昭和22年5月、東京裁判の出張所たる酒田臨時法廷に証人尋問で召され、病躯を押して出廷したのは、まさに彼の最後の桧舞台とでもいうべきものであった。この法廷で彼は、もしも自分が戦争を指導していたら、日本は断じて敗戦には至らなかったと主張し、その理由を次のように述べた。
「私が戦争指導をやったら、補給線を確保するため、ソロモン・ビスマルク・ニューギニアの諸島を早急に放棄し、戦略資源地帯防衛に転じ、西はビルマ国境からシンガポール、スマトラ中心の防衛戦を構築し、中部はフィリピンの線に退却、他方、本土周辺、及びサイパン・テニアン・グアムの南洋諸島をいっさい難攻不落の要塞化し、何年でも頑張り得る態勢をとるとともに、外交的には支那事変解決に努力を傾注する。
とくにサイパンの防御には万全を期し、この拠点は断じて確保する。日本が真にサイパンの防衛に万全を期していたら、米軍の侵入は防ぐことができた。米軍はサイパンを奪取できなければ、日本本土爆撃は困難であった。それゆえサイパンさえ守り得ていたらレイテを守り、当然五分五分の持久戦で断じて負けていない。
蒋介石がその態度を明確にしたのは、サイパンが陥落してからである。サイパンさえ守り得ていたなら、日本は東亜の内乱を政治的に解決し、中国に心から謝罪して支那事変を解決し、次に民族の結合力を利用して東亜一丸となることができたであろう」
石原莞爾「世界最終戦争 増補版」
2010-06-09 は、農林中金のV字回復をメモしていますが、今期はついに自己資本比率22%超。PLを見ると一目瞭然 ですが、
貸出金利息<<<有価証券利息配当金(比率にして1:6強)
2010-06-10 は、日航のV字回復。日産と日航はともに日本経済の処方箋として経営学の教科書に載りそうで嫌だ。
地震予知誤った学者ら起訴 発生6日前に安全宣言
>2009年4月に309人が死亡したイタリア中部地震で、最も被害が大きかった
ラクイラの地裁の予審判事は25日、この地震を予知できなかった地球物理学者や
防災庁幹部ら政府の災害対策委員会のメンバー7人を過失致死傷の疑いで起訴した。地震予知をめぐり、専門家が刑事責任を問われるのは世界でも異例。数カ月間にわたり弱い地震が続いていたのにもかかわらず、災害対策委が大地震の6日前に「安全宣言」を出したことが、被害を大きくしたとしている。
日本ならばさしずめ国会議員の連帯責任で皆刑務所にぶち込んでしまえばいいのにというのは冗句としても、「安全宣言」を出さないことがだらだらと被害を大きくする実例はこれまでこのブログでメモしてきた通り。
>ANSA通信などによると、災害対策委は09年3月31日に会合を開き「ラクイラ周辺の群発地震は大地震の予兆とは言えず、住民は避難の必要がない」という内容の報告書を発表。ところが、同年4月6日にマグニチュード6.3の地震が発生した。被告側の弁護士は「地震を完全に予知することはできない」と裁判で争う構えをみせている。[中日新聞 11/05/26]
「安全神話」という言葉が治安問題以来久々に踊っていますが、「安全」の定義を定めないとキリがない。先日来ニュースでガイガーカウンターを借りたり、一生懸命土を掘り起こしたりと福島界隈ならともかく、東京近郊でもというのが…。
ロシアとノルウェー、海の境界確定 40年の論争に幕
>ノルウェーと隣国ロシアは7日、バレンツ海と北極海に広がる係争海域(約17万平方キロ)を2等分する条約の批准書を交換した。約40年に及ぶ境界画定論争が決着した。条約は7月7日に発効する。両国は今後、境界をまたぐ石油鉱床や天然ガスの開発などで協力する。両国の漁民は従来通りに操業できるという。(朝日新聞 2011年6月8日)
海洋資源を巡る争い。この世界から中国とロシア帝国が消滅したら随分と平和になるでしょうね。
水不足が中国経済の足かせに=長江流域の旱ばつは過去50年で最悪―英メディア
>英ロイター通信(中国語版サイト)によれば、長江の中~下流域で数か月にわたって50年来最悪の旱ばつが続いている。降水量は例年の4~6割に落ち込んでおり、水資源の乏しさと浪費が急成長を続ける中国経済の大きな足かせとなりつつある。
長江の水資源は北京をはじめ中国北部の多くの都市にも運ばれているが、この「南水北調」政策によって湖北省にある丹江口ダムの水位は過去10年間で最低となっており、水不足は広範囲にわたる漁業や農業に深刻な影響を与えている。(Record China 6月6日)
「南水北調」政策は、その言葉の響きからたびたびメモ してきましたが、ばっちり悪影響がって早くない?煬帝もビックリだよ!
