2005/12/31
メモしたニュースに関連して新刊漫画感想はもうしばらく休止します(…現在ちょっと漫画を読みたいという意欲が乏しくて)。ただオタ関連ニュースは溜まっているので吐き出してメモしておきます。あと、アメリカのパラサイトシングルニュースは今となっては懐かしい。当時のパラサイトシングルには責任放棄しているけれど羨ましいといった余裕を感じられたけれど、今やニート、貧困という重石が容赦なく圧し掛かった言説がメインですからね。
ホワイトカラー・エグゼンプション導入へ…反対押し切り結論
>労働者側の委員は「長時間労働を助長する」と最後まで反対したが、押し切られる形での結論。報告を受け、厚労省は労働基準法の改正案を来年の通常国会に提出する方針だ。
>報告書によると、、エグゼンプションを「自由度の高い働き方にふさわしい制度」と規定。管理職手前にふさわしい年収のほか〈1〉労働時間で成果を評価できない業務〈2〉重要な権限と責任を伴う地位―などを対象者の要件とした。健康確保のため週2日分以上の休日確保を企業に義務付け、違反した場合は罰則を科すとした。
◆ホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外) 1日8時間、週40時間の労働時間規制が適用されず、働く時間の自己裁量が広がる代わりに、残業代が支払われない制度。もともとは米国の労働時間制度の一つで「管理や運営、企画などの仕事をする労働者を対象とした適用除外」との意味で使われている。(2006年12月27日 スポーツ報知)
所得半減計画~パンがなければケーキも捨てればいいじゃない~
として懸念をメモしたばかりですが、そのまま導入のタイムスケジュールが上梓されました'`,、'`,、'`,、('∀`)'`,、'`,、'`,、 自由と言う名の強制残業が横行する図は火を見るより明らか…今こそ共産党の財界重視の政治批判が必要とされている。
名張毒ぶどう酒事件 奥西死刑囚再審取り消し 地元「正しい判断」
>名張市中心部から北西に約五キロ。奈良県と県境の静かな集落、葛尾地区が事件の舞台だった。事件当時は十八世帯約百人、現在十六世帯五十三人が暮らす小さな地区で、「犯人が別にいるわけがない」との意識は根強い。
>「日本の裁判所は正しい判断を下した。事件後、住民が徹底的に調べられ、勝しかいないと確定したから、今回の取り消しは確信していた」と納得の表情。さらに「勝は生きたいために無実を訴えているだけ。何度やっても同じこと」と口調を強めた。
>「事件にかかわった人も年を取って少なくなった。犯人は決まってる。もう忘れたい」と話した。(伊勢新聞 2006/12/27)
先日
判決理由要旨をメモしたばかりですが、これが「犯罪不安社会」の行き着く先として第三章で描かれた図をそのままなぞるものでしょ。地域社会から分かりやすい不審者を排除し続ける中で、犯人が分からない犯罪が起きたときにどうなるか…。誰かを早々にスケープゴートにしないと安心できない社会。それはそうです、異物を徹底的に取り除いて安心を手に入れたはずなのにね!犯罪は統計的に確率問題としてどんな社会でもあるものだということを許容できないんですから。まあ、こんな閉鎖社会はいずれ山入のように少子高齢化で消失すると再三述べていることを裏づけするように既に住人が半減しているというのは年末にふさわしい素敵なニュースですね。
10万円超は窓口経由・本人確認
>来年1月から、銀行などの現金自動預払機(ATM)を使って10万円を超す現金の振り込みができなくなる。窓口で振り込む際には、本人確認をできる運転免許証などの提示を求められる。
>10万円を超す現金は、窓口経由の振り込みに限られ、免許証、健康保険証、パスポートなどで振込人の名義と同一人物か本人確認の手続きを踏む。偽名口座を使ったマネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金への対策を強化するためだ。
>ただし、混雑に拍車がかかる恐れがあり、大手銀行は「キャッシュカードを使ってATMから振り込んでほしい。その方が手数料も安い」と呼び掛けている。
銀行は手数料で稼ぐとともに人件費を抑制したいと考えているわけだから痛し痒しかな?上限があるため何度も振り込んでくれればその分手数料は稼げるが、窓口利用者が増えれば行員を増やさざるを得なくなる…ネット専業銀行ってどうするんだろうとかふと思いました(年末なので調べる気ないけれど)?
Economics Lovers Liveさま「2006年経済系ブログ事件簿」
にあがっているようなものは最初の方は楽しく拝見させてもらっていましたが、後半のものになればなるほど関心が薄れちゃったかな…なんか生産的(より知が深まるとか、提案が精緻化される)ではなくて、批判のための批判が多くなったような印象。
“ポストBRICs”南アフリカが抱える悩み
>「VISTA」(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)の一角として注目される南アフリカ共和国では、エイズ(後天性免疫不全症候群)の問題が深刻化しています。
>現在、エイズ感染は世界各地で急速な勢いで広がっていますが、感染者の分布には地域的な偏りがあります。感染者が集中するのは、サハラ砂漠以南のアフリカ地域。全世界のHIV(エイズウィルス)感染者は2005年時点で3860万人ですが、全感染者の63.5%、人数にして2450万人がサハラ砂漠以南のアフリカ地域に集中しています。そして、サハラ以南の地域でHIVの感染者が最も多いのが南アフリカなのです。国連合同エイズ計画の推計によると、同国における2005年のHIV感染者数は550万人に達し、2003年時点(530万人)と比べて20万人も増加しました。2005年の15~49歳人口の実に18.8%がHIVに感染している計算になります。
エイズを克服したニュータイプマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチンというのは不謹慎なのでさておき、何より対策として貧困が問題というのは先にもメモした山形浩生 の「経済のトリセツ」 「女性の論理」でエイズの話は変わるか?
で。
>南アフリカでは、宗教上の問題もあってエイズ予防・対策が十分ではありません。エイズ感染予防としてはコンドームなどの避妊具の使用が有効と言われていますが、保守的なカトリック司教会は、コンドームの使用に反対しています。
コンドームの使用も避妊も堕胎もだめってまさに産めよ殖やせよを地でいっているんですね…キリスト教∩( ・ω・)∩ ばんじゃーい、メリークリスマス♪(意味なし、時期外れ)
以下 アニメ感想(もなにも一本だけだけど)
「ショートDEアニメ魂」第1話
ソニーの勘違いしたデジハリ?のやつはまったく面白くなかったけれど(アップルシードを放映していたのを見たときの感覚に近い。カッコイイだろという制作者の意識は画面から痛いほどに伝わるけれど、見ているこちらはどんどん冷めていくみたいな)、「猫ラーメン」と「花山院ですが何か?」が面白かった。フロッグマンショーに近い手作り感覚とギャグの組み合わせがつぼだった。ギャグ作品に関してはこれくらいのチープ感を漂わせた(動かさない、キャラデザがシンプル、線が荒い、わざとかもしれないけれど声が篭っている…など)方がむしろ笑えるみたい。