月に村雲、花に風 | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

発熱地帯さま『リアルタイム3DCGは「アニメ」から「特撮」へ』 がとても面白い(コメント欄の荒らしの跋扈は何なんだ)。1年半前の記事だそうだが今でもまったく色褪せていない普遍的な考察となっている。映画とゲームの融合と一時盛んに言われていた時期もあったが既にその地点は通過した。ゲームとしての特性をいかに技術革新のなかで活かしていくか、現実と虚構の混同などと事あるごとにほざく輩は虚構すら理解していない。

>どこまで「現実」に近づいていくのか?
完全なシミュレータ世界であろうか?
いや、そこまではいかない。

>何故なら「現実」では面白くないからだ。
そこで半分「現実」で半分「嘘」の世界になる。
一言でいえば「特撮」である。
(中略)
>仕掛けはするが、描きはしない。
そういう世界になっていく。
技術的なキーワードは、物理と自動生成である。
この2つによって、リアルタイムCGは「アニメ」から「特撮」へと進化する。


以下 アニメ感想

「アルティメットガール」第10話

もうこれ最後まで作画は回復しないものと確信しました(DVD販売用修正に資源を集中しているのでしょう)。ただ話自体はおばかなのりが戻ってきています。ヴィヴィアンはシルクの後押しに徹してつまらない(正体ばらした辺り無難にまこととくっついて終了ですか…)ので、古谷氏の持ちネタ、言葉責めセクハラを楽しめば無問題。

ギャオス型怪獣「無修正」との対決シーンではどう見ても貧乳に見えませんでした。


「まほらば」第10話

OPの挨拶が小島まん…バリエーション豊富だな~、よっぽど製作にゆとりがあることが窺えます(「月詠」という資源配分の出来ていない作品があるだけに余計際立ちます)。しかし梢ちゃんと白鳥君の初々しさは何なんだもう!見ているこちらも一緒に赤面してしまうよ(ベターっとしてシンプルなキャラデザが引き立てているのかも)。

今回白鳥君と梢ちゃんの過去話(少なくとも単行本の段階では梢ちゃんは会ったことを覚えているのに白鳥君は覚えていないことについてしっかりと過去を回想したシーンはありません)が挟まれています、きちんとアニメはアニメで話の決着をつけるという意思表示ということで更に期待度UP!