65 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2011/06/06(月) 22:09:39.65 ID:rzI7PEhh
これに似たパターンになる予感www
95年「ここ数年で一番出来が良い」
96年「10年に1度の逸品」
97年「1976年以来の品質」
98年「10年に1度の当たり年」
99年「品質は昨年より良い」
00年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
01年「ここ10年で最高」
02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
04年「香りが強く中々の出来栄え」
05年「ここ数年で最高」
06年「昨年同様良い出来栄え」
07年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
09年「50年に1度の出来栄え」
10年「2009年と同等の出来」←イマココ
ダイキンの「塗るエアコン」売上高倍増 工場で15%節電も
>同社が開発した遮熱塗料「ゼッフル」は、特殊な顔料が太陽光の赤外線を最大で約90%反射し、室内の温度上昇を防ぐ仕組み。また特殊な樹脂を原料としているため、表面が紫外線などで劣化しにくく、遮熱効果は15~20年持続する。断熱材の入っていない工場の屋根に塗った場合、一般の塗料に比べ室内温度を約5度低下させる効果があるという。このため、気象などの条件によって異なるものの、夏場の空調電力を約15%節電できる。(SankeiBiz 2011.5.28)
超クールビズとか、追い詰められればちまちまといくらでも知恵は湧いてくるものですな。第一次オイルショックのような技術革新の呼び水になるやも?
ラクダのおならで地球温暖化? 豪州で人工全滅計画が浮上
>オーストラリア中部の砂漠地帯に100万頭以上生息するラクダのおならが地球温暖化の一因になっているとして、同国の起業家が野生化したラクダを全滅させて温暖化ガスの排出削減を目指す計画を提案した。
最後は温暖化ギャグ。その勢いで酸素を消費する鯨も全滅させたらどうなのかね?
>政府が農業分野の温暖化ガス排出削減策を模索する中、起業家ティム・ムーア氏が打ち出したのは、メタンガスを排出するラクダをすべて「駆除」して空気をきれいにするという提案。「野生化した動物(ラクダ)は人道的な方法で死なせる」とし、具体的にはヘリコプターや四駆車からラクダを射殺し、死んだラクダは解体して人間やペットの食用にするとした。デイリーメール紙は、温暖化対策担当の政府当局者がこの提案を検討する意向を示したと伝えている。ムーア氏は同紙に対し、「わが国は革新の国であり、課題に対して革新的な解決策を見出す。これはその典型だ」とコメントした。
人道的な駆除というのは先日のインドネシア批判に繋がるわけですね、わかります。つまり、『撲殺は非人道的で射殺は人道的』ということです。一度、裁判で同種の弁護を展開してみたらいいんじゃないの?
>この計画について環境保護団体や動物愛護団体の意見はまちまちだが、菜食主義者からは、畜産農場の方がはるかに問題は大きいとの声も出ている。(CNN 2011.06.10)
「温暖化」という言葉が一つ混じるだけでチョロイもんです。原発もそうでしたが温暖化対策が天秤の片側に載ると┐(´∀`)┌ヤレヤレ
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- ▲天才とバカは紙一重というか、天才的戦術・戦略家としての一面と、日蓮宗徒としての一面をあわせもつ大東亜戦争への影響ということでは外すことができない人物。彼がいなければ満州国もなく大東亜戦争も無かったやもですし、彼が中枢に留まっていれば惨めな敗戦も無かったやも。