ミシシッピー殺人事件
1986年 ジャレコ
ファミリーコンピュータカードリッジ
定価 5145円
客船に乗り合わせた探偵が
白昼に起こる殺人事件を解決してゆくという
一見面白そうなアドベンチャーなのだが
実はこれ、知る人ぞ知る理不尽ゲームの金字塔である。
何の前触れもなく飛んでくるナイフ(当たると即死)
なぜか客室に開いている落とし穴(落ちると即死)
情報を隠す(時には嘘までつく)非協力的な乗客達。
その全てが理不尽極まりなく 、
当時、攻略本なしでクリアすることは不可能とまで評された。
その上、苦労して見たエンディングは…。
ちなみに助手の名前はワトソンだが
主人公はホームズではなく、チャールズ卿 (誰?)
今日の一言
「もういいました」(非協力的乗客の名言)
おたくの星座
1991年 M&M
ファミリーコンピュータカードリッジ
定価 6825円
時は未来。世の中は女のものとなり
情けない男達は「おたくちゃん」と呼ばれていた。
そんなおたくちゃんをいじめるオーロラ5人娘達。
あなたは彼女ら(+女神様)を見事(口説き)倒し
世界に平和を取り戻す事ができるのか?
という奇抜すぎるストーリーで話題を呼んだRPG。
さらに、演出、グラフィックを担当しているのは
本宮ひろ志氏、江口寿史氏という豪華タッグ。
…なのだが
その豪華タッグが、見事に不協和音を奏で
スーパーファミコン発売の影に、すっぽりと埋もれてしまった。
キャラクター達のアク強さとは無関係に
ストーリーは至って大真面目に展開する。
徐々に男の威厳を取り戻してゆく主人公の姿は
なかなかの男前にも…見えない事はない。
特にストーリーの要所要所で炸裂する啖呵は
男の格好よさ、格好悪さが詰まっていて、なんだがぐっとくる。
今日の一言
ほんもののおとこってもんはなあ…だまってたえるもんなんだよ。
(オーロラ娘との戦闘時の主人公のセリフより)
ギミック!
1992年 サン電子
ファミリーコンピュータ
定価 6200円
ファミコン末期の名作アクションゲーム。
高い難易度と斬新なアクションでファンの心を掴んでいる。
「袖にしていたぬいぐるみたちに女の子がさらわれてしまう」
という一風変わったオープニングも話題を呼んだ。
主人公はさらわれた女の子のお気に入りのぬいぐるみ 「ゆめたろう」。
同メーカーの話題作「へべれけ」にも通じるゆるーいキャラなのだが
その扱いには、百戦錬磨のゲーマーも苦戦は必至!?
さらに、苦労してクリアしたあなたが眼にするものは
…なんと「バッドエンディング」。
「ノーコンティニュー+隠しアイテム全ゲット」
という無理難題を解かなければ
真のエンディングを迎える事はできないのだ。
ちなみにこのゲーム、かなり入手困難なので注意されたし。
今日の一言
ぬいぐるみは平等に可愛がりましょう。
パジャマヒーロー
1990年 カプコン
ファミリーコンピュータ
定価 6200円
ファミコン後期に発売された、カプコンの隠れた名作。
主人公のニモが夢の世界を冒険するアクションゲーム。
アメ玉を敵キャラに食べさせて
乗り移ると言う一風変わったアクションが特徴。
前半のステージは乗り移りを駆使して
隠された鍵を見つけ出し、ゴールを目指していく。
終盤には杖によるビーム攻撃が可能となることで
ごく一般的なジャンプアクションに変わる。
カプコンのアクションゲームの例に漏れず
やはり、高難易度の設定となっている。
ちなみにこのカセットの色は薄い紫色で
他のソフトと並べるととても目立つ。
可愛さあまってムズさ100倍



