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第18話「だから私のためにいてほしい」
絵コンテ・演出;山内重保
作画監督;西位輝実
作画監督補佐;馬場充子
原画;馬越嘉彦
既に先の展開は読めなくなって久しい状況も、登場人物の背景が深堀りされるにつれて終着駅へ向けて着々と駅を通過していることがわかるので、ただただ魅入るのみ。とりあえず、桃果の日記は聖典(宗教的な意味でも)ともいうべき奇跡のアイテムで、既存の医療ではどうにもならない陽毬の命を繋ぎとめられるペンギン帽だけでなく、アンプ薬の登場。これは本来命を落としている夏芽姉弟も同様と、、、ただし「奇跡」が在るということを前提としても、それが登場人物皆の願いを叶え得る力なのかは不明。
中盤で描かれた話は脇役の背景・過去話でしたが、それ以上にこの話のモチーフが95年ということ。それはオウムであり、酒鬼薔薇。今回のこどもブロイラーの件はまさに「透明な存在としてのボク~」をなぞるものにしか聞こえません。
95年に囚われる元子どもたち(=親から開放してくれた桃果の檻に囚われ続けている)と、95年に囚われる子どもたち(=親の檻)で踊らされる悲劇。劇を回しているのは医師と見せかけて、運命を乗り換えた桃果=医師(ピンク髪だしw)ではないかと思えてきた。あとはこのままでは単なるイイコに過ぎないことになる晶馬がどう化けるのかも愉しみ。
登場人物が揃いも揃って親が単なる柵に過ぎず、大切な人のために我が身を削り、奇跡を追い求めるさまは最終的に一つの宗教を降臨させる土壌なのではないかとも思えます(オウムの残党は大金をポイポイ手渡せるほどの力を維持している)。
それにしても、画面の端のぺんぺん演出がなければ相当陰鬱とした作品になっていたでしょう。幾原監督自らコンテ・演出回も多く魂を感じます。
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