「遥かなる時空の中で」第9話
初めての前後編なんだけど、後編への期待はほとんどなし。とにかく最後、断髪すらしていないけれど僧の身分らしき人が弾いて終了(しかもエンディングにはキャラソング付きかな?)と、想像力に乏しすぎて他の展開は思いつきません。元々、話の展開でどきどきさせるのではなく、侍らせている者たちの直球をいかに楽しむかという作品なので間違ってはいませんけどね。あれだけ熱心にアプローチしても天真君は残念賞。今作においては攻略ルートを外れているみたいなのでただの道化です。
子天狗のコーナーは他のミニキャラも投入しかなり本気みたいです。
「巌窟王」第9話
・フランツの想いが痛いほど伝わってきました。
・アルベールせっかく前回ヴァランティーヌはフランツが好きと気付いたのに今回の言動は不可解。両想いの人を結ばせたいという気持ちは分かるがどうしてマクシミリアンとヴァランティーヌなんだろう?むしろフランツにヴァランティーヌを好きになるよう説得するほうが筋じゃないの。
・フランツ、巌窟王というキーワード入手(反応を見ると「巌窟王」は闇の住人以外にも知れている存在なのか?)
・額の紋様は悪魔との契約の証かも(共生させることで人外の能力を得る代わりに寿命が削られる?)
・ヴァランティーヌは毒に対してかなりの耐性(氷で薄まったものを飲んだアルベールは倒れ、執事は即死)、前々から盛られているうちについた特殊技能かも
・エロイーズの伯爵に対する科白から察するに、主席判事とヴィクトリアの関係も既知か?
・ヴィルフォール邸で毒を直接盛ったのは子供(エロイーズが仕組んだことは確かとしても犯行時には伯爵邸にいたはず、その後の描写では薬物園に戻っているが)
・再度のカヴァルカンディの挑発もアルベールにはあまり効き目なし
・伯爵がカーニバルで救った雑魚を使って主席判事をつけさせているが、主席判事が雇った密偵はそのことに気付いている(=鼠の発言)
・今日のナディア(35話)は偶然にも絵コンテに前田真宏監督、作画に合田浩章氏が参加していた。このアニメは真ん中の20話ぐらい除いて13話で構成していたら面白い作品になっていたと思うんだけれど。
今回の話は故郷を求めて視聴者の気が遠くなるほど旅してきたけれど、結局そこは廃墟であまり意味がなくて、ただ碑文から正確な誕生日を知ることが出来たことが唯一の収穫だった。グランディスの指輪の昔話のように、「もの」そのものよりも人間関係こそが大事という話。
ただ投身自殺は唐突感がぬぐえない。その後の誕生日祝いと重ねてナディアの生と死(再生)を模しているのかもしれないけれど、むしろ元ネタのラピュタまんまのシーンの印象が強いので台無し。