先日
メモした韓国の性犯罪者に対する監視強化の動向について、今日(正確には昨日)のバンキシャで音声認識システムの紹介を行っていた。事前に声紋を登録しておき、夜になると家に何度も電話があり(番組中では一晩で3回)その度に照合、一致しなかったり、何度かかけて連絡がとれない場合。コンピュータではなく監視員が直接かけるというもの。その実効性はというと、4%の再犯率の低下に繋がったらしい。この成果を高いと見るか低いと見るかはまあね…。低いと感じたからこそのGPSであり、夜間外出禁止だと思いますが。
安全教育を学習指導要領に 事件多発で文科相検討指示
>タウンミーティングでは、パネリストの小宮信夫(こみや・のぶお)立正大助教授が、安全教育が必修となるよう学習指導要領に位置付ける必要性を指摘。これを受ける形で、小坂文科相は会見で「子ども自身が危機回避能力を身に付けるのが必要な時代となってきた」と述べ、指導要領への盛り込みを前向きに検討する姿勢を示した。
小宮先生の犯罪予防重視の原因論から機会論へという言説は説得力があるだけにじりじりと浸透していくことになるのでしょうね。その結果、非常に息苦しい社会がもたらされる危険性があるとしても…。まあ大都市に住まう人間はすぐにどうこうということは感じないでしょう。
「少年は重い刑に」が25% 最高裁司法研修所が調査
>調査は2009年春までに導入される裁判員制度に向け、量刑の「市民感覚」を探るため実施。全国8都市の市民1000人と刑事裁判官766人が対象となった。
>殺人事件を素材とし、39の量刑ポイントについて意見を聞いたところ、違いがはっきり分かれたのは少年事件。裁判官は「軽くする」が90%を超え「重く」はゼロだったが、市民は約半数が「どちらでもない」を、25・4%もの人が「重く」を選択した。将来の更生のため刑を軽くするなどの配慮がある少年法を前提とした「裁判官の常識」が通用しないことが浮き彫りになった。
この辺り、少年法におけるパターナリズムと対審制の天秤が傾く過程を戦前から現代に至るまで学部時代に習った森田教授の講義をぼんやりと思い出しました。しかし、昨今の報道やら蔓延る言説をみると市民の25.4%という数字の低さが逆に意外に感じられましたよ。
米「愛国者法」、ゲームに-モノポリーのパロディー
>「(キューバの)グアンタナモ米海軍基地の収容施設に直行」「各プレーヤーの市民権カードを1枚ずつはく奪」-。資産獲得を競う人気ボードゲーム「モノポリー」のパロディーで、市民権を懸けて競い合うゲーム「愛国者法」がインターネット上で公開され、話題になっている。AP通信が19日伝えた。
>プレーヤーはまず「人種」「宗教」「政治的信条」など、ゲーム上のプロフィルを決めてスタート。白人やキリスト教徒は市民権カードを多く受け取ることができ、アラブ系やイスラム教徒となればカードが少ないという差別的な内容になっている。その後は「連邦捜査局(FBI)が尋問要求、1回休み」「盗聴を担当する国家安全保障局(NSA)の監視下に置かれた。六コマ戻れ」などと書かれたカードを引きながらゲームを進め、最後まで市民権を守ることができた人が勝ちという。
モノポリーは高校時代に嵌っていただけに大笑い♪こんなのアラブ系、イスラム教徒のプレイヤーは勝ち目ないよ!日本語版作られたら欲しいな…。
パレスチナに食糧支援 ハマス勝利後初の決定
>政府は17日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)と世界食糧計画(WFP)を通じ、パレスチナ難民らに計6億6000万円の食糧援助を行うことを決めた。今年1月にパレスチナ評議会選挙でイスラム原理主義組織ハマスが第一党になって以来、新規の援助決定は初めて。
これで 先日
メモしたニュースを裏付けることができましたね。こうやって少しでも対日感情を良化させることがテロリスクを軽減させることに繋がると考えれば安いものではないでしょうか?
以下 アニメ感想
「Fate stay night」第11話
慎二が士郎に脅されて術を解除する瞬間、ライダーがちっと舌打ちする描写は良かった…。ただ相変わらずサーヴァント同士の近接戦がスピード感がないというか、どうして動かさないのかせっかく作画にお金かけているんだから、なんとかならないのもうじれったいなー(絵コンテ・演出で解決できる問題)。
士郎の魔術師としての能力が強化ではなく、投影であることが凛に判明…って凛ルートの士郎にかかる部分は取りこむんだね。
「ノエイン」第22話
脚本;佐藤和治
絵コンテ;渡辺信一郎
作画監督・原画;うつのみや理・高橋裕一・入江篤
演出;菊池康仁
いつも通りの神回♪ (どんどんスタッフが豪華になっていくのはそれだけ魅力ある作品だからなのでしょうね)でも今回は作画よりも脚本の凄さが勝っていると思いますが)
不幸の連鎖…ありうる可能世界の中での悲惨な未来図。そして肉腫による足切断を除けばリアルに充分に想定内の出来事(特に不思議少女系のミホはね)のような気がするだけに迫力がある。
ユウとカラスの会話、物理的距離と心理的距離が比例する設定はファンタジーではよくあるものだけれど、時空干渉と組み合わせてユウがきちんと成長している様を表していくのが凄すぎる…。ユウとハルカの絆が、ユウとイサミ→アイ、アトリ→ミホへと干渉するさまに感動してしまったよ。・゚・(ノД`)・゚・
「ふしぎ星の☆ふたご姫」第50話
新シリーズもこの調子なら早々に切ります(来期の新番数を考えるとばさばさ切らないと死んでしまいます)。対象年齢があまりにも違いすぎるというか(マイメロやアニマル横町のようにメインターゲット以外の人も楽しめるしかけがない)、早送りでみてちょうどいい。
「地獄少女」は都議会中継なんかで休止ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン!いっぺん死んでしまえ!
- Sanzo-さんこんばんわ。仰るとおりたまに苛立つこともありますが、基本的に事を荒げないように宗主国の顔色を窺いながらも平和国家という建前を本音であるかのように装い自由貿易の果実をふるに享受しとおした90年代までの外交は素晴らしかったと思います。
昨今の外交は国内向け(あるいは個人の心情の発露)パフォーマンスであって外交ではないとか書くと叩かれるんでしょうねorz - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2006/03/20 23:32
- このどっちつかずのやりかたが、日本の外交の真骨頂だと思うのは私だけでしょうか。結構、私は、政府と外務省を評価しています。いい国にしてくれたと思うんですがね~。馬鹿にされているくらいがちょうどいいと思っています。(実利だけいただきますが)
- commented by Sanzo-
- posted at 2006/03/20 21:18