表紙の目印は↑決して、あくまでも、絶望(した)先生で、絶望先生とは関係ありませんのでそこのところ夜露死苦。3日目(日)東L-03a 「俗・義家汚染」の同人誌中身詳細は、既に後藤さんが触れられています のでそちらを参照ください。今回の見所は、義家という腐った蜜柑(疫病神)の参加でクリアになった自民党そのものの学力低下問題や、編集後記とは相変わらず言うには長すぎる対談で提起された「地域経済」という斬新な視点からの展開が必ずや一服の笑いという清涼剤を提供してご覧にいれます。是非ともご賞味あれかし。私はブログではメモするに憚られた義家小説からの18禁問題発言抜粋集(以前メモした岡田尊司 ver2です)を、これ一冊で小説宝石で延々と連載された義家処女小説「路上の箴言(復讐編)」は読む必要なし。
少なくとも設計者たちにとって見れば、資源不足のもとでやむを得ず選び出された次善の策であった。しかも、その次善の策が教育条件の均等化に資するようになるためには、学齢期人口の大変動という時代背景の力を借りなければならなかった。パーヘッドの世界の財政配分方式に従っていたら、児童生徒数の減少とともに、教育費が大幅に削られるということがあったのかもしれない。もちろん、実際には、こうした人口変動の時期とほぼ重なるように、経済の高度成長が始まり、税収増を背景に教育費の支出も増えていくのではあるが、それもまた教育政策にとっては、外生的な環境の変化であった。こうした外部環境の変化をも助けとして、「標準法の世界」は、「面の平等」を生み出していく。
苅谷剛彦「教育と平等」
2008-08-12
はその義家当選ネタ集積から2年という敗戦記念日。あとは中西教授の環境省≒徳育省じゃないのという皮肉。
2008-08-13
は日本の水道水は安全かつ美味しいので飲みましょうという水資源関連。
2008-08-14
のブラジルの人種問題(受け入れられ続けるか、あるいはアフリカのような歴史的・経済的人種憎悪を押さえ込めるか)は今後ブラジルがアメリカのような大国になれるかの試金石となる予感。あと燕は反則(´Д⊂ヽウェェェン(燕を見るたびにこの話を思い出してウルウルしちゃいます)
【金曜討論】外見で不合格はダメ? 義家弘介氏、尾木直樹氏
--落とされた生徒は
「私は北星学園余市高で教師をしていたが、入れた子供は何としても卒業させたかった。だから、態度が悪い受験生には『来年、もう一回受けに来なさい』と言っていた。それは全然遠回りではない。外見そのものよりも、覚悟があるかどうかの問題だ」
北星余市のその「寛大さ」が何に基づいているかはまさに同人誌の対談で考察したテーマの一つです。端的に理解したところを記すと親御さんがお財布です。
--公立校はどんな生徒でも受け入れるべきだという考えは
「苦労を知らない人のきれいごとだ。私が“ヤンキー”当時に、同じことを言ってくれるのかと問いたい。しかし、実際には、そうしたきれいごとを言う人たちが私を学校から切った。切られても仕方がなかったが、その現実を私は退学で学んだ。だったら受験で学ばせてくれた方がよかった。不合格は履歴書に残らないが、中退は永遠について回る。私が知る限り、中退を重荷と感じていない者はいない」
義家が学校から切られたのは副業に勤しんだからじゃないか、それこそ奇麗事にするなヽ(`Д´)ノ <プンプン! というのもさておき、義家の今日の地位は過去の脚色と、後ろ足で砂引っ掛けでその時、その場の立場限定で奇麗事を臆面もなしゃーしゃーと述べることによって築かれたもののくせに。更に言えば、北星余市に通わせてもらったということが相対的に義家の苦労を知らなさぶりを炙り出します。
--教師加配を県に求めるなど、他に手段があったとの声も
「加配を切り札のように言う人がいるが、教師が多ければ生徒の問題が解決するわけではない。困難校への異動は嫌がられ、嫌々来た教師が100人いても学校は立て直せない。子供は大人の欺瞞(ぎまん)を見抜いている。たとえ5人でも、志を共有して校長の下で一致団結する教師が生徒に向き合った方がいい。今回の一連の処分は、そうした教師に『われわれは無力だ』と思わせてしまったのではないか。生徒でも教師でも、一生懸命頑張っている人間を失望させてはならない」(MSN産経 2009.7.24 07:56)
