別に小寺信良氏に粘着するつもりはさらさらないんですけれど、オタク関連ではなんか微妙にひっかかる記事を書くものでつい…ね。
【参考】
http://newmoon1.bblog.jp/entry/150632/
http://newmoon1.bblog.jp/entry/248460/
男は本当にメカメカしいものが好きなのか
>男女の偏見イメージによるマーケティング戦略は、これまでのところ作り手と買い手双方が均等に偏見の呪縛から逃れられていないために、なんとなく上手く回転しているように見える。だがあと5年足らずで、若年層の傾向が全く見えない時代が訪れることになるだろう。
>なぜならば、小学校で性差別根絶教育を叩き込まれた子供達が、ティーンエイジャーに成長するからだ。まさにそういう子供を持つ筆者の目からすると、一時はこの教育法に対して行きすぎを感じたほどだ。それはもはや性差別を無くすというよりも、性差そのものを無くすかのような指導も見受けられたからである。
性差別根絶教育ってなんですか?それともジェンフリを揶揄する目的で触れられるような極端に歪められた例をさしているのでしょうか?性差には生物学的に根ざしたものがあり、そのものを無くすなんて無理ですが、初めに引っかかった際もネオテニー概念に誤りがあったし多分生物学的素養がないんでしょうね。
>さすがにそこまで行くのは問題アリとして、最近は指導が緩やかになってきているが、この学校教育の影響というのは、将来の消費者像に大きな影響を及ぼすであろう。
>例えば筆者の娘などは、赤やピンクといった色に対して、極端な嫌悪感を示す。気持ち悪い、と言うのである。従って選ぶ服やカバンなどは、旧来であれば男の子にあてがわれていたような青・グレー系がほとんどだ。遊びに来る同級生も、似たり寄ったりである。
娘さんの年齢によると思いますが?ある程度おしゃれというものに気を配る年齢に達していたなら、ど派手な原色の服を着るのは今も昔も避けられていたと思います。だからこそピンクハウスといった会社が一種独特のニッチを占め続けているんだと思いますが?一体いつの時代の女性が赤やピンクで着飾って外に出ていたというのでしょう?それこそ少女漫画内の舞踏会で繰り広げられる世界じゃありません?
>一方で男の子は、赤い服を着ることに抵抗がなくなっている。これはヒーローの姿が大抵「赤」だったり、あるいはサッカーなどのユニフォームでも赤が用いられたりすることで、「赤=強さの象徴」といったイメージができあがりつつあるのかも知れない。
おそらく推測するにランドセルの色を念頭に置いているんでしょうね。赤は抵抗がなくなってきているわけではなくてもともとないでしょ。源平とまではいいませんが少なくともさもジェンフリの影響から昨今になって急に赤の抵抗がなくなったかのような記事は不誠実です。
>もっともガンダム世代では、「赤=3倍速い」というイメージはとっくにできあがっていたわけだが、しかし服装にまで赤を持ち込むことはなかった。このあたりにもやはり、性差イメージによる洗脳の姿が垣間見られる。
赤=3倍速いなんてオタクっぽいことを書ける自分に酔っていられるのでしょうか?これまでの記事でたいしてオタクではないことは明らかなだけにお寒い限りです。
>女性だから暖色、男だったら黒かシルバー、といった旧来のセオリーが役に立たない今の子供達は、今後のマーケティング戦略にとってかなりの強敵になってくるだろう。デバイス系市場で数年後にまごつかないために、過去5年ぐらいの子供服の傾向などを調べておくのも、一つの方法かもしれない。
5年といわずファッションにお金をかけられる高度成長以降20年くらい調べられたらいかが?そしてその調査結果をまって記事を書くべきだと思いますよ(ファッションに関して無関心の私でさえこれだけの疑問を抱くんですから)。
で、ここまでは笑える小噺で本題はここから。キッカケは
2月17日発売コンティニュー Vol26
の冒頭記事で業界が新しいレーティング基準を定めるとのニュースを知ったこと。
残虐表現含む家庭用ゲーム、業界が“18禁”表示
>ゲームの業界団体・社団法人「コンピュータエンタテインメント協会」は17日、残虐な表現を含む家庭用ゲームソフトについて、新たに「18歳未満禁止」と表示し、子どもへの販売規制を徹底すると発表した。
>発売済みのソフトもすべて再審査し、一般ソフトと明確に区別する。残虐ゲームは、識者から殺人などの重大な少年事件への影響が指摘され、全国の自治体が規制する動きを見せている。「18歳未満禁止」の表示は東京都が業界に強く求めていた。
>審査はNPO法人に依頼し、具体的には切り落とされた人の手から血が噴き出すなどの映像を含むソフトが「18禁」とされる見通しだ。審査を受け、今年5月以降に出荷されるものについては、メーカーがパッケージに「18歳未満には販売しない」などと明記する。
>また、現在は「18歳以上対象」として販売されている約110作品についても改めて内容を見直し、過度な残虐表現を含むものは5月末までに18歳未満販売禁止対象とする。
( ゚д゚)ポカーン 誤解を招きたくないので再度記しますが、私は業界による自主規制には諸手をあげて賛成です。ただその場合でもあくまでも地方自治体の憲法違反の動きには鉄槌下してしかるべしでしょ?安易に青少年への影響を認めるなんて自殺行為をしてどうするの?配慮したのは空気、青少年ではなくて無知無教養な親側に対する影響でしょ?そこまで露骨に書けないならばせめて社会通念にのっとり、規制を施されるよりはまだましと考えて今回の対策を…といった一文はつけてしかるべきでしょ?そうでないと青少年への影響は既定のものとして今後議論が続けられてしまうでしょうがウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン!
一応 CESAの報道関係資料
も読んだけれどそのようなことちらりとでも触れていない!もはや存在意義ゼロだよ、さっさと解散してしまえ!
ゲーム悪影響論に下された審判
に記したように宗主国では違憲判決連発という事実は無視ですか?やる気なさすぎ、何のために業界団体を組織したんだか本当に理解できない!そのような腑抜けた姿勢をみせているほうがよほど青少年に対して悪影響を及ぼすでしょうに。