと仕込みを開始して、いい感じになったので、15時に家を出ていざ新潟市へ。これから行って、バスセンターのカレーか、鮮魚センターにオープンした妙高の銘店ミサの味噌ラーメンを食べようと、心に決めたのでした。ところが、友人のSNS投稿によると、どうもどちらも混んでいて時間的に、間に合わないかも知れないという事を知りました。それならと、途中の豊栄・道の駅で密かなブームらしいジャンボきつねそばをいただきました。なるほど大きな厚揚げの乗ったおそばは、満足なヴォリュームでした。次回は50円の生卵も、マストです。

 

 そして今回は順調に駅に着きました。まだ少し演り始めるには早いかなと、駅の内部や外回りを散策。トイレの位置などを確認しました。そして19時過ぎにいつもの場所に陣を構えようと支度を始めたのですが、また忘れ物。動画撮影用カメラのモバイルバッテリーを忘れてきました。本当はカメラの内蔵バッテリーだけでも稼働できるのですが、既に生産中止の内蔵バッテリーで、外付けのモバイルバッテリーがないと、途中でバッテリー切れになりそうでした。そこで、スマホを使う事を思いついたので、途中まで組んだセットを戻して、徒歩5分程の百均ショップへスマホ用のスタンドを買いに行きました。 そして買って戻り再び準備をして、演奏を開始しました。

 

 しばらく演っていてあいみょんの「裸の心」の途中から前で聞いてくれていたご夫婦が、「本日のお品書き」に気づいてくれて、「とんぼ」をリクエストしていただきました。まさかこんなに早く、ご所望があるとは思いませんでした。演ってみると、とても喜んでくれました。いつもながら、本当に拙い演奏に喜んでもらえるのは、こちらも嬉しくなります。

 

 
 

 

 

 

 そして更に演奏を続けて、カメラも動画撮影用の物と交換しました。「タイタニックのテーマ」を演っていると、若い女の子二人組が近寄って来て「これ、タイタニックですよね」と声を掛けてくれました。そして彼女も「お品書き」に気づき「わたし、やさしさに包まれたならが聞きたい!」とご所望をいただきました。こんな時は、すぐに演奏を中断して他の曲に切り替えられるのも、路上演奏の特徴です。すぐに切り替えて、聞いてもらえました。さらには、YouTubeのQRコードも取り込んでもらえました。聞き終えると電車かバスの発車時間が迫っていたらしく急いで、駅に向かって行きました。それにしても「やさしさに包まれたなら」は、ジブリ映画「魔女の宅急便」に使われているので去年から老若は問わず女性に人気があります。そんな事を肌で感じられるのも、路上演奏の面白さだと思います。

 

 

 

22時半近くになり、最後は「言葉にできない」を演っていると、若者三人が聞いてくれました。通り掛かって「この曲、なんだっけ?」と一人が立ち止まってくれたのがきっかけでした。結局、最後まで聞いてくれて、保険会社のコマーシャルで、写真が何枚も出てくるやつと説明すると納得して歩いて行きました。

 「とんぼ」「タイタニックのテーマ」「やさしさに包まれたなら」「言葉にできない」と、やはりテレビや映画で使われた楽曲は、反応が良いようです。そんな事を、再確認できた一夜でした。