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` ̄了、 i! 川.川|
_」. \ | j| 川|ト、
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ネゴトワ・ネティエ[Negtva Netie]
(ルーマニア.1935~54)
苅谷教授の新刊を三万遍読み上げろよ!この手の分かったような戯れ言は本当に腹が立つわ。こういうココロ言説こそが日本の教育を壊しています。
プリンスホテルに3億円支払い命令 日教組集会使用拒否で
>河野清孝裁判長はプリンス側に請求通り約3億円の支払いと全国紙5紙への謝罪広告掲載を命じた。判決によると、日教組は平成19年5月、グランドプリンスホテル新高輪と使用申し込み契約を結んだが、プリンス側は同年11月に契約を解除した。日教組は会場の使用を求めて仮処分申請し昨年1月に東京高裁が会場使用を認める決定を出したがプリンス側は従わなかった。(MSN産経 2009.7.28 15:03)
義家辺りが日教組の権力の強大さを示す事例とかで持ち上げそうだから、先に潰しておくけれど、どう見てもこんな懲罰的判決は東京高裁さまに従わなかったからでしょうが。
主要私大13校最新決算、大学の資産運用が転機に、評価損計上が続出!
>関東、関西の主要私立13大学を経営する学校法人の2008年度決算が出そろった。金融市場混乱の影響が注目される有価証券の運用に関しては、簿価に対して一定価格以上下落した有価証券について、損益計算書上の評価損計上を迫られた。その金額は、慶應大の約170億円を筆頭に、上智大(評価損中心に90億円)や青山学院大(評価損中心に56億円)の順に損失計上額が大きかった。また、損益計算書上の損失計上がなくても、バランスシートに含み損を抱える大学も続出。09年3月末時点の有価証券の含み損は、慶應大の365億円が最大で、次いで中央大(同51億円)、関西学院大(同29億円)など。いずれも08年3月末と比べ、含み損が拡大した。(東洋経済 09/07/06 | 07:00)
メモしていた大学財務状況 に留まらない良い資料なので(。'(ェ)'。)φメモメモしておきます。資産はどれぐらい昔に大学が出来たか(要は土地をいかに安く仕入れたか)と、大学のランキング=授業・受験料(+αとしての寄付)ですからね。
55 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/07/06(月) 22:11:38 ID:iu5QpH3u
日大と明大以外経済教える資格無いなw
60 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/07/07(火) 02:37:58 ID:4OzIRDw+
竹中教授のコメントマダー(・∀・ )っ/凵 ⌒☆チンチン
94 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/07/11(土) 22:56:40 ID:nwshuaP3
※大学授業料の比較(入学金+4年間授業料+施設費他)
慶応[文系412万円、理系606万円]←但し医薬除く
明治[文系408万円、理系629万円]←任意寄付別途
青学[文系425万円、理系610万円]
立教[文系408万円、理系577万円]←任意寄付別途
中央[文系372万円、理系577万円]
法政[文系419万円、理系607万円]←任意寄付別途
日大[文系362万円、理系498万円]←芸術、医歯獣薬除く
東洋[文系391万円、理系553万円]
駒沢[文系383万円、理系---万円]
専修[文系387万円、理系---万円]←任意寄付別途
芝工[文系---万円、理系595万円]
東理[文系423万円、理系480万円]←留年率高
任意寄付別途というのが笑えますw(強制寄付というのは言語矛盾だと思う)
私大の4割が赤字…10年で4倍、222校
>事業団によると、全国の私大589校のうち、これまでに同事業団の調査に回答を寄せたのは前年度より3校減の569校。この中で、借り入れ以外の収入から支出を引いた「帰属収支差額」が赤字の私大は、28校増の222校だった。私大全体の収支が悪化し始めた1997年度と比較すると、425校から1・3倍だったのに対し、赤字私大は48校から4・6倍に膨らんでいる。
