アウフヘーヴェンⅡ~舞HiME~ | あざみの効用

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或いは共生新党残党が棲まう地

以前の記事であるアウフヘーヴェン を具体化しつつもネタとして昇華している素晴らしい例を拾っておきました。

>『真の意味での闊達さ、明朗とは安定した形式そのものによってではなく、生命の根底にとぐろを巻く不定型で不確実なものと直面し続ける勇気によってこそもたらされる。』

                       ニーチェ「悲劇の誕生」

4月17日関連リンクのみ追加

「矛盾」を弁護するへりくつ集「詭弁(きべん)をろうして、「盾と矛を売る楚の人」を何とか弁護する。」

「高階論理」「確率的」「対消滅」「正統的論理学」と数々の正・し・い弁護の数々をあなたは目にするでしょう。ただし個人的には、友人、知人相手に本気でこれらの論理を使うことはお勧めしません。


もう一つは「舞HiME」関連のスレで見つけたもの(有意義な議論を不可能にするパターンの具体例つきかな?)

追記;詭弁の特徴のガイドライン ←元ネタ!

564 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:05/03/10 21:20:37 ID:BP+iurhi

01:事実に対して仮定を持ち出す
「でも、アンタも思ってんじゃない? 私は可哀想です~、ってさァ?」

02:ごくまれな反例をとりあげる
「あんな、スケベで優柔不断で鈍感で、嫌味で皮肉屋気取りのモミアゲ男のことなんかっ!そりゃ、なんか時々優しいっぽいとこもないわけじゃないですけどぉ……」

03:自分に有利な将来像を予想する
「そして、ぶぶ漬け女を蹴落とした後に、私が生徒会長の座にィッ!」

04:主観で決め付ける
「軟弱! 男が料理なんざしやがって!」

05:資料を示さず自論が支持されていると思わせる
「さぁ、共に祈りましょう。そうすれば、熱く滾る青春の情動に惑わされ、在りもしない物を見たりする事も無くなります」

06:一見関係ありそうで関係ない話を始める
「ちなみに私はぢゅうななさいよ」

07:陰謀であると力説する
「一番地め……」

08:知能障害を起こす
「えへへ……どうかな、カズくんの為におしゃれしたんだ……」

09:自分の見解を述べずに人格批判をする
「酷いのはどちらでしょうか? 炎凪」

10:ありえない解決策を図る
「うちはなつきが好きどす。だから──なつきを傷つけるモノは、誰であろうと容赦しまへん」

11:レッテル貼りをする
「舞衣さんの裏切り者ッ!」

12:決着した話を経緯を無視して蒸し返す
「やっぱり黎人は兄上みたいだ! ん!」

13:勝利宣言をする
「メイドの嗜みです♥」

14:細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる
「まるで我々執行部を象徴するかのようだわっ!」
「……嘲笑、じゃない?」

15:新しい概念が全て正しいのだとミスリードする
「全ては、シアーズの黄金期の為に」

566 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:05/03/10 21:21:20 ID:BP+iurhi

16:さも当然のように未決着事項を前提にする。
「貴女を最強のHiMEに」「黒曜の君、僕は君に取って代わる」

17:論点をすりかえる。
「頑張れってさ、言うのも言われるのも無責任なんだよな。それに、お前、もう十分頑張ってんだろ」

18:相手に譲歩したと見せかけながら、自分の意見を押しつける。
「お姉ちゃん、もう無理しなくていいよ」

19:条件の包含関係を間違える
「ごめんね、舞衣さん。君の気持ちも考えないで」

20:全てか無かで途中を認めないか、あえて無視する。
「イナク……ナッチャエ……」

21:勝手に極論化して、結論の正当性に疑問を呈する。
「二三さん、これから私がすることは間違っているのでしょうか?」

22:自分で話をずらしておいて、「話をずらすな」と相手を批難する。
「話を逸らすな!」

23:ネタと決めつけて議論を停止させる。
「夢でも見たんじゃない?」

24:嘲笑で優位に立った様に振舞う
「バッカみたい」

25:反論の代わりに詭弁ということにしてすます
「嘘つき」

↑総て具体例の場面が即座に思い浮かぶ人にはとっても説得的な例ばかりでとってもお勉強になります。

過度の一般化、全か無で灰色を許容しない、拡大解釈(過小評価)、レッテル貼りなどは認知科学の分野でも広く認められた障害でもあります。


>『言語は人間的なものである。それはその起源と進歩を我々のまったき自由に負っている。言語は我々の歴史であり、我々の遺産なのである。』

                        フーコー「言葉と物」