さて、間違いだらけの工務店探しNo.1です。

土地も決まり『どこの工務店に頼もうか』っと考えますよね?。
まずは手頃なネットで探すわけです。
大手のハウスメーカー、地元の工務店さん、設計事務所等。
ネットにずら~~~と出てきます。

各社のうたい文句に真心こめたサービス、信頼実績ナンバー1、坪40万円~、地域密着等、心をくすぐる言葉が並んでいます。

あなたならどこを重視しますか?。

まず、工務店さんにも色々と得意、不得意があるんです。

例えば
マンションの内装リフォームが得意。

木造の在来工法が得意。

2×4が得意。

増築が得意。

この『得意』という言葉ですが、よく考えると『それ以外は、経験が浅い』と、
考えても良いかもしれません。

この事からも、その工務店と行動している下請け業者も同じ得意、不得意が
ある事がわかります。

話を戻しますが、例えばマンションの内装工事が得意な工務店さんに
在来工法や伝統工法、数寄屋建築を頼んだ場合。
親切で正直な工務店さんなら『できません』っと答えが返ってきます。
しかし、利益だけを考えている工務店さんなら『ん~~やりましょう』っと、
自信は無いけど何とかなるかな?みたいな答えが返ってきます。
望み通りの家がそれで建てば問題ないのですが、デザインや造りも
いい加減な建物が建つ場合もあります。

上記の事からも、全ての工務店さんが木造、SRC、S造、2×4が全てできるのか?
と言ったら100%できますという工務店さんは少ないと思います。

因に2×4は、安く、早く家ができますが、増築が難しいという問題があります。
6帖二間を将来的に繋げて12帖にしたい・・・これは不可能です。
建てた時の壁の配置や床の配置で1つの構造体になっているので、
壁をぬけば強度が保てず倒壊します。たまに増築のお話でお家に伺うと2×4だった
という事もあります。増築や間取り変更ができない事を言うとお客様はがっかり。
2×4は、安い、早い、建築当初の強度は優れているなどの良い点もあります。
将来的に増築もしない、予算を安くという事であれば問題ないでしょう。

以上をふまえ、まずは自分の生活スタイルと、10年先、20年先の
生活スタイルを計画しなければなりません。
小さな子供さんがいるなら10年先に部屋をわけたい、自分の書斎が欲しい、
奥さんの趣味の部屋が欲しい、将来子供が巣立ったら子供部屋をガレージにしたい、
老後に部屋を増築して雑貨屋をやりたい、夢は広がります。

自分の生活、人生の設計ができたら次にデザインです。
外観、室内のイメージを作らなければなりません。
しかし、どんなのが良いのか?なかなか難しい問題ですよね。
雑誌や、本等に色んな建築家の作品が載っています。
雑誌に載る建築費用ですが、だいたいが平地にたった場合の建築費用が
載っています。ええ!これで2000万円なの?っと思っても、
傾斜地の基礎や地盤が元田畑、山林等でも基礎の造りがかわります。
上物は同じ建物でも、基礎で予算がかかり2、500万とか3000万に
なる場合もあります。土地はなるべく傾斜の無い平地で、田畑は避けた方が
良いでしょう。

雑誌でめぼしいデザインが見つかったら、後は工務店を探すだけです。
ご近所で自分の好きなスタイルの家があれば、その方から工務店を紹介してもらう
事も良いでしょう。
ネットで探すのであれば、自分のデザインを工務店に話、以前に建てた
写真や現場を見せてもらい、その工務店がどんな仕事をしているのか
確認した方が良いと思います。

また、建築でのセオリーで、契約時、中間時、完工時、引き渡し時と
工務店に工事金額をわけて支払いをしなければなりません。
っが、この時に『契約時に80%、完工時に20%ください』等と、
お金に先走る工務店は注意したほうが良いでしょう。
ある意味、いつ倒産してもおかしくない会社が多い。
実際に、大工さんが来なくなったから会社に電話したら夜逃げされていた等の
話も良く聞きます。

その工務店が何が得意なのか、どんなデザインをするのか。
また、2級、1級の建築士がいるのか。
工務店としての信念があるか。
予算ありきの建築をしていないか。
完工したあとのアフターフォローも確りしているか。
信頼ある大工さん、下請け業者を使っているか。
以上を確りと自分の目で確認するか、コンサルタントに相談して
良い工務店を探し出してもらう事が良いと思います。

先日のお話ですが、設計事務所に相談して工務店を紹介してもらったら方のお話。
契約時の予算が決まっているのに、追加工事が多くて困っているという
ご相談がありました。
これは、最低のランク~中間のランクの什器を見積り時に取り入れ、
あくまでも見積り価格を落とし、早くに契約する。
あとで『キッチンはこれです、トイレはこれ、洗面台はこれです』と
契約した素朴な什器品を見せるのです。
次に『あと30万プラスするとこの様な豪華なキッチンになります』商法です。
豪華なキッチンを見せられれば、30万追加なら良いかなと決めてしまう。
これが、あとからどんどんくるんです。
契約時に3000万円が気がついたら4000万円の請求がきたって事もあります。
契約前の事前の打ち合わせや、設計での計画がいい加減だとこの様なケースが
多くあります。
信頼した設計屋だったらしいですが、お客様にしてみれば『聞いてないよ』との事。

あの手この手で契約に結びつける業者も多くいます。
後で『近所のMさんの家見た?うちと同じ建築費であそこまで綺麗に感じよく
建ててる。そこに頼めば良かったな』等が内容に焦らずに工務店探しをしましょう。
相談しなかった為に、損をするなら聞くは一時の恥とも言います。
自信がなかったら誰かに相談してみるのも良いです。


次回は、間違いだらけの工務店探し2です。

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