>一方、赤字私大の55%にあたる123校は学生数1000人未満の小規模校だったほか、7割は東京、大阪、愛知以外の地域にあり、地方の小規模校ほど経営的に厳しい実情も裏付けられた。(2009年8月6日14時59分 読売新聞)
地方弱小の生き残り策というか足掻きの一つの事例が北星余市でふ。
大学への予算配分に成果主義 財務省、研究実績など重視
>財務省によると、08年度は全国の私立大学の47%で定員割れが起きた。少子化の影響で、98年の8%、03年度の28%から急増している。また国公立大学を含め、推薦やAO入試が増えたこともあり、大学生の学力低下が指摘されている。35大学で調査したところ、国立大の6%、私立大の20%の学生の英語、国語、数学の基礎学力が中学生レベル以下だったという。財務省は今後、文部科学省や各大学に、入試のあり方の見直しのほか、大学数や入学定員を少子化に見合う規模に縮小するよう求める。また、大学や学部、研究ごとに厳格な目標を設定し、成果に応じた予算配分を目指す。「基礎的運営費」などすべての大学に交付してきた予算は比率を下げる考えだ。(朝日新聞 2009年5月15日23時35分)
少子(高齢)化という人口動態と、財政事情という二つの要素から目を逸らしてはいけません。「学力低下」やら「生きる力」やら「道徳」やらが必要以上に言挙げされた際には特に立ち返って考えないと、それこそ義家や半径3m社会学者連中と同レベルに堕ちちゃうぞ!
教育資源の配分の仕組み全体は、過去からの慣性から逃れることはなかった。しかも、こうした仕組みを暗黙裡に残したからこそ、大きな資源配分の構造を枠付けている慣性にしたがっていけば、逆進的な教育資源の配分の仕組みを、累進的な仕組みへと、スムーズに変えていくことができたのである。こうして、教育資源配分の仕組みが、大きな政治的選択に関わる議論を経ずとも、言い換えれば、強い意志の力によって、原理原則を変えようとする路線選択の機会を経ずとも、より平等な仕組みに転換できたところに、標準法の世界の「思わざる結果」があった。その証拠に、こうした論考を通じて明らかにするまで、私たち――おそらくは当の政策担当者や政治家を含め――は、日本の義務教育の資源配分の仕組みが1970年代にその意味を
大きく変えたことにさえ気づかずにいられたのである。
パーヘッドの世界で同様の事態を生み出そうとすれば、財政の仕組みや原則を変えようとする強い意志の力がなければできないことだろう。その意味で、これは画期的な変化であった。しかも、その画期は、日本では気づかれることさえなかった。変化への無知は暗黙の支持を意味した。政策選択のイシューとなることはなく、累進的な資源配分の仕組みを生み出す仕掛けが働いた。こうして戦後の日本では、知られざる「静かな革命」が教育機会の平等に向け作動したのである。
苅谷剛彦「教育と平等」
以下 アニメ感想
「亡念のザムド」第17話
主人公が休んでいる間にヒロイン2人の物語が動き始めました。それもそれぞれ妹がスパイスというか対決という同一課題を抱えて、主人公の下にどちらが駆けつけられるか。
「狼と香辛料」第5話
最後は甘々解決。
「青い花」第6話
家族全員百合に理解あり(それどころか一線がどうとかの会話まで)の状況と、二人の状況がこう微妙にマッチして面白い話になっています。
「タイタニア」第17話
タイタニアの敵はタイタニアというオチになりそうですな。
「化物語」第6話
総集編。
「涼宮ハルヒの憂鬱」第19話
あっさりエンドレスエイトが終わった、なんという道徳的展開。きちんと夏休みの宿題を終えましょうという結論でした(嘘) とりあえずアニメ史に残ること確実な伝説をリアルタイムで見れたことを良い思い出といたしますか。
「CANAAN」第6話
テロ始まる。
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- ▲レビューはAmazonを見ていただくとして、苅谷教授という最高の人材がまもなく日本を離れる悲しみを共有しましょう。良い妄想は、いくら国内で正論を吐いても政策に反映されないので、オクスフォードという最高の権威の名の下に遠回りなようで海外輸入言説をありがたがる日本の風潮を利用しようとしているというのはどうでしょうか?