『クロスの端が剥がれてきたので見て頂きたいのですが。修理が可能であれば修理で・・・』電話でのお問い合わせでした。とりあえず現場を見なければ修理可能かどうか検討もつかないのでお宅にお邪魔することになりました。築20年の建物でお庭が綺麗なお宅です。外壁はサイディングのタイル調。サッシは黒で引き締まった印象を受けます。部屋に通され問題のクロスを見ると壁と天井との境からクロスが剥がれていました。
さわってみると経年劣化からか、クロスが硬化しています。
とりあえず触って確認してもらう事にした。
『これが正常なクロスです』っと見本帳のクロスを触って頂く。
『では、お客様のこのクロスを触ってみてください』
『あら、硬さが違う』
クロスの寿命は7~8年と言われています。
また、お部屋の湿気や、日当り等で硬化する場合が早まる事もあります。
『お客様、この状態ですとクロスのノリで修理しても硬化しているため直に剥がれてしまいます。張り替えをお勧めしますがどういたしますか?』
『では、見積りをお願いします』
早速、見積りにとりかかりました。
クロス下地も傷みがあり、パテ処理で下地を調整しなければなりません。
また、家具の移動、照明の取り外し、養生等手間がかかります。
見積りができたのでお見せすると・・・『あら、高いわね~』と一言。
『一般的な値段だと思いますが?』と答えると、エプロンのポケットから一枚のハガキを出されました。
※クロス貼り1平米あたり700円~・・・
上記の様な表記されたハガキです。
『お客様、これは新築のなにもない所に貼るクロスだとお見受けします。
合い見積りでもかまいません、一度そちらの業者に見積りを取らせるかお問い合わせ
頂いて確認してください。また、クロスにも種類がありますので、どのランクの
クロスの値段なのか?確認された方が良いと思います』
こちらで説明するよりもご自身で確認した方が納得されるだろうと、見積りを手渡し戻る事にした。
数日後、電話があった。
『その後お電話されてどうでしたか?』
『見積りをお願いしたら営業の方がこられて、部屋を見て一言、張替えた方が
良いですね・・・ですよ。見ただけですよ?』その後、見積りが届き、金額を見てビックリされたようです。
『そのハガキは客引きのアイテムなんですよ。安ければそちらでお仕事やってもらおうと誰でも思いますからね』
安い工事は、叩けばいくらでもあります。しかし、その工事は確り管理された工事なのか?。手を抜かず、施工後数年で駄目になるような工事ではないか?。クロスも在庫品で数十年たち、硬化してないか?。
チェックする部分は沢山あります。
1日で職人さんがクロスを貼れる面積は個人差もありますが平均的に同じぐらいです。
段取りや仕事も同じです。たとえば、
私は1つの部屋を2日で貼り終えた。
私は1日で貼り終えた。
クロスの見た目は同じです。
どんな作業をしたのか、現場で見ていればわかりますが、今回は見てなかった
という事にします。
では、以上の様な業者さんがいたとします。
私なら前者の職人さんにお仕事を頼みます。
なぜなら仕事を早く終わらせる=手を抜く所がわかるからです。
クロスの材料費はそんなに高い物ではありません。
見積りに反映する高い部分は『職人の手間賃』なのです。
安いから・・・クロス表面が凸凹している。
直に剥がれた。
下地の汚れが表面に出てきた。
黒カビが再び生えた。
確りとした業者選択。
仕事をした後に、確りと後ろを振り返りチェックする職人さんを選びたいですね。
さわってみると経年劣化からか、クロスが硬化しています。
とりあえず触って確認してもらう事にした。
『これが正常なクロスです』っと見本帳のクロスを触って頂く。
『では、お客様のこのクロスを触ってみてください』
『あら、硬さが違う』
クロスの寿命は7~8年と言われています。
また、お部屋の湿気や、日当り等で硬化する場合が早まる事もあります。
『お客様、この状態ですとクロスのノリで修理しても硬化しているため直に剥がれてしまいます。張り替えをお勧めしますがどういたしますか?』
『では、見積りをお願いします』
早速、見積りにとりかかりました。
クロス下地も傷みがあり、パテ処理で下地を調整しなければなりません。
また、家具の移動、照明の取り外し、養生等手間がかかります。
見積りができたのでお見せすると・・・『あら、高いわね~』と一言。
『一般的な値段だと思いますが?』と答えると、エプロンのポケットから一枚のハガキを出されました。
※クロス貼り1平米あたり700円~・・・
上記の様な表記されたハガキです。
『お客様、これは新築のなにもない所に貼るクロスだとお見受けします。
合い見積りでもかまいません、一度そちらの業者に見積りを取らせるかお問い合わせ
頂いて確認してください。また、クロスにも種類がありますので、どのランクの
クロスの値段なのか?確認された方が良いと思います』
こちらで説明するよりもご自身で確認した方が納得されるだろうと、見積りを手渡し戻る事にした。
数日後、電話があった。
『その後お電話されてどうでしたか?』
『見積りをお願いしたら営業の方がこられて、部屋を見て一言、張替えた方が
良いですね・・・ですよ。見ただけですよ?』その後、見積りが届き、金額を見てビックリされたようです。
『そのハガキは客引きのアイテムなんですよ。安ければそちらでお仕事やってもらおうと誰でも思いますからね』
安い工事は、叩けばいくらでもあります。しかし、その工事は確り管理された工事なのか?。手を抜かず、施工後数年で駄目になるような工事ではないか?。クロスも在庫品で数十年たち、硬化してないか?。
チェックする部分は沢山あります。
1日で職人さんがクロスを貼れる面積は個人差もありますが平均的に同じぐらいです。
段取りや仕事も同じです。たとえば、
私は1つの部屋を2日で貼り終えた。
私は1日で貼り終えた。
クロスの見た目は同じです。
どんな作業をしたのか、現場で見ていればわかりますが、今回は見てなかった
という事にします。
では、以上の様な業者さんがいたとします。
私なら前者の職人さんにお仕事を頼みます。
なぜなら仕事を早く終わらせる=手を抜く所がわかるからです。
クロスの材料費はそんなに高い物ではありません。
見積りに反映する高い部分は『職人の手間賃』なのです。
安いから・・・クロス表面が凸凹している。
直に剥がれた。
下地の汚れが表面に出てきた。
黒カビが再び生えた。
確りとした業者選択。
仕事をした後に、確りと後ろを振り返りチェックする職人さんを選びたいですね。