「ガラスの仮面」第1話
なんて例えればいいのか分からないけれど、始終流されるナレーションと一昔前のキャラデザのアニメ(←作画自体は安定していますが)に激しく違和感を覚えたのはおそらく私だけではないはず。
う~ん、どうしてだろう?第1話では「幸楽」で繰り広げられる人間ドラマで終わり、人離れしたスポコン演劇へののめりこみがそれほど(冬の海に飛び込むあたりで充分とも思われるかもしれませんが、長い、長い原作の中ではこの程度では)描かれていないからかな?見ていてすーっと冷めて遠くから鑑賞している私がいます。
「攻殻機動隊SAC2」第1話
ストーリーコンセプトが押井守監督ということで見ることにしたんですが、第1話からはその息吹を感じられませんでした(むしろ御伽草子の最終話の方が←しつこい)。ただ、押井氏がインタヴューで「イノセント」が一般受けしなかった理由について美少女(=草薙素子)を中心にしなかったのが敗因だと気付いたというようなことを述べていたこともあり、表向き美少女アニメを装いつつ何を語りかけてくるかという点に注視しないと(そもそもそのことに気付いたのとこのアニメに携わったのとどちらが先であるかによるけれど)。
移民受け入れ問題に絡めて、治安の悪化、失業率上昇からくる国民世論の吹き上がりに対するガス抜きとそこそこ生々しいテーマですけれど、これはきっとフェイクと私のゴーストが囁いています。
今後の首相(@榊原良子さまのお声は相変わらず素敵です)の活躍を期待。
イノセンス評は→http://newmoon1.bblog.jp/entry/132945/
「いちご100%」第1話
事前情報がほとんどなかったのでその製作状況に対して不安で一杯だったのですけれど第1話に限ればフルに外注入っている陣容とはいえ杞憂で済みました(1クールだけなのだからなんとか耐え切ってください、そこそこの出来であれば目を瞑ってDVD買いますから…)。
ストーリーといえるようなご大層ものはもともとないので、感想は「能登可愛いよ能登」ああもう恥ずかしいなってことで。きっと連載先が少女漫画のままならばここまでの思い入れは生じなかっただろうけれど、新たな可能性として少年漫画に送り込まれた尖兵、拠点と思っているからだろうなー。
「ムシキング」第1話
脚本;吉田玲子
監督・絵コンテ・演出;山内重保
実力のあるスタッフが揃っているだけあってこれまた事前期待を裏切らない出来で大満足♥ しかもスポンサーが日本のみならず世界展開を目論んでいるだけあって低年齢向けとは思えないほど作画にもお金かかっています。
話もまさに昔の名作ものです。母親を助けるために父親との再会を果たすための旅を通して主人公の成長物語が丁寧に描かれていくのでしょう。販促用としてリアルに虫を描くのは致し方ないとしてもちょっとCGはそぐわないかな?それにしてもまさかゴキブリは出てきませんよね?