次第に地震では驚かなくなってきたけれど、これが日常化するというのも気味が悪い。
市議の「遺言」、非常通路が児童救う 津波被害の小学校
>「津波が来たとき一番危ないのは越喜来小学校ではないかと思うの。残った人に遺言みたいに頼んでいきたい。通路を一つ、橋かけてもらえばいい」。2008年3月の市議会の議事録に、地元の平田武市議(当時65)が非常通路の設置を求める発言が記録されている。 親族によると、平田さんは数年前から「津波が来た時に子供が1階に下りていたら間に合わない。2階から直接道に出た方が早い」と話すようになったという。 平田さんの強い要望をうけたかたちで、昨年12月、約400万円の予算で校舎2階とがけの上の道路をつなぐ津波避難用の非常通路が設置された。予算がついた時、平田さんは「やっとできるようになった」と喜び、工事を急ぐよう市に働きかけていた。
公共事業=悪という粗雑な考え方からはこれで離脱できるでしょうが、逆に総てが千年に1度くらいの災害に備える国土計画というのも…まあそれもゼロ金利下での景気対策と割り切れればいいのか(自問自答)
>非常通路から避難した児童の中には、平田さんの3人の孫もいた。平田さんの長男、大輔さん(38)は「人の役に立った最後の仕事に父も満足していると思う。小学3年の息子にも、大きくなったら話してやりたい」と語った。(朝日新聞 3月29日)
美談だね、こうしたイイ話をAC枠で流したほうがいいんじゃないの?
水やコメ、麺の供給量は十分 政府、冷静な対応求める
>避難所などで不足しているペットボトル水は、サントリーホールディングス、コカ・コーラグループ、アサヒ飲料、キリングループの4社で7割以上の市場占有率があるが、生産体制に問題はない。
ただ、物流体制と消費者動向に問題があるというだけのこと。
>カップ麺は、最大手の日清食品は3工場が無事で、被害を受けた関東工場(茨城県取手市)も15日から一部で操業を再開した。東洋水産は子会社工場(福島県桑折町)が震災の影響で休止しているが、残りの7工場は操業中だ。サンヨー食品、エースコック、明星食品の工場も大きな被害はなく、首都圏を中心に店頭からカップ麺が姿を消すことなど本来あり得ない状態だ。
お米も水も姿を消しています。まあ、「食」が中心の我が国らしい姿といえば姿ですが、まさかオイルショックのようなことが再現するとはね。
>コメは、国内供給量が2010年産米の生産量と民間の流通在庫を合わせ計1013万トンある。年間のコメ需要量約810万トンを大きく上回るコメ余りが実情だ。政府備蓄米も今年6月末時点で約92万トンの見込みで、「備蓄米をいつでも放出する用意がある」(農相)としている。
だぶついている米を一気に片付けるチャンスなんだから用意じゃなくて放出するべきです。
>ティッシュペーパーなどの家庭用紙も、王子製紙は名古屋(愛知県春日井市)などの3工場で生産しており、十分な供給量があるという。日本製紙グループ本社の5工場も大きな被害はなかった。(2011/03/16 共同通信)
深刻なのは電子機器(生活に密着するところで言えばエアコンや給湯器などの生活家電含む)がストップしていることですね。ひとつの工場で完結するのではなくさまざまな工場から部品が持ち寄って初めて完成するわけですから、ひとつでも部品が欠ければ…となると。
145 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2011/03/16(水) 22:35:33.14 ID:6JunvBLS
「パンが無ければケーキを食べれば良いのに」
今日のコンビニはそんな感じで、パンやおにぎりの棚は空でスイーツは大量に並んでいた。
152 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2011/03/16(水) 22:38:17.53 ID:qYhNg5cD
合理的経済人が増えてるからなwww
皮肉だねぇ~。
247 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2011/03/17(木) 00:57:01.34 ID:ABdIJz1i
今日(もう昨日か)は仕事休んで昼前に駅前の西友にお昼買いに行ってきた。
醤油3リットル買ってたおじさん、そんなに醤油が必要か?
鶏肉1キロぐらい買ってたおばあちゃん。今日は停電するけど、何人家族なの?冷蔵庫もとまるよ?
ccレモン1リットル買ってたおばあちゃん、炭酸すきなのね・・・その他いろいろ
備蓄してない独身会社員は飲食店で食べるしかないね。
東日本大震災 無洗米に注文殺到 和歌山の加工工場フル稼働
>東日本大震災の影響で、とがずに炊ける無洗米に注文が殺到している。東洋精米機製作所(和歌山市)の加工会社「トーヨーライス」は最大3倍の増産態勢で、和歌山工場と関東工場(埼玉県)はフル稼働で生産している。
ずっと前から無洗米(面倒くさがりやさんなので)を食べていましたが、3.11以降全く見当たりません。買い溜めは我ながら初動で恥じたので最近は食糧はむしろ極限まで買わないことにしています。
>同製作所では、社員2人が宮城県南三陸町の避難所で無洗米700キロを持参して炊きだし。関博行・企画部長は「『食べ物があって初めて家族の捜索や片づけができる』と被災者からの声を聞く。無洗米が必要とされる今、社員総出で対応する」と話している。(SankeiBiz 2011.3.28)
特別ボランティアに出なくても誰にでも出来ることがあるので、出来る範囲でめいめい自制的に振舞っていただきたいところ。「海外で日本人は冷静だ」みたいなとらわれ方をされているだけに、その眼差しを「外圧」としてね。
食糧の未来:危機回避
>今回の食糧価格の高騰は、4年足らずの間で2度目の出来事だ。企業は警鐘を鳴らしており、世界の主要国から成るG20諸国は2011年のやるべき仕事のリストのトップに「食糧安全保障」を挙げた。
やっとこそさ世界は気付いた模様、ここにきて温暖化対策とか1位なら匙投げたい気分です。3.11の後出しジャンケンのあとなら、食糧がないということがどれだけ社会の安寧にとってリスクかは骨身に沁みたでしょ。
>食糧価格が上昇している主な理由は、一時的なものだ。ロシアとアルゼンチンでの干ばつ、カナダとパキスタンでの洪水、他国にどんな犠牲を強いようとも自国の供給を確保する決意を固めた国々による禁輸措置、動揺して穀物備蓄の補充に走る輸入国による買い占めなどだ。(2011.03.02 The Economist)
結局どこかに「在る」ということと、身の回りに「在る」ということは違いますから。
コメ減反「段階的廃止」 民主、農業改革素案に明記
>減反は、自民党政権下の1971年から本格実施。国内生産を抑えることにより、国内の米価を国際価格よりも高く維持し、これを消費者が購入することで、コメ農家の所得を保ってきた。これに対して、民主党政権は、農家の所得減を戸別所得補償制度で支える政策に転換した。所得補償はもともと米価形成は市場に委ねることを前提としている。民主党も03年の衆院選マニフェストまでは、所得補償とセットで「減反廃止」を掲げていた。
民主党は農政だけはマニフェストに白旗あげずに頑張っているというのはメモしているところ。
>だが、その後、米価急落による農家の反発を恐れて、減反廃止を封印。10年産米から始めた戸別所得補償は対象を減反参加者のみとし、形を変えた減反が続いている。今回の廃止方針は、民主党の本来の政策に戻るという点で「原点回帰」といえる。
今回の震災で漁業も壊滅しただけに一次産業対策は真剣に取り組んで欲しいところ(地方復興かつ雇用創出のために)
〈減反〉 コメの生産を抑制し、米価の下落を防ぐ農業政策。農水省が需要を予測した上で生産数量目標を定め、都道府県に割り当てる仕組み。11年産米の生産数量目標は795万トン(前年比2.2%減)。ピークだった67、68年実績の半分強の水準にあたる。水田だった耕作地の半分近くが、減反でコメ以外の生産に振り向けられたり、耕作放棄地になったりしている。 (朝日新聞 2011年3月3日)