光さす庭を切り捨てちょっぴり鬱々としているので、軽い普通の書評めいたもので気晴らし。
平沼赳夫の「宣戦布告」 (著)大下 英治
は現在生き、そして雌伏のときを迎えている政治家の史伝として、また主観と客観的陳述がいりまじった読み物として楽しました。その愚直な生き方に惚れる人もいれば、その融通の利かなさ(とりわけ反小泉の有力統一候補を亀井氏への義理から辞退する下り)に頭を抱えたくなる人もいることでしょう。もちろん当該書物は平沼氏を持ち上げる目的で書かれていることは確かです(キャノンの御手洗氏を応援団として再三取り上げていることからも)。通商産業大臣としての日々(ここが一番面白い)を除くとあとは政争、それも候補者の人間の在り方に主眼をおいたものだらけなのは飽きさせないといえば飽きさせないし読み物として楽しめます。ただせっかく「宣戦布告」と銘打ち、また改憲を初立候補(それも二度落選)から訴え続けているに関わらず勿体ない。
本文中で森氏の総裁選に絡む芝居演技についても触れていますが、この書物の続編として今回の総選挙でもうまく演じきって幕を綺麗に開け、そして敗れ去ったこと(当選はしたとしても)は皮肉な結末です。
非常に自民党らしい政治家であった白川勝彦氏の落選といい、保守政党、民主政党(あえて単純化して言うと右と左)を抱えもつ懐の広さは確実に失われています。それを政策政党の本来あるべき純化として歓迎するか、多様性の喪失を危惧するかは個人の好みの問題ですが。
巨人低迷、ダフ屋直撃 次々“足洗う”?
>ダフ屋を支えていたのは、東京ドームでの巨人戦。1996年にセ・リーグで「メークドラマ」と呼ばれる逆転優勝を果たしたシーズンには、プロ野球をめぐる逮捕者は93人に上った。ところが、長嶋茂雄(ながしま・しげお)監督の勇退(01年)や松井秀喜(まつい・ひでき)選手のメジャー流出(03年)で人気低迷が顕著となり、優勝争いからも遠ざかると、逮捕者も減少の一途に。今年のプロ野球をめぐる逮捕者はわずか4人で、東京での日本シリーズも想定できず、逮捕者の2けた割れはほぼ確実だ。
>人気歌手のコンサートなど大型イベントに活路を見いだすダフ屋もいるが、都内のコンサート会場で通行人に声を掛けていた50代の男は「ネットオークションとか金券ショップの影響もでかいよね。昔に比べりゃ厳しいよ」と苦しい内情を吐露した。
確かにコンサートにいってもだふ屋って見ないな(声優がマイナーなだけとかツッコミ禁止)。ネットオークションやファン倶楽部という流通が整備された結果、チケットなしにとりあえず現地へいって、ダフ屋を使って何とかしようという行動に及ぶファンが減っただけなのかも。
「歴史問題の勉強を」 奥田会長らに温首相
>日本経団連の奥田碩会長と日中経済協会(会長・千速晃新日本製鉄会長)訪中代表団は26日、北京で温家宝・中国首相と会談。奥田会長によると、温首相は小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題について言及しなかったが「(日本は)歴史問題をよく勉強してください」と求めた。
二番煎じで次は「嫌中流」なる本も遠からずでるでしょうね。歴史を勉強しろなる厳命は、前提として相手が歴史を学んでいないことだけど。中国さまはそんなに自国の歴史(天安門事件、チベット侵攻、ベトナム侵攻…諸々)を勉強しているの?とそのままお返しはしないのが経済人の限界であると同時に、このことを国内で大きく伝えないことも含めて大人の対応なのでしょうね。
エアロバキバキ川野くん祭り
ア…アホすぎる、こんな個人情報に対する観念が薄い人間が証券会社に勤めるなんて恐ろしいにも程があります。あとはことがどこまで至るのかそれだけは見守ろうと思います。
以下 アニメ感想
「アクエリオン」第26話(最終話)
脚本;大野木寛・河森正治
絵コンテ;河森正治
演出;菊池康仁
作画監督;藤川太・入江篤←クラウの人だ間違っていました
原画;河森正治・入江篤・菊池康仁
最後は河森節全開、腕力にものをいわせて創世させました。うまく言葉にならないのですがシルヴィアの慈愛に、アポロの勇気に、そして二人の心が重なった瞬間に感動した!!!
最終話直前!監督突撃インタビュー(・l ・)ノ
>「創聖のアクエリオン」作品全体を通じて感じてほしいことは?
多様性。バカも神秘も愛も闇も、あらゆる境界線を踏み越えていくバイタリティーかも。。
>監督にとって『合体』とは?
もちろん爆発だぁ!!!(笑)・・・あらゆるものを、そして宇宙を生み出す神話力。
その高クオリティーな動画でもって今までの訓練や必殺技を次々と画面を飾り、合体も2度、それも最後の合体は男3人のむさ苦しい合体なのも含めて、最後に地球を縫い合わせる画面も含めて存分に満喫させていただきました。GENとリーナが最後まで何者なのか(地球、自然の代行者?)、あるいは創世によって何がどう変わるのかといった些事はどうでもいいことです。合体ロボットものに重要なのは、主人公がいつまでも鬱々していることではなく、ひたすら熱く燃えることであり、それを不自然に思わせない勢いと乗りであるということ。終わってみるとまさに王道を走っていたことに気付かされます。
河森監督に乾杯!!!
右手と左手の狭間にあるものは闇ではなくて、お仏壇の長谷川とか、錬成とかちらっと思い浮かんだ私はorz
「GUN×SWORD」第13話
「アクエリオン」をオンエアで見て興奮冷めやらぬまま見たせいか、ふ~んという感想しか抱けなかった。ロボ爆破とか剣に貫かれた描写もないところから夢が破れると死ぬ、それがヴァンが不死身の肉体をもっている秘密なのかとか、レイは刺し違える覚悟があった割には仲良く手を繋いで悠長な攻撃方法を選択するなとか、ウェンディの旅を続ける動機は結局宙ぶらりんのまるで種死みたいな安っぽい動機だなとか漫然と思って終了。
ああ、最後のヴァンの突き抜けた笑いは迫力あって良かった。
- その通りでございます、クラウ好きを自負していた癖にありえない_| ̄|○
ありがとうございました、これからもお気づきの点がありましたら指摘の程よろしくお願いします。 - commented by 遊鬱
- posted at 2005/10/05 18:49
- ちょっと気になったので、、
クラウの人は入江泰浩さんでございます、、、ハイ、、 - commented by 通りすがりの人
- posted at 2005/10/05 